通販をしない僕ですが

　英国にプロダイレクトという、スパイク専門店があります。

　僕は国内でも通信販売をしないため、海外から品物を取り寄せるという希望はありません。

　ただ、スパイクファンは本当にお世話になっているようで、アディダスの「グリッチ」は日本で正式展開がなく、プロダイレクトを頼ったという方が多いようです。

　ミズノも「モレリア・ネオ」の海外限定版「オリガミ」は、どうしてこんな素敵な配色を海外限定で発売するのだろうと思いますが、ファンはやはり海外から取り寄せて履いているのでしょうか。

　数年前、中国の富裕層が退去して押し寄せ、日本製の高級炊飯器、テレビゲームからトイレの便座までを購入する「爆買い」という表現が話題になりました。

　海外で商品を買うことは

　１・何か品物に不具合があった際、修理の相談はどうすべきなのか
　２・仮に工場の不手際で不良品の際、返金や商品交換はどうなのだろうか

　といつも思いますが、皆さんはどうお考えでしょうか。

　プロダイレクトに限らず、海外のスパイク専門店が日本でいう特殊詐欺、広告だけ充実し金をしはらった客に偽物や商品を届けない、というような悪質なことはしていないと思いますが、ネット通販は案外「諸刃」ではなかろうかと考えます。

　僕は購入はしませんが、本の流通を調べるためにアマゾンをしばしば除きます。

　その際目に付くのは

　梱包が最悪だ
　まるで中古品のような代物が届いた
　
　という購入者の不満です。

　本は食品ではありませんから賞味期限や安全性に問題はありませんが、案外近所のスポーツ店や本屋を見直す方が得策ではないでしょうか。

　届くまでの日数も削減できますからね。

小賢しいという言葉より

　新垣結衣といえば「森山みくり」

　という連想ゲームが可能なほど、ファンを虜にしたテレビドラマ「逃げるは恥だが役には立つ」」

　みくりは本編の中で自分自身を「小賢しい女」と分析し、多くの場面で自己嫌悪に陥りますが、僕はこの「小賢しい」という言葉を耳にして「これだ！」と思いましたね。

　サッカーで指摘されるマリーシアを僕は「生活の知恵」と訳していました。

　でもずる賢いという表現はいただけませんし、相手選手や審判を敵に回してしまいますが、小賢しいのであればむしろ

　「機転が利く」
　「仲間を落ち着かせて自軍を有利に導く」

　という意味合いが強くなりますよね。

　日本代表がワールドカップ予選、本戦を幾度も戦う中でブラジル代表選手たちからこのマリーシアの欠如を指摘されてきました。

　でも、無理な話なんですよ。

　日本は抜群に清潔な国で、外出先でトイレに行きたくとも不安を覚えません。

　店頭で包装を依頼すれば適格にきれいな形で品物が届けられますし、外国籍が簡単するように財布やクレジットカードの紛失がわかっても多くの場合、交番や駅の紛失届にでかけれは、簡単に見つかることが多い、言い換えれば小賢しくなくとも生きていけるわけです。

　生活が秩序と共にあるためです。

　高校の部活動では花園、甲子園、そして国立競技場は常にサッカーと野球、ラグビーのあこがれの場所であり続けていますが、そこで求められるのは

　仮に判定に不服でも審判に注文をつけない
　真正面からぶつかりあうことが「フェア」である
　応援してくれている部員と家族に感謝

　という、あくまで教育概念の一環で運営されています。

　ですからプロサッカーに進んだ学生たちは、初めて時間稼ぎや大げさに倒れて時計の針を進ませるという行為に出くわすわけです。

　さすがにＪりーグが誕生して３０年も経過すれば、このような「初心」な心はないと思いますが、日本代表は日本の秩序で世界と戦っていたように思えてなりません。

それまでの印象を覆す難しさ

　新垣結衣が登場する作品といえば、「リーガルハイ」「逃げるは恥だが役には立つ」に代表される、コメディでありながら考えさせられる内容が多いと感じます。

　一方で彼女の魅力である朗らかさ、明るさは駆け出しのころでしょうか、グリコのポッキーから始まり現在では

　明治製菓　チョコレート効果
　アサヒビール　アサヒ生ビール
　コーセー化粧品　ビオリス

　でも活きていると思いますが、この「ビオリス」のＣＭでファンが違和感を感じたと言います。

　以前、ビオリスの新商品に登場した際、俗な言い方で申し訳ないのですが

　「小悪魔的」
　「メイクがきつく、ガッキーにあっていない」

　という声が多数聞かれたはずです。

　このＣＭは当然ＣＭプランナーも監督も存在しますし、新垣結衣が在籍する事務所と本人もへアメイクやセリフを確認の上、出演したはずですが彼女たちはきっと

　「ファンに異なる姿を見てもらいたい」
　「それが賛否両論であったとしても」

　という形での撮影だったと思います。

　逆に言えば、俳優は異なる印象を周囲に時に与えなければならないが、それまでの心象を覆すことが大変難しいという良い事例だと感じたんですね。

　ですから、マンチェスター・シティが売上高で隣人のマンチェスター・ユナイテッドを追い抜き

　「マンチェスターを代表するクラブはシティである」
　「欧州王者はもう目の前」

　という印象を与え続けていることは、とんでもなく凄いことだと改めて実感します。

　逆に言えばユナイテッドの指揮官指名と戦力補強が「場当たり的」という意味なのでしょうが、でも多くの場合は僕たちもこの「場当たり的」な形で生きていますよね。

　ですからナイキがシティとの契約を満了した際、惜しいことをしたと思ったのですがナイキにはきっと考えがあるのでしょう。

　スパーズとリバプール、チェルシーを抑えているあたりは流石とも言えますがね。