塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

技術が無い人間の一人として

2021-01-03 21:44:02 | 日記
 映画や舞台における脚本、配役、舞台監督をサッカーでいえば

 脚本 戦術
 配役 監督が選ぶ先発選手と交代出場の選手
 舞台監督 クラブ、代表問わず監督、勝敗と成績の全責任を担う

 という意味で、似通っていると最近感じます。

 「逃げるは恥だが役には立つ」があれだけ人気なのは、既に漫画(原作)があることを差し引いても

 主題歌「恋」のヒット
 脚本が練れているうえに、配役が素晴らしい
 台詞に時代背景が適切に盛り込まれている

 という3点があったため、ではないでしょうか。

 僕は初回放送の2016年当時は、放映時間と勤務の兼ね合いでさほど熱心にみてはおらず、最近の再放送でなるほど、人気がでるわけだ、と思ったものです。

 そしてこの年は「プロの独身」という言葉を解説することも、一部の間で行われたようですね。

 僕も44歳、半年後には45歳になりますから、たまたま劇中で飛び出した

 「プロの独身」

 と言う言葉が胸にしみまして調べたら、僕は違いますが案外女性からすると、これらの男性は特別おかしくはないようです。

 その解説文の中に「結婚&恋愛コラム アイ・ヴェリイ」と呼ばれるコラムがあり、そこからある一文を抜粋しますね。

 「もちろん、性経験あるから偉いとかないからダメとかそんなことはありません」
 「プロの独身は平匡自身がそんな自分を揶揄するかのようにつけた、自分自身の肩書です」

 文面はこの通りに並んでいませんが、僕はそんなことないと思いますよ。

 女は男がもたもたしていたり、技術が無い事を嫌うはずです。

 支払いは手間をかけずに
 車のドア開け閉め筆頭に、レディ・ファーストは当然
 支払いは手間をかけるだけでなく、当然男性側が支払う

 最後に関しては、僕もお見合いパーティに参加したことがありますが、男女の価格差は圧倒的で男性側が凄く大きな金額を払います。

 セックスやそこに至るまでの工程を含めて、男性にはとにかく「技術」が必要なのではないかと思います。

 技術が無い男はカットされる、だからではないですが、男性誌「レオン」が雑誌不況の中で創刊20周年を迎え、テクニックを誌面で公開しているのは、僕が無知で技術がないためでしょう。

 レオンは僕のような男性を踏み台に発行部数を維持しているようにさえ感じます。

 サッカーも体力や闘争心は大切ですが、最後に物を言うのは「技術」でしょう。

 クライフがやせ型でもバロンドールを受賞したこと
 小柄なロマーリオがバルセロナで得点王になったこと
 ジダンがレアルでチャンピオンズ・リーグで優勝したこと

 共通している点は、彼らが極めて優れた技術を持つこと、ガッツゥーゾ(彼は自覚していますが)や僕のように技術が無い人間は無駄走りをして女性から笑われてナンボなのでしょうか。
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マテヤ・ケジュマンがPSVでゴールを量産していたころ

2021-01-03 21:25:14 | 日記
 理論や裏付けが何もないので恐縮ですが。

 何となくですがセルビアやクロアチア、スロベニア出身の選手たちがエール・デヴィジで活躍する印象が強い気がしませんか。

 チェルシー、アトレティコ・マドリードでは思うように行きませんでしたが、セルビア代表(当時はセルビア・モンテネグロ代表のマテヤ・ケジュマンは、PSVが誇る絶対的な存在でした。

 アヤックス・アムステルダムの「アヤックス」をアルファベットで表記すると「AJAX」となります。

 英語の発音ならばアヤックスよりも「アジャックス」に近いのではないのでしょうか。

 「J」の発音を「ヤ」と発音するのは、東欧諸国の中でも旧ユーゴ連邦がそうで、彼らは日本はジャパンではなく「ヤ」パンと呼びますよね。

 従って、ケジュマンはオランダで一気に成長したのは、言葉に苦手意識を持つことなく学ぶことができ、同時にサッカーでも違和感を持つことが無かったためと考えたのです。

 旧ユーゴ連邦諸国でスロベニアは冬季競技の方が人気ですが、基本は

 「東欧のブラジル」

 というように、足元に置いたボールを丁寧に扱い、個々の技術と視野が重要視されました。

 イングランドのように縦に早い展開でもなければ、ハードスケジュールでもない
 ドイツのように体力任せでもない
 イタリアのような守備偏重でもない

 オランダは基本、昔から両翼を配置しセンター・フォワードにボールを供給する仕組みが整っていますし、上記3か国のような形では基本、無いわけです。

 ですからセルビアやクロアチアの選手が一番最初に目指しやすい海外リーグなのではないでしょうか。

 勿論、ルカ・モドリッチのように小柄で華奢でもトテナム・スパーズの成長がレアル移籍に繋がったように、僕がケジュマンを見て考えた考察は、ある意味一握りの選手にしか当てはまりません。

 ただ、僕が感じたのは背伸びをして遥か先のリーグでなくとも、自分が今適合するであろうリーグで学ぶ方が多くを球種dけいると感気た次第です。
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松浦弥太郎とイビチャ・オシム

2021-01-03 16:37:42 | 日記
 PHP文庫「今日もていねいに」の101ページの中で、著者の松浦弥太郎は

 「百歩譲ってという言葉がありますが、たかだか百歩ならな、いつでも譲ります。」
 「地球の果てまで歩くのではあるまいし、百歩はすぐそこまでの距離です」

 と僕たちに語り掛けます。

 イビチャ・オシムが日本代表監督時代、僕たちに2点自身の考えを述べたはずです」
 
 「私は侮辱されたと思わない。だから議論しましょう」
 「私は日本のサッカーを日本化します」

 後者の発言は既に答えが出ていますよね。

 そう、移民を受け入れなさいということで、オシムが労働力として受け入れるのではなく、様々な見解を持つ人間が増えることで、僕たちに叡智が生まれる。

 ということを言いたかったのでしょう。

 その際に大事だなのが、松浦さんがおっしゃる「譲る」の精神で、僕も結構簡単に引き下がりますよ。

 つまり、僕は良く思うのですが、どうして皆自分の意見、理にあれだけの自信、合理性と整合性が揃っていると思えるのか、ということです。

 欧州は日本と異なり、宗教戦争、侵略戦争をかなりの数経験し、現代でも紛争が絶えません。

 日本もJリーグが誕生して以降、世界地図を見なければどこに彼の出身国があるのかわからない、という事態もあります。

 彼らには彼らが活きてきた下地がある
 受け入れる僕らが「ここは日本だ」「日本語を使え」と言うのは無粋ではないか、ということです。

 別に彼が英国圏出身選手ならば、僕たちが英語を用いればいいだけの話で、これこそ松浦さんが言う

 「百歩譲る、自分の価値観をすべて正しい何で認識しない方が良いですよ」

 という意味合いではないでしょうか。

 オシムが語る「移民」「侮辱」というのは本性を知らないだけ、と言う危険性もあるでしょうね。

 だからこそサッカーは各国の事情を知る、最適な競技だと改めて思います。

 特に新型コロナウイルスで、相手を罵倒、批判する人間が増加傾向にある日本では。
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選手は成長している、では僕らはどうでしょうか

2021-01-03 14:05:41 | 日記
 2021年も日本人選手が欧州リーグへ移籍する頻度は増加すると思います。

 勿論、コロナウイルスの余波や昨年のようにリーグ1、エールディビジが全日程を消化する前に強制終了、と言う可能性もありますが。

 日本人選手がこれだけ欧州に移籍するメリットとして、記者団が分散することではないでしょうか。

 三浦知良 1995年にジェノア
 中田英寿 1998年にペルージャ

 3年の時間差はありますがこの時期、海外リーグ、しかも世界最強と呼ばれるイタリアに日本人選手が移籍することは、確かに興奮しましたよね。

 しかし、ジェノアの指揮官スコーリオは、三浦知良に群がる日本人記者たちを完全に目の敵していましたし、彼らは

 クラブとスコーリオにとってもストレス
 三浦知良にとってもストレス
 
 だったに違いありません。

 それはそうでしょう、ジェノアはセリエAの古豪でありスクデット獲得の経験も持ちます。

 ジェノアには当時、チェコ代表のトマシュ・スクラビー、オランダ代表のファントシップも在籍していましたが、日本人記者団は彼らワールドカップ90に参戦した代表選手よりも

 「三浦知良は先発で出場するか」
 「三浦の声を拾うこと」

 だけに執着していました。

 ジェノアの歴史、同僚の選手たちに敬意を払わず、カルチョに精通せずイタリア語すらわからない、意味のない存在がひとりの日本人を毎日囲む奇妙な光景。

 基本的にワイドショーで芸人と、人気投票で上位にくる女性アナウンサーが4年に一度

 「ワールドカップが近づきましたね」
 「がんばれニッポン」

 とはしゃぐだけはしゃぐ光景と、当時から何も変わらない、進歩していないことが皆さんもご存知でしょう。

 中田英寿は防衛策として、彼らと話をしないことで自身の尊厳とプライバシーを守りました。

 彼からすれば日本人記者はストレスしか与えない迷惑千万な存在でしたが、さすがにペルージャの番記者や地元新聞社を無視はできません。

 日本人記者の記事が彼の本心ではないのは、単純に「又聞き」で同時にイタリア語、英語共に精通していない記者が多かったためでしょう。

 時代は流れましたが、僕らの見解は深みを増しただろうかと思う今日この頃です。
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日本と欧州で異なる年齢の認識

2021-01-03 11:03:35 | 日記
 既に入団1年目ながら、川崎フロンターレの中軸となった三苫薫。

 一方で彼の活躍は本当に素晴らしいが、大卒の選手、つまり20代前半の選手は欧州各国で既に何年もプロとして奮闘しているよ、日本の観点が甘いよ、という声もあります。

 大リーグの内部を記した「マネーボール」

 この作品では「高校生をドラフト指名するなんて」と言う描写があったと思いますが、日本、韓国、米国で新入団選手を高校卒業、大学卒業、社会人で分けること。

 これは欧州とは異なり、大学リーグや高校における部活動が重要視されているためでしょう。

 米国では基本、NCAAと呼ばれる大学機構の中の強豪校に在籍する有力選手が指名されることが多いですし、当然スカウトも視察を怠りません。

 日本では甲子園球場、国立競技場でプレイすること。

 この点はプロになる、ならない問わず高校生最大の目的、目標といってもよいですし、大学入学、卒業は仮に解雇、怪我の影響でキャリアを絶たれた際の保険となります。

 ワールド・サッカーダイジェスト2020年10月15日号

 「ヤングタレント特集 メッシ後世代の天才図鑑」

 では、久保建英の名前も確認できます。

 一方で10代の将来名手になるであろう選手がズラリとならび、確かにJリーグのように20代前半で大きな注目を浴びる傾向が少ないことがわかります。

 従って2006年、鹿島アントラーズで内田篤人が「実力」で先発を得たことは、「高卒で初めて」と言う枕詞なしで語られるべき事柄なのですね。

 アーリン・ハーランドとキリアン・エムバッペ。

 僕はロナウドとメッシ以後はこの両選手が軸になると思いますが、意外なところから名手が現れる楽しみもサッカーにはありますからね。

 ここに日本代表選手が加わるならば、更に楽しみになります。
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