塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

レンジャーズ・グラスゴー、生誕150年という話を聞いて

2022-02-26 21:47:29 | 日記
 4名の日本代表選手が加入したこともあり、日本ではセルティック・グラスゴーばかりが注目されるSPL.

 しかし対になるレンジャーズ・グラスゴーも忘れてはなりません。

 専門サイト「ユニ11」によれば、レンジャーズ・グラスゴーは創設150年という節目の年であり、リーグ誕生30周年のJリーグの5倍の長さをグラスゴーの地で紡いできたわけです。

 正直気の遠くなりそうな話ですね。

 欧州サッカーのファンは、ある意味日本の歌舞伎や狂言、能と同じです。

 例えば歌舞伎で名門一家で男子とあれば、そこに職業選択の自由という日本国憲法という最高立法で認められている権利が認められません。

 幼少期、つまり本人が何も感じないまま舞台に立たせ、強制的に歌舞伎の世界と稽古、そして贔屓にしてくださるファンたちへの挨拶と、人生は既に決まっています。

 プロ野球でもドラフトでフリー・エージェントができたことは画期的な事柄でしたが、これは明らかにドラフト制度が職業選択の自由に反しているためで、もっと早くから導入される代物だっと思います。

 (米国と比べれば獲得するまでの年月は、長き道のりではありますがね)

 レンジャーズ・グラスゴーのファンはプロテスタントですが、祖父母、父親、子供に孫という形で応援するクラブは常に家族で「ひとまとめ」です。

 つまり、スコットランドで代々プロテスタントの家系であり、住居がグラスゴーにあれば緑のジャージは憎むべき存在あり、青いジャージこそが尊いというわけです。

 ですから中村俊輔がセルティック在籍時

 「彼が日本代表であることは知っているし、中村のファンが日本代表ジャージで駆け付けることは仕方がないと思う」
 「でもさあ、日本代表ジャージはブルーだよね、セルティック・パークでは最悪だよ」
 
 と苦渋の表情を浮かべたものです。

 レンジャーズが日本代表選手をセルティックに学んで獲得するかどうかはわかりませんが、両クラブが「横並び」にはならないとは思いますよね。
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今季のJリーグはより欧州化していると言います

2022-02-26 21:27:38 | 日記
 UEFAチャンピオンズ・リーグにならい、2023シーズンよりAFCチャンピオンズ・リーグも秋開幕、春決勝という形に変更になります。

 この記事は本日の日本経済新聞で確認できますが、カレンダーを調整することで欧州から有力選手と指揮官を招聘しやすくする、競技の向上を目指すという試みが働いています。

 記事ではこのチャンピオンズ・リーグの変更が、Jリーグの日程変更に大きく関与するのではと指摘されており、いよいよ秋開幕、春閉幕という欧州リーグと同湯の形に近づくかもしれません。

 kリーグ・クラシックスやAリーグも日本と同様に春開幕のはずですから、アジア主要リーグが一気に日程変更を行えば、確かに有力選手獲得に一石を投じられることが可能と感じます。

 専門家によれば今季のJ1はより欧州に近い形になっており

 1・戦術はあってないようなもの
 2・フィジカル・コンタクトをはじめ、より戦いに関して逞しさが求められる

 リーグへと変貌しているようですよ。

 とするならば、東南アジア諸国から代表選手を獲得したとすれば、彼らは日本で「疑似的欧州サッカーを体験できる」という新しいメリットが生じるように思えます。

 中国のサッカーファンが、日本代表がこれだけ欧州に在籍する選手で構成されている点を羨んでいると言いますが、これを東南アジア諸国でいうならば

 「タイ代表のチャナティップは日本王者、川崎フロンターレに移籍したね」
 「あの国は主力が日本でプレイしているから要注意だ」

 という形で警戒されるのではないでしょうか。

 レッドダイヤモンズのキャスパー・ユンカーが昨年、欧州から移籍の打診が届くも残留したのは、それだけJ1のレベルが向上し、タフである、欧州に移籍しなくともでデンマーク代表に招集される、という手ごたえがあったたためではないでしょうか。

 今季のJリーグはなかなか興味深くなりそうです。
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チャンピオンズ・リーグ決勝の舞台が変更へ

2022-02-26 21:13:48 | 日記
 UEFAはチャンピオンズ・リーグ決勝の舞台を、フランスのスタッド・ドウ・フランスに変更する旨を発表しました。

 パリ・サンジェルマンとすれば、初優勝を母国を代表するスタジアムで達成したい、地元パリのファンにビッグイヤーを掲げる姿を見せたいと考えていることでしょう。

 ただ、事はそんな単純でないよ言うに思います。

 2015年、日刊紙である「シャルリ・エブド」が偶像崇拝はおろか肖像画を描くことすら禁忌とされているイスラム教の預言者「ムハンマド」の肖像を描き、激高したイスラム教徒が暴力行為に及ぶという事件がありました。

 又翌年、ドイツ代表をスタッド・ドウ・フランスに招いたフランス代表ですが、スタジアム近辺で爆弾が爆発するという騒ぎも起き。観戦していたファンたちが狼狽し、試合どころではなくなるという事件も起こりました。

 これらはフランスの問題ではなく、もはや欧州全土に安全な地域はないようにも思えますが、僕個人の見解では異教徒、この場合はフランスの「ローマン・カソリック」ですが、他の宗教で禁忌とされていることに関して、余計な口出しをしなければよいという思いです。

 救世主イエスと聖母マリア
 ローマ皇帝とローマ教皇

 これらは肖像画を含めて数多くの画家たちが題材としてきたわけですが、この

 「救世主や預言者を描けることがキリスト教である」
 「だが異教徒からみれば、我々の考えは理解できない面はあるだろう」

 とどうして思えないのかがわかりませんよね。

 仏教も仏像を彫る事を認めているように、ゴウタマ・シシッダールタの教えはタイ、ミャンマーを軸にアジア諸国で日々学びの対象となっていますし、ロベルト・バッジョが仏教とであることはよく知らられています。

 バッジョもローマン・カソリックのおひざ元、イタリアで宗教を鞍替えすることに迷いはあったと思いますが、だからといって異教徒を尊重できないというのは、どこかお門違いに思えてなりません。
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