塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ニューバランス。ラヒーム・スターリング専用スパイクを発表

2022-02-04 19:04:26 | 日記
 ニューバランスのフェーロンⅤ6を着用しているイングランド代表のラヒーム・スターリング。

 そしてニューバランスはスターリングのルーツである「ジャマイカ」を題材に、彼専用の色彩、シュータンにジャマイカ国旗をあしらう

 「ジャマイカ・エディション」

 と開発、0014のブログ、コーヘイズ・ブログと専門サイトでもすでに特集されています。

 ニューバランスは「ラヒーム・スターリング」との共同開発と銘打っており、彼の意見を適宜吸い上げる形で色彩とデザインに工夫を凝らしたと思います。

 アンブロが契約する柴崎岳のアクセレレイターで

 「UバイGAKU]

 と銘打ち、スパイクから柴崎の人間性や郷里への想いが、購入者、アンブロファンに伝わるような配慮をしてきたように、ある意味でアンブロとニューバランスが中堅ブランドだからこそいできた挑戦ではないでしょうか。

 アンダーアーマーがメンフィス・デパイのスパイク「マグネティコ」の側面に「夢を追う人間 ドリーム・チェイサー」の刺繍をつけて提供していた(デパイがアンダーアーマーと再契約したのか、別ブランドに移籍したのか、定かではないので)ことも広く知られています。

 中堅ブランドは大手よりも契約選手が少ない分。

 選手の希望が反映されやすい
 カスタム・メイドが行いやすい

 という利点があるのでしょうね。

 だとすれば今後、アスレタやスボルメ、ロットなども対抗策として契約選手のカスタム・スパイクとシグネイチャー・スパイクへの関心を高めるでしょうか。

 バッシュでも見られましたが、専用スパイクの乱立はむしろブランド価値を下げてしまう危険性があります。

 ニューバランスとしてはスラーリングとサティオ・マネだけをある意味で「特別扱い」し、他の契約選手には従来通りのフェーロンやテケラ、4-4-2をあてがうと予想します。
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零下16度で試合をすることは公平でしょうか

2022-02-04 12:32:41 | 日記
 これまでワールドカップ予選といえば、南米の高地、エクアドル代表のホームであるキトと、ボリ浴び代表のホームであるラパスが問題視されていました。

 問題視しているのは当然ですが、高地に不慣れであり酸素問題を露呈する対戦相手側だけであり、エクアドルとボリビアサッカー連盟は批判に全く耳を貸しません。

 しかし今問題になっているのは「高地」ではなく「気温」です。

 北中米予選の米国代表対ホンジュラス代表戦は、厳しすぎる寒さで知られるミネソタ州のセントポールであり、この試合は零下16度で行われ、ホンジュラス代表の選手たちは停体温症や試合後、点滴を謳えばならない事態に追い込まれたとあります。

 日本代表もイラン代表と戦う際、テヘランの空気の薄さ、いつもとは全く異なるボールのはずみに対応できないことがありましたが、さすがに点滴を試合後必要となることはないですよね。

 米国代表監督バーホルターは

 私たちが南国へ行くと、熱中症や脱水症状を抱えてしまう
 ワールドカップ予選では致し方ない

 と語ったと言います。

 (ウエブ版日刊スポーツを参照)

 今後、FIFAを軸に予選の在り方と日程が考慮されるかといえばそんなことはないでしょうし、選手たちが酷暑と酷寒、長距離移動に順応するしか方法はないと思われます。

 日本代表はアディダス、米国代表はナイキ、ホンジュラス代表はホマと契約していますが、これまでは速乾や軽量に焦点を当てたジャージの作成でした。

 しかし、今後寒冷地で試合をするかもしれない国をサポートする際は、ユニクロのヒートテックやミズノのブレスサーモのように、温感を与える素材は別に搭載した冬季ジャージが必要かもしれませんね。

 確かに零下16度では試合にならないでしょうが、今後もこの試合の開催は議論を呼ぶと思います。
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Jクラブ、代表に注文をつけてはいかがでしょうか

2022-02-04 12:17:24 | 日記
 川崎フロンターレの山根視来
 名古屋グランパスエイトの中谷新之助
 シントトロイデンのシュミット・ダニエル

 今回のアジア最終予選2連戦で、出場の機会が巡ってこなかった選手たちです。

 GKは通常、ベンチ入りの選手に出番が回ってくることは稀ですから、シュミット・ダニエルの場合は致し方ない面はあると思います。

 一方でJ1はこれから開幕に向けての準備期間であり、その中で日本代表に選手を貸し出しています。

 先発でもなければ交代枠でも起用されない
 ならば選手を貸し出している意味合いは何なのか

 J1各クラブは欧州各国クラブのように、貸し出しても一向に出番のない選手がいるならば、思い切って

 「使わないのなら招集しないでほしい」
 「開幕前の大事な時期なのに」

 を声を挙げてみるのはどうでしょうか。

 これは森保一日本代表監督の人格にケチをつける代物ではなく、クラブとしては当然の疑問であり、同時に代表の選手起用と交代枠の使い方、そもそも現在の4-3-3の布陣に海外リーグの選手たちを重用しすぎではないか。

 という「議論」の基準点になるのではなかろうか、と思えます。

 インド開催の女子アジア杯、日本女子代表はPK戦せ中国代表に敗れ、韓国との決勝戦に進むことはできませんでした。

 この敗北がきっかけとなり

 WEリーグの現状はどうなのだろうか
 海外から実力ある選手たちを招くことはできないのか
 そもそも男子同様、女子選手も海外リーグ移籍に拍車がかかるのか

 という検証をしないといけませんね。

 国内リーグは海外リーグに在籍する選手が多数を占めようとも、いつの時代のいかなる国でも、代表を支える根幹ですから、Jクラブ、WEリーグのフロントたちは代表監督に注文を付ける意義、あると思いますよ。
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ダービーで活躍することの意義を考える

2022-02-04 12:00:56 | 日記
 NBAやNFLではレギュラーシーズンに強くとも、チームがポストシーズンに進んだ際、その選手が脆さを見せると評判が下がります。

 一方で大谷翔平のようにリーグ最優秀選手を受賞しても、チームがポストシーズンに進めなければ、チーム編成を進める首脳陣の進退問題となり、むしろ選手の側が庇護されることもあります。

 サッカーにおいて「ダービー」に強いということは、特筆される出来事です。

 例えばフィオレンティーナからユヴェントスに「不本意」な移籍をしたロベルト・バッジョは、ユヴェントスのジャージを着用してアルテミオ・フランキに戻ってきた際、観客席から投げ入れられた紫色の鉢巻きを手に取ったことで、両クラブのファンから疑問符がつけられました。

 仮にフェデリコ・キエーザが同様の事をしても、バッジョほどの喧騒にはならない気もしますが、それだけロベルト・バッジョは世論を2分してきた存在、というわけです。

 川崎フロンターレから今冬、セルティック・グラスゴーに移籍した手の旗手怜央。

 彼が伝統ある「オールド・ファーム」で2得点、1アシストを記録したおかげでアンジェ・ポステコグルーの株は上昇し、同時に「日本とJリーグ」という、これまで欧州クラブが関心を寄せなかった市場に、契約解除金の安さも含めて注目度が高まっています。

 旗手のようにダービーで得点を奪う事、勝ち点3を得る立役者になることは、選手自身を守ることもできます。

 仮に不調の時期が続いたとしても

 「彼はダービーで活躍したよ」
 「あのゴールは最高だったな」

 とファンの印象は不調痔の物ではなく、大活躍したダービーの方が強いものです。

 三浦知良がサンプドリア戦、チェコ代表のトーマス・スクラビーからの折り返しをゴールに叩き込んだ一撃は、ジェノアファンの脳裏から離れず、ジェノアを離れても空港でスーツケースに

 「ダービーでのゴールをありがとう」

 と括りつけられていた話は有名ですよね。

 旗手自身も安堵と手ごたえを得た1日だったのではないでしょうか。
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