塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

日本代表の亜流ジャージについて

2022-01-27 19:10:09 | 日記
 アディダスが手掛けた「日本晴れ」題材にした日本代表ホームジャージ。

 当初このデザインが「迷彩柄」と推測されたように、デザインは大変凝った代物ですよね。

 ただ、最近海外のジャージ・ファンが注目したのは、このアディダス・ジャパンが納品している正規品ではなく(今PKで大迫勇也が先取点を奪いましたね)、アニメ・キャラクターが散りばめられた、ブートレグとみなしたなよいのか、亜流ノ品といいます。

 僕はアニメに精通していないので何とも言えませんが、このデザインの反響は大変大きく、一説によればロナウドとメッシのレプリカ・ジャージ以上の反響があるそうですよ。

 アディダス・ジャパンからすれば、どんな顔をしたらよいのか難しいとは思いますが。

 海賊版、ブートレグが珍重されることは過去にもありました。

 セックス・ピストルズのプロデユーサーだったデイブ・グッドマンという人物がいました。

 彼の手で録音されたデモテープが「スパンク」という名前で地下流通したのちに、ピストルズは1977年EMIレコードから

 「勝手にしやがれ金玉野郎 セックス・ピストルズ見参」

 を発表します。

 このアルバムは「スパンク」録音時よりもはるかに洗練さた音楽が奏でられるのですが、ファンはスパンクの荒々しい、言い換えればこちらの方がピストルズのエッセンスが詰まっていると判断し、このスパンクは正式アルバムに昇格して現在に至ります。

 今日の中国代表の試合に、ファンがこの「亜流」ジャージで観戦しているとは思えません。

 熱心な方ならどちらも入手して、その違いを確認しながら楽しんでいるのでしょうか。

 市場というのはこのような悪意に満ちてはいないであろう品が、時に登場するものと言えそうです。
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ロット、現在契約選手は不在なのか

2022-01-27 15:26:11 | 日記
 今ロットの公式ホームページを閲覧したのですが、スパイク契約している選手は皆無のようです。

 テニス契約選手は国内外問わず掲載、確認できますが、サッカー選手の紹介は全くありません。

 ちなみにサッカージャージ提供で目立つのはリーグ1のディジョン、オーストリア・ブンデスリーガのシュタム・グラーツ、そしてACミラン・レディースくらいで、正直他の契約クラブの素性がよくわかりません。

 インテル・ミラノに在籍していたイタリア代表のラノッキアがロット契約選手として知られていましたが、セリエAを問わずロットを愛用している選手は、なかなかいないようですね。

 ジュゼッペ・ロッシ イタリア代表
 ルカ・トニ イタリア代表 
 クラレンス・セードルフ オランダ代表
 
 と2010年代までは、ロット契約選手は確認できたものですが。

 僕はスパイク収集家ではありませんが、イタリア製のスタジオのように、履く楽しみではなく「飾る・愛でる」楽しみのスパイクはありますし、それはディアドラのマッチ・ウイナーも同じイタリア生産ということで同様かもしれませんね。

 ニューバランスがラヒーム・スターリングと共同開発した、フェーロンV6のジャマイカ・カラーが日本でも正式展開されるように、目立つ契約選手が一人でもいればブランドとしては目だつファン・プロモーションが可能となります。

 著名契約選手が不在だったディアドラが頼ったのは、往年の名手ロベルト・バッジョでした。

 ある種の回顧主義的な契約だったようにも思いますが、バッジョの来日などファンが嬉しく思うイベントもありましたよね。

 ならばロットがデメトリオアルベルティーニやルート・グリットなど、かつての契約選手よもう一度、というプロモーションを打つとは思えませんが。
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手倉森誠氏、タイのクラブで陣頭指揮

2022-01-27 15:04:04 | 日記
 2021シーズン、ベガルタ仙台で指揮を執った手手倉森誠氏。

 2016年AFCアンダー23選手権で日本代表を優勝させ、その年のリオデジャネイロオリンピックに出場、本大会でも指揮を執りました。

 初戦のナイジェリア五輪代表に4-5と、誰もが考えられないスコアで敗れていなければ、と感じたものですがそれはテクニカルエリアで声を出し続けた指揮官自身が、一番感じた出来事だったでしょう。

 その手倉森監督がタイで監督業を始めます。

 ウエブ版のスポーツ報知によると

 就任先はタイのクラブパトウム。
 AFCチャンピオンズ・リーグにはグループリーグからの参戦となる
 現在行われているタイ・プレミアリーグの順位は4位

 とのことです。

 タイ・プレミアリーグを代表するクラブといえば、ブリーラム・ユナイテッド、チョンブリFCそしてムアントン・ユナイテッドが知られています。

 特に川崎フロンターレに在籍するチャナティップが在籍していたブリーラム・ユナイテッド、2013年にはいヴィルセル神戸の指揮官であった和田昌裕氏が、チョンブリFCの指揮官就任が発表されました。

 FC岐阜の新指揮官、三浦俊也氏は元ベトナム代表監督
 ヴァンフォーレ甲府の新指揮官吉田達磨氏は元シンガポール代表監督

 というように、一見日本人指揮官は日本国内にとどまり続けているように思いがちですが、そうでもないですよね。

 AC長野パルセイロ・レディースの指揮官として采配を振るった本田美登里氏がウズベキスタン女子代表監督に就任しますよね。

 新型コロナウイルス「オミクロン」は、全世界で確認され同時に猛威を振るう中、海外で陣頭指揮を執ることは今まで以上に困難といえます。

 それでも就任を打診され、サインした両氏に、幸運が舞い込むと良いですね。

 アジアを軸の今後も、日本人指揮官が海を渡り日は案外ちかいかもしれませんよ。
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ウーレイは中国代表に何をもたらしているのか

2022-01-27 14:47:48 | 日記
 2001サンドニ。

 世界王者兼欧州王者のフランス代表に0-5で敗れた日本代表。

 フィリップ・トルシエは前年鮮やかな戦いぶりでアジア王者に輝いた日本代表が成熟していると感じ、布陣も変則的な3-3-3-1で挑み、フランスに挑むも結果は玉砕に近い形でした。

 その中でフランス代表のGK、ベルナール・ラマに「幾分か」の仕事をさせたのが、当時ASローマに在籍していた中田英寿だけであり、フランスメディアも彼だけは特別と感じていました。

 それだけ欧州の芝、天候に慣れている中田英寿の存在は、日本代表で突出、下手をすれば「浮いている」形だったのです。

 では中国代表でただ一人欧州リーグ、ラ・リーガのエスパニョールに在籍する「ウーレイ」は、特別で頼りになる存在なのか、それとも「浮いている」存在なのでしょうか。

 記事によれば代表監督も同僚たちも、ウーレイを特別視するのではなく、明らかに頼りになる存在とみなしている一方、彼以外の代表が欧州でプレイする事獏、エウケソンに代表される帰化選手を軸に代表強化を図る形が特色といえます。

 2010年代、広州恒大がAFCチャンピオンズ・リーグで幾度も優勝を飾り、FIFAクラブ・ワールドカップの常連だった時代、それだけ中国スーパーリーグ各クラブに資金力があり、選手たちに支払わエる報酬は高給だったに違いありません。

 よくメキシコ代表たちが国内にと泊まる理由は

 メキシコは国内リーグのレベルは高い方である
 パラグアイやアルゼンチンを含め、カリブ海の猛者たちが移籍先に選択(アルゼンチン代表ならばセサル・デルガードがクリス・アスルに在籍していましたよね)
 報酬も満足できる

 これらが海外進出を足止めになっていると指摘されていました。

 中国代表の強化方針が今後どうなるかわかりませんが、バスケットボールや卓球のような、アジアで突出した形になっていないことだけは事実です。
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