塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

アシックスが持つ技術力

2022-01-01 20:56:00 | 日記
 小野伸二、アンドレス・イニエスタ、そして古橋享吾

 彼ら3選手に共通していることはアシックス契約選手ということですが、それ以上に天才的なひらめきに秀でているという点でしょうか。

 シントトロイデンの林大地
 セレッソ大阪の乾貴士

 というように、アシックスはほかにも多数の契約選手を抱えていますし、現在ナイキと契約中の大迫勇也も2019年アジア杯までは、アシックス愛用者でした。

 DSライトに代表されるアシックスのサッカースパイクは、常に素足感覚を求めて開発されてきました。

 名手と呼ばれつ存在は、アッパーの感触、つまりボールと甲が当たる点よりも

 ピッチから押し寄せる衝撃
 いかに疲労の軽減が可能か

 という点を好むのかもしれません。

 ナイキのエアー・ジョーダン12は1997年に登場し、マイケル・ジョーダン以外のナイキ契約選手たちがこぞって愛用した名品ですが、このジョーダン12も一枚の薄いすーむえあだけの衝撃吸収という、須合感覚を研ぎ澄ましたことで知られています。

 それはジョーダンのリクエストもあり、同時に選手たちの要望でもあったのでしょう。

 アンドレス・イニエスタがアシックスのとの契約を続行している点は、在籍する神戸との関係性もあるのでしょうが、それだけアシックスの開発力と技術力に満足している証でもあると感じます。
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エレガントな麻酔医のような形

2022-01-01 20:44:20 | 日記
 前回お話しした3選手が仮にスナイパーのような暗殺者だとすれば、サッカーの世界には相手が気が付かない形で死なせてしまう、エレガントな存在もいます。

 麻酔科の医師のような存在でしょうか。

 1998年ワールドカップ、イタリア代表は予選グループでチリ代表と戦います。

 マルセロ・サラス ラツイオ
 イバン・サモラーノ インテル・ミラノ

 という、アズーリの面々も良く知る脅威の2トップがチリ代表最大の武器なのですが、一方のアズーリはユヴェントスのアレサンドロ・デルピエロの控えであろう、ホベルト・バッジョがこの一戦に登場します。

 1994年ワールドカップ準優勝
 1996年欧州選手権予選ラウンドで敗退

 というように、代表に厳しい視線を送るイタリア国民は0-0で進むじれったい展開に次第に焦ってきます。

 しかしイタリア代表指揮官、チェーザレ・マルディーニがバッジョを先発させたことが、幸運そのものでした。

 バッジョは自分にボールが来ると、対面のマーカー、距離にして2,3メートルでしょうか突然ボールをそのマーカーに向けて「ふわり」と蹴りだします。

 大切なのは勢いよく蹴飛ばしたのではなく、あくまで「ふわり」と蹴った事である意味、バッジョ以外の時間と空間が完全に

 「停止する形」

 に陥りました。

 バッジョから放たれたボールは相手マーカーの腕に当たり、審判はその時点で笛を吹きます。

 そう、イタリアに与えらたのはPKを蹴る権利です。

 まるで麻酔で痛みを与えないような、相手マーカーはおろか審判も観客もテレビの前の両国民も、一瞬何が起きたのかわからない、バッジョだけが確信を持つ形でイタリアはPKですがゴールを奪えたのです。

 エレガントな選手は一瞬にして状況を打破できる存在ですが、そこには強引さというある種の「欲望」が見られないことが最大の特徴かもしれません。
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謹賀新年あけましておめでとうございます

2022-01-01 20:32:20 | 日記
 2022年元日を迎えました。

 新年あけましておめでとうございます。

 本年度も「塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー」を何卒宜しくお願い致します。

 本題に入ります。

 人間は基本、殴る、抑え込む、体をぶつけあうというフィジカル・コンタクトを好むと思います。

 ボクシングが合う意味合法的に人を殴ることができ、柔道は合法的に相手を抑え込むことができ(西欧ですとレスリング)、ラグビーのようにバックスが突進して相手をなぎ倒す、一方でフォワードがタックルでその突進を防ぐという場面はそうですね。

 戦争をしてはならない
 暴力行為はご法度

 これらを守ることは当然ですが、サッカーを含む競技がこれらの潜在的意識を発散させる役目を担っていることは間違いないと感じます。

 NBAでいえばかつてのマイケル・ジョーダンやコビー・ブライアントが兼ね備えていた

 「キラー・インスティンクト」

 がそうですね。

 相手にとどめを刺す
 相手のやる気を完全に失わせ、完全な形で勝利を手繰り寄せる

 物騒な言い方でしょうが、合法的「他人を殺すことができる」選手は、バズケットボール以外の世界にも存在します。

 2018年ワールドカップ、フランス代表のキリアン・エムバッペが対アルゼンチン代表戦で見せた。右サイドを疾走し守備陣を混乱させた一例はそうですよね。

 そこにはレオ・メッシがいたわけですが、両選手ともに先天的に恵まれた「何か」を兼ね備えています。

 僕が思うにレオ・メッシは自分を俯瞰してピッチに立てる空間把握能力と戦術的インテリジェンスであり、エムバッペはカメルーンにルーツを持つしなやかな肉体とそれを支えるっ筋力だと思います。

 それらを完全な形で兼ね備え、アンダー20ワールドカップの対ホンジュラス代表との一戦で9得点を挙げた、アーリン・ハーランドかもしれません。

 彼ら3選手はご法的な形で殺傷能力を持ち、相手を屈服させることができる点で優れていると言えるでしょう。
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