塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

色彩が持つ意味合いは何でしょうか

2021-01-18 19:42:51 | 日記
 イタリアには「GTA]「インコテックス」「ロータ」など、トラウザー(雑誌風に言えば男性用パンツ)の仕立てで有名な企業がいくつもあります。

 それはジーパンも同様で「PT05」「ヤコブ・コーエン」などは

 原点であるリーバイスの最大限の敬意を払う
 一方で我々は仕立ての国であるイタリアの利を活かし、ジーンズにもテーラードを採用する

 という形を取っています。

 昨年、僕は「インコテックス」のパンツ、恐らく定価では3万円近くするであろう商品を、中古ですが相当安く仕入れることが出来ました。

 その価格も僕が購入したときは、最初に発見した際よりも半額位値引きされていまして、それは色がサーモンピンクという、男性らしからぬ色だったためと判断しました。

 この色を見た母は

 「何、その芸能人みたいな色」

 と苦虫をつぶしたような表情を見せます。

 僕は昔、青りんご色のゴム引きコートを持っていましたが、それもまた両親からそんな派手な色を着用するなと散々批判され、気に入っていましたが、結局は売却してしまいました。

 簡単にいえば「世間体」でしょうか。

 洋の東西問わず、1900年代前半から中期にかけて生まれた世代は

 男は男らしく、女は女らしく
 桃色や青りんご色などの派手な色は、若い女性が着用するもの
 赤や黄色などの派手な色彩を、年配が着るなんて考えられない

 と考えているに違いありません。

 その固まって窮屈な固定概念を、一方的に押し付けていることを同時に気づいてもいません。

 ですからプーマが「フューチャー6・2」で鮮やかなピンク色のニット素材を用いた光景をみたら、大袈裟な話その場で倒れてしまうかもしれませんね。

 プーマは同時にウルトラで「オレンジ」を採用していますが、それは保守でも革新でもなく、プーマからすればいたって真正直な商品づくりなわけですよ。

 アシックスのメナス4の写真が「フットボール・パーク」で確認できますが、従来のアシックスの枠を超えたその色彩は、まさに確信犯です。

 しかし、ジェンダーや年齢に限らず、窮屈さを押しのけることは本当に意義深いと思えますね。
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ナイキからアディダスへの移籍が相次ぐ中で

2021-01-18 19:22:31 | 日記
 フランス代表アレクサンデル・ラガゼットが、ナイキからアディダスへ契約変更したようです。

 (記事は専門サイト「0014のブログ」より)

 ネイマールはナイキからプーマですが、エムバッペ、カイ・ハベルツなどの伸び盛りの選手たちからは、今でもナイキは圧倒的な支持を得ています。

 スパイクではありませんが、契約するパリ・サンジェルマンとナイキの顔「ジョーダン」との共同デザインが人気のように、企画の面でもさすがナイキ、と思わせる形は多いわけです。

 僕の勝手な推測で申し訳ないのですが、中堅からベテラン選手が相次いてナイキからアディダスへ移籍しているのは

 1・プレデターに代表される、ニット素材と靴ひもなしのデザイン
 2・そのプレデターやF50で復刻版を投入
 3・その復刻版も最新素材とデザインで、今風の形で提供

 というように、ナイキよりも魅力的と考え始めているため、と考えます。

 つまり選手たちは

 アディダスは2020年、2021年の現在に併せた形での発売を強化している
 履き心地やアウトソールの出来栄えが、ナイキを凌駕している

 と判断しているのではないでしょうか。

 プーマがフューチャーで提案しているように、従来の位置でシューレースを通し履き心地を調整するのではなく

 靴紐を自在に結べる形はどうだろうか
 その方が選手たちも楽しいだろうし、何よりデザインの幅が広がるよね

 という考えも面白いと思います。

 アディダスがファレル・ウイリアムズ、スパイクではありませんが2005年のスーパースター35周年記念作品で「キャプテン翼」を用いたように、歌手や漫画を採用する案も選手には魅力的なのでしょう。

 つまり、卓越した技術の中に

 「自由と快適さを面白さが確認できる」

 という点が、アディダスへの移籍を促進させていると僕は勝手に考えています。

 アシックスもメナス3がまもなくメナス4となり、ヒュンメルも改良した新作ヴォラート2を既に販売しています。

 2021年もスパイク競争がし烈のようですよ。
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米国にみられるサラリーキャップから

2021-01-18 18:58:28 | 日記
 米国ではサラリーキャップが浸透しています。

 NFLは特に顕著で、ハード・キャップと指摘されるその制度が厳密を極め、リーグ機構は

 「戦力が均衡している方が、ファンが優勝争いを楽しめる」
 「ポストシーズン争いが過熱し、レギュラーシーズンにも多くの見どころがある」

 と考えています。

 NBAはNFLよりもゆとりのある「ソフト」キャップ、MLBは採用していませんが日本語で「贅沢税」と訳されるラグジュアリー・タックスがあります。

 これはリーグが定める年俸水準を超過したチームから、逸脱分を徴収し他チームに分配するという仕組みでして

 ワールド・シリーズを得るためには質の良い選手をそろえるべきだ
 そのためには贅沢税を支払い、他のチームの強化費用になっても構わない
 有能な選手は高額報酬が当然

 と言うチームも当然あるわけです。

 ただ2015年のカンザスシティ・ロイヤルズが1985年以来、30季ぶりにワールドシリーズで勝利したように、贅沢税が必ずしもワールドシリーズへの近道ではないのですが。

 カンザスシティは地方ですからね。

 イタリアではユヴェントスが9連覇
 ドイツではバイエルンが8連覇

 過去ラトビアではスコント・リガが13連覇と、サッカーでも王者に君臨し続けるクラブがあります。

 楽なのは編集者くらいで、一般のファンはシーズン・チケットホルダーは

 「今年もどうせバイエルンが優勝だろ」
 「ヨーロッパリーグやチャンピオンズ・リーグの出場権が入手できれば良いか」

 と開幕前から盛り上がりに欠けるとすれば、やはり問題ですよね。

 ただサラリーキャップは既にラツイオのように、クラブ独自で採用している事例もありますし、セビージャやアタランタのように独自路線で発展しているクラブもあります。

 それでもリーグ優勝には程遠く、ある意味寡占が続く事態はどこのリーグでもまだまだ変わらないのが実情と言えそうですね。
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