塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

人間は時に残酷です

2022-01-07 19:02:35 | 日記
 人間というのは残酷で、心象を塗り替える要素を怠っています。

 その代表例は1994年米国ワールドカップでしょう。

 決勝戦でイタリア代表はPK戦の末に敗れますが、多くの方は5人目として登場し外したロベルト・バッジョと、外した後空を見上げて空虚な姿をさらけ出すあの瞬間を覚えているはずです。

 ここが残酷で明らかに私たちに「非」がある点です。

 何故ならばイタリア代表は、バッジョの前既にフランコ・バレージが外して苦境に陥っているためです。

 バッジョも外し、バレージも外す
 最終キッカーであろうがなかろうが、外したことの責任は同等ではなかろうか

 と僕は思うのです。

 実は香川真司が2015年、オーストラリア開催のアジア杯、8強のUAE戦において6人目のキッカーとして外しています。

 確かに左ポストに当たったシュートが跳ね返り、彼が膝を折り曲げる場面はテレビ朝日がアジア杯の放送を流す旅に「意図的」に使われてきましたが、自叙伝「心が震えるか否か」を読むまで僕も思い出せないでいたので、大きな大きな反省点なのですが。

 実はこのPK、日本代表は本田圭佑が最初のキッカーとして登場するのですが、彼は外しておりこの時点で劣勢なんですよ。

 でもバッジョ同様に最終キッカーが外した、香川が決めていれば、という「策」が講じられているわけです。

 考えてみましょうよ。敗因はPKです。

 90分で終わらせる必要があったのでは
 イタリア代表がブラジル代表よりも休日が1日少なかったことは判明している
 ならばゾーン・プレスをしない方がよかったのでは
 日本代表に90分の中に指揮官ハヴィエル・アギーレが何か策は無かったんか

 と考えることは山ほどありますよ。

 1993年のアジア最終予選もそうで、イラク戦の同点ゴールばかりが当時は話題となりました。

 しかしラモス瑠偉は

 初戦のサウジ戦に勝つ、イランに負けないなど策は幾らでもあったよ
 あの同点ゴールに話題が集まりすぎ

 とくぎを制しましたよね。

 僕たちも見方を考えてゆくべきでしょう。
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日本人が大人しいという点を考える

2022-01-07 18:52:15 | 日記
 欧州サッカーにおいて、選手はだまっていてはいけないし、自分の起用方法を指揮官に尋ねることで、指揮官の心象と印象が悪くなるわけでは二と言います。

 今読んでいる「心が震えるか否か」においても、香川真司が在籍していたボルシア・ドルトムントの指揮官、トーマス・トッヘルに話を聞きに行く場面が登場します。

 日本人が目上の人間に意見しないのは、むしろ今の始まったことではなく「拙者」と自分をへりくだって呼ぶ、戦国時代からの光景です。
 
 何より日本社会には

 余計なことを言うな
 女は男の言う事に従っていればよい
 沈黙こそ金

 という意味合いがありますから。

 僕の母が何か言おうとしても、父はすぐ遮り

 「また余計な事をいう」
 「すぐに俺に反発する」

 と指摘します。

 選手が選手に語り掛けないことがJリーグでも数多くみられるならば、それはサッカーの問題や改善事項ではなく、日本社会のか改善点であり問題でしょう。

 Jリーグで戦う外国籍選手たちも、日本人選手が語らないこと、話そうとする意識が低いことに違和感を持つかもしれません。

 沈黙は金の意味合いは、何も黙っているとよいことがあるというわけではないのです。

 通常、おしゃべりな方が黙っている姿を見ると

 「何か試案している」
 「きっと重大案件を抱えているに違いない」

 と周囲が気遣いを見せる、だからころ利益、言葉に重みが増すという形です。

 単純に僕のように、人に話しかけることが嫌だ、相手の仕事を邪魔する、相手の時間を奪う、何より僕の話を聞いてくれる人間などいるわけがない、など考える事柄は様々ですが。

 むしろサッカーの場合、選手が指揮官に説明と求めても、ロクな応対にならないことが話しても無駄という点が大きいのではないでしょうか。

 僕は社会に出て、職業面接でその点は重々承知していますから。
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結局、バロンドールとは何でしょうか

2022-01-07 13:26:47 | 日記
 フランス代表のラファエル・バランは、ワールドカップ2018だけでなく、ラ・リーガの優勝と2016年からの3季連続でUEFAチャンピオンズ・リーグで優勝しています。

 イタリア代表のジョルジーニョは2021年、欧州選手権2020とUEFAチャンピオンズ・リーグ優勝を経験し、過去にはプレミア・リーグの優勝とUEFAヨーロッパ・リーグ優勝トロフィーも得ています。

 しれでもFIFAバロンドールには手が届きませんし、2013年フランス代表のフランク・リベリは在籍するバイエルン・ミュンヘンで3冠を達成するも受賞を逃しています。

 逆に言いますと、過去10年、2018年のクロアチア代表ルカ・モドリッチの受賞以外は、全てレオ・メッシかクリスティアーノ・ホナウドが受賞を分け合ってきたわけですが。少なくとも選出には優勝が不可欠とされる一方で、選手の活躍印象の度合いが強い、事もうかがえます。

 つまり、守備側の選手が美しいロングフィードや鮮やかなタックルでボールを奪い返しても、メッシのドリブルの巧みさ、ホナウドの放つフリーキックの威力の前では、その印象が薄れてしまうという意味合いでしょうか。

 今はGKに対いてレフ・ヤシン賞が儲けられましたが、ある意味今後nバロンドールはより

 受賞選考を明白化する
 透明性を維持し、ポジションでの有利、不利をできる限り是正する

 点が大事なのではないでしょうか。

 ちなみにアジア最優秀選手は5季連続で韓国代表のソン・フンミンが選出されていますが、プレミア・リーグのビッグ6,スパーズに在籍し先発を維持しているのですから当然ですよね。

 ただ、何となくですが韓国代表には彼に続く選手がいない印象ですね。

 日本代表選手は平均的に欧州各国に散らばっていますがソンフンミンのような絶対的は存在が不在、という事も言えますが。
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大衆車ではなく高級車を

2022-01-07 13:11:08 | 日記
 日本代表選手と日本人選手は日本の大衆車のような存在なのでしょう。

 僕は現在、スズキ自動車のワゴンRを所持していますが、軽自動車が年々価格上昇という面もありますが、車検やガソリン代が安く最小半径が小さく小回りが良いという利便性があります。

 また日本車が壊れない、代車を貸し出すという小気味よさも広く知られています。

 日本人選手は監督の決定に異論をはさまない
 代理人も含めて強欲ではない
 ベンチでも練習に手を抜かない

 過去、長谷部誠がフェリックス・マガトからの無慈悲な仕打ちに耐えたことは有名ですが、日本人選手がすぐに移籍を決断するよりも、練習で手を抜かずいつおよびがかかっても良いように、常に体調を整えることで知られています。

 逆に言えばフェラーリやランボルギーニ、レクサスのような高級車のような、扱う際に注意が必要な選手は存在しないという意味ではないでしょうか。

 守田英正 ポルトガルのサンタクララから、イングランドのハルシティへ移籍か
 川辺駿 スイスのグラスホッパーから、イングランドのウオルバーハンプトンへ

 というように、イングランドでも日本代表選手の需要が高まっています。

 少なくとも獲得する際の資金が格安である、リバプールの南野拓美の事例からもわかるように、文句も言わず黙々と練習に励む姿が好印象、いやな言い方をすれば自己主張をしない、従順であるという意味合いも大きい気はしますが。

 フランスのリーグ2,トウルーズのオナイウ阿同の契約解除金は1億円とされ、横浜F・マリノスからすればもっと支払ってもらっても良かったと思います。

 ただアジア最強国の一つであり、ワールドカップでも侮れない存在になった日本代表選手の市場価値がここまで安ければ、ある意味Jリーグは欧州各国の草刈り場になる気がします。

 ポルシェやフェラーリを生み出す土壌、必要ではないでしょうかね。
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ラグビーから見るワールドカップの出場権

2022-01-07 12:54:31 | 日記
 日本でも徐々に、オミクロン株の影響が色濃くなっています。

 現状21日のウズベキスタン代表戦は滞ることなく開催されるようですが、ワールドカップアジア最終予選への懸念はありますよね。

 ラグビー・ワールドカップでは8強以上進出で、次回の出場権が得られます。

 ラグビーはサッカーよりもエリート、それ以外の国との線引きが明確であり、エリートは通常「ティア1」と言われます。

 優勝経験のあるイングランド、南アフリカ、ニュージーランドや伝統国フランス、アイルランド、ウエールズなどと日本との待遇さは歴然としています。

 2023年のワールドカップ開催国はフランスですが、日本代表は2019年大会で8強に進んだため、既に出場権を得ており、2021年年度末には欧州遠征も行いました。

 サッカーも同様ですが、出場権を持つと時間の制約が緩くなり、強化の度合いが増しますね。

 ではサッカーも8強進出で本戦出場という決定事項が加われば、過密日程は限られるでしょうか。

 実際、かつては優勝国と開催国だけは予選免除、という形が取られていましたが、現状は開催国のみの待遇であり、カタール代表はその恩恵にあずかっているわけですが、彼らは今回が初出場という異例の形での参加です。

 1998年ワールドカップにどんな形でも日本代表が参戦せねばならないと考えたのは、2002年のホストの際、その出場が同国初出場という前例がそれまでになかったためであり、だからこそ1997年のアジア最終予選で選手たちは本当に苦労したわけですから。

 開催国がグループラウンドで敗退することは起きない、という事例も既に2010年の南アフリカ代表が破っています。

 それでも開催国の誇りと面子を思えば、カタール代表の強化方針とスタジアム整備は、コロナウイルスの中で大きく関心が寄せられるはずです。
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