塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

改めて考える王に響き

2022-02-10 21:24:42 | 日記
 僕はケンドリック・ラマーやカニエ・ウエストの楽曲を聞いたことがありません。

 唯一カニエ・ウエストの「ジーザス・ウオークス」は聴きましたが、これは弟がCDを所有していたため拝聴できただけなんです。

 それでもなお、米国ヒップホップで名の知れたアーティストの中にランDMCは含まれるでしょうし、1993年彼らが高らかに

 「ダウン・ウイツ・ウイツ・ザ・キング 王の前に膝をつけ」

 と歌い上げたことを思うと、その誇りと歩みがわかります。

 忘れがちですが王が王であるためには「民と臣下」の忠誠心が必要です。

 ペレがペレとして歩み続けてこれたこと、王様と讃えられてきたことは本人の人間性や暮らしぶりもそうでうsが

 1・ワールドカップの優勝3度
 2・在籍するサントスから移籍しようとすらしなかった

 という、事実が人々を魅了し認知され続けた点にあると思います。

 ではレオ・メッシとクリスティアーノ・ロナウド、いずれも最後のワールドカップになるであろうカタール大会は、彼らを本物の意味で「王」にさせるでしょうか。

 ロナウド 2016年欧州選手権優勝
 メッシ 2021年 コパ・アメリカ優勝

 というように、両選手いずれも大陸王者には輝いています。

 しかし大陸王者が世界王者と同異議ではありませんし、ここで優勝するかしないかは大きな意味合いを持ちます。

 2002年韓日ワールドカップ、マスメディアの多くは

 「決勝はフランス代表対アルゼンチン代表で決まりだよ」
 「どちらかが優勝するはずだ」

 と語るも、決勝戦はブラジル代表対ドイツ代表でした。

 仮にカタール大会の決勝でポルトガル代表対アルゼンチン代表が実現すれば、それは大きな喧噪に包まれるに違いありません。

 ファンの多くはメッシ対ロナウドに注目するのですが、むしろ臣下、例えばアルゼンチン代表ならばラウタロ・マルティネス、ポルトガル代表ならばブルーノ・フェルナンデスの存在意義の方が重要視される、かもしれませんが。
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アンジェ・ポステコグルーが日本人選手を信じる理由

2022-02-10 21:07:07 | 日記
 セルティック・グラスゴーに在籍する日本人選手4名の評価は、現地でもうなぎ上りです。

 それはクラブが過去、中村俊輔という存在から日本代表選手に一定の評価を下せるだけの下地があることもそうですが、要になるのは指揮官に偏見がないためでしょう。

 むしろ就任当時のアンジェ・ポステコグルーは

 2014年ワールドカップにオーストラリア代表監督して出場
 2019年横浜F・マリノスをリーグ優勝に導く

 という価値をファンが見いだせす、成績も低迷していたために多くの批判を浴びました。

 ポステコグルーに必要だった自身の証明価値に用いられたのが、欧州市場からすれば劇的なまでに安い日本代表選手たちの獲得であり、仮に試合に出場できなくとも、ベンチで常に準備を怠らないそのけ3んきょな姿勢だったのではないでしょうか。

 ブラジル代表として清水エスパルスに在籍経験を持つジャウミーニャ。

 彼はラ・リーガのラ・コルーニャ在籍時、指揮官ハビエル・イルレタに対して頭突きw見舞うという前代未聞の事件を起こします。

 興味深いのはこのブラジル代表は一度クラブを退団するのでですが、のちに再移籍することのなるのです。

 この愚行を起こした選手に対してイルレタは

 「彼は皆の前で謝罪したよ」
 「代表選手としてクラブでの活躍がワールドカップにエントリーできるかの判断在雨量になるのだから、ジャウミーニャが焦っていたことは間違いない」

 と許す形になります。

 自己主張が強いということは、他人の意見を耳に入れようとしない、我が強いという意味でもあり万能ではないと思います。

 日本人選手の主張のなさも指摘はされますが、逆に言えばある程度柔軟に対応可能という側面もあると感じませんか。

 ポステコグルーは日本人選手の特性を理解し、欧州人として偏見を持っていないからこそ、彼らも焦ることなくプレイできているという相乗効果が老舗の躍進にあると思うのです。
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サッカー選手はペットを飼いにくいですね

2022-02-10 20:49:02 | 日記
 集英社文庫「イタリアのしっぽ」は、作者の内田洋子が自身が雑種の子犬の貰い手となり、育て始めたことを通じ「ペット」をフィルターに人々の物語を紡ぎます。

 僕もまた猫を飼いたい(以前飼っていたのです))と思う事もありますが、両親が高齢ということもあり、現状はペットを飼うことはないと思いますが。

 サッカー選手もペットを飼いにくい職業ですよね。

 フォーミューラー1のドライバーやテニス選手のように、海外遠征は頻繁でも拠点となる都市、つまり住居は安定しているわけですから、マネージャーやもし家族があれば世話を頼めます。

 ただサッカーの場合

 移籍はもはやどんな選手にも付き物である
 そのため、ペットを飼い始めれば、海外移籍など国を跨ぐことは困難である

 という側面があります。

 例えばJ1に在籍する選手が国内移籍をするとしても、人間が新天地で不安感や心細さを感じるように、ペットだって新しい地域に馴染むのは、並大抵ではありません。

 ペットの飼育方法も年々変化しています。

 僕の幼少期、現在のように保護猫や保護犬を譲渡する相談会はなかったと思いますし、猫は室内で飼育するのではなく、外に出すことが一般的でした。

 猫カフェやふくろうカフェのように、動物を愛でながらお茶を飲む、殺処分を減らすにはどのような考え方が必要なのか、と考える場所もなければ指南する方もいませんでした。

 しかし、人間の身勝手さで殺処分や行き場を失った動物たちを何とかしようという動きがあることは、矛盾している観点ではあると思いますが、もっとその機会が増えればよいですね。

 サッカーでもフーリガンの暴力行為は減少傾向にありますが、黒人選手への侮蔑行為など問題は山積しています。

 人間も動物も大切な命として認識する、僕らの消費社会ではその点が見過ごされているように思えてなりません。
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