塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

監督の哲学をどう判断すべきか

2022-02-22 21:32:48 | 日記
 指揮官、とりわけ代表監督は頑固、言い換えれば筋が通っている方が良いのか、柔軟性、言い換えれば周囲の意見にさゆうされやすい方が良いのか、正直判断ができません。

 現在リールで指揮を執るのはマルセロ・ビエルサです。

 リールでもオランピック・ドウ・マルセイユでも4-2-3-1を敷いていますが、彼の代名詞は中盤ひし形の3-4-3ですよね。

 韓日ワールドカップに向けた南米予選を圧倒的な強さで勝ち抜く一方、ファンの識者も

 3-4-3は1トップだよな
 エルナン・クレスポとガブリエル・バティストウータを同時起用できないものか

 とジレンマを抱えていたのです。

 ビエルサからすれば

 1・中盤ひし形の3-4-3こそ自分の分身である
 2・従ってこの形を崩すことは論外である
 3・二人を同時起用したいのならば、監督を変えればよい
 4・そもそも体格的にも、選手としての個性も似通っている二人は並び立つのか

 という点を内心考えていたと思います。

 そう、戦術というのは監督の内面を写す鏡のような形なのでしょうね。

 日本代表監督のフィリップ・トルシエのフラット3
 ユルゲン・クロップのカウンター・プレッシング
 アリゴ・サッキのゾーイング・プレッシング

 などは、指揮官の個性と共に語られますが、その中でもクロップはもう少し柔軟性に富んでいると思いますよ。

 トルシエが2001年、スペイン代表と戦った際も、フラット5という名目で守備に重点を置き「すぎた」戦術を採用し、周囲は半ば呆れた表情で見ていたものですが、彼はスペインを無得点に抑えた為に、ご満悦でしたが得点もなしでした。

 指揮官を選んだ以上、契約解除金も含めて簡単に監督交代とはいきませんから、下調べは丹念にということでしょうか。
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怪我で将来が変化する事

2022-02-22 21:10:40 | 日記
 アマチュア、プロフェッショナル問わず、フィジカル・コンタクトが避けられないサッカーでは、当然怪我の危険性は高いと言えます。

 その怪我が選手の未来、現在を大きく変えてしまう事もまた事実であり、将来が光り輝いているとみなされた選手も、引退に追い込まれる事例が多々存在します。

 現在でもブラジル代表のライト・フルバックとして知られるダニ・アウベスですが、その前任者はインテル・ミラノ、ASモナコなどでプレイしたマイコン、その前は韓日ワールドカップ優勝、そして主将を任されたカフーでした。

 カフーの代表引退後、マイコンが代表定着を果たしたと考えがちですが、本来はここに「シシーニョ」という選手がいましたね。

 サンパウロに在籍していたシシーニョは、2005年日本開催のFIFAクラブ・ワールドカップで優勝し、その後レアル・マドリードに移籍、この名門にもすぐに馴染みレフト・フルバックの定位置をしんなりうと確保します。

 そして2006年ワールドカップにもエントリーし、シシーニョは代表でもクラブでも満足のいく成績を残していたものの、膝だったと思いますが重症を負ってしまい、レアル・マドリードでの出所機械が大幅に減少してしまいます。

 彼はレアル・マドリードからASローマに移籍しますが、セレソンの指揮官ドウンガが重用したのはマイコンでした。

 2000年代中期から後期のインテル・ミラノは

 1・ユヴェントスのカルチョ・ポリとACミランとフィオレンティーナの勝ち点はく奪でセリエAで優位に立つ
 2・ロベルト・マンチーニ政権でスクデットを獲得
 3・その集大成が2010年の3冠、ホゼ・。モウリーニョと共にUEFAチャンピオンズ・リーグを勝ちとる

 という結果で、マイコンはこの二人の指揮官から大きな信頼を得ました。

 この時代のローマはインテルに肉薄するもスクデットは得られず、そのためシシーニョの印象が薄まった可能性は否定できません。

 「怪我」は選手の苦難をもたらしますが、同時に多くの方が自分に協力してくれている、という風景をもたらす意味合いもありますから、複雑な心境ですね。
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新刊発売日に書店に出かける楽しみ

2022-02-22 20:56:31 | 日記
 今日22日は「角川文庫 中野京子著 展覧会の怖い絵」の発売日です。

 僕は中野作品を通じて美術関連の書籍、画集、写真集を購入するようになったので、楽しみにしていたんですね。

 今月8日には文春文庫から「運命の絵2」も刊行されましたが、こちらは店頭在庫3冊に対し、展覧会の怖い絵は1冊の在庫だったので、こちらを優先して購入しました。

 両方購入しても良かったのですが、昨日注文購入した、内田洋子の小学館文庫2冊も手元にありますので、ゆっくり読もうと思いますが、発売日を新聞広告や書評欄を通じて知る、書店に駆け込む楽しさは僕は大好きなのですが、今はそんな感覚「時代遅れ」なのでしょうか。

 恐らく多くの方にとって新刊の発売日よりも

 「配信時間」

 の方が気になるとは思いますよ。

 例えばワールド・サッカーダイジェストもフットボリスタも、配信でタブレットやパスコンから最新号を書店が開店する以前から読むことが可能です。

 2006年のドイツ・ワールドカップの頃からでしょうか、現地に派遣した特派員が執筆した最新コラムを、本誌ではなく配信の形、つまり希望者は別料金を支払って読めるようになってきたと記憶しています。

 僕はダ・ゾーンの映像配信やスカイ・パーフェクトTVのアンテナなど、設備が整っていませんし入会も希望しませんが、皆さんはきっと最先端の設備でサッカー、映画、読書に親しんでいると思う一方、僕のような古い存在が書店を支えているようにも思います。

 テレビアニメと漫画は日本優位であるとこれまで囁かれてきましたが、海外の作品はスマートフォン対応でより読みやすい構図で描かれており、日本はその点で遅れているという声もあります。

 僕にようにデジタル音痴も困り者だとは思いますが、音痴だからこそ古い方法に価値を見出していると強がってみたいものcです。
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