塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

選手に人気のスパイク、どうして廃盤になるのでしょうか

2022-02-05 21:24:36 | 日記
 ブランドとしては、商売の都合上契約選手からとりわけ評判が良いスパイクでも、廃盤にして新作を発表すべきなのでしょうか。

 アディダスはコパ・ムンディアルを作り続けているのかもしれませんが、jリーグでも海外リーグでのこの名作を履く選手は全く見かけない一方で、F50アディゼロを履く選手は、まだかなりの数存在します。

 専門サイト「0014のブログ」において、レアル・マドリードに在籍するスペイン代表のイスコが、F50を着用していると紹介していますが。アディダスに限らずブランドとしては

 最先端の技術を投影した最新作を履いてほしい
 当然履き心地、デザイン、軽量性など機能はこちらが充実している
 過去のスパイクはあくまで「発売当時」に最先端だった

 わけですから、選手が過去のスパイクを履くと「参ってしまう」と思います

 ただF50,とりわけ桃色は中村俊輔が贔屓にしていいますし、現在アシックスと契約中のガンバ大阪の宇佐美も、やはり好んで履いていたはずですよね。

 これだけ選手からの評判が良い、履き心地も機能面でも申し分ない品を、わざわざ廃盤にする必要はないと思いますが、アディダスに限らず旧作を継続販売することは

 自社の技術改善の発表にならない
 選手の保護のためにも、新作は常に開発するもの

 という意味合いが強いのでしょう。

 現状、ニット・アッパーに代わる最先端素材は登場していませんが、未来にはきっと僕たちが考えもしなかった素材が登場するのでしょう。

 今、人工的に作られた「蜘蛛の糸」が注目されており、既にザ・ノースフェイスがダウン・ジャケットで採用し、桁外れの反響を得ました。

 アディダスに限らず、もう悠長な形で開発をしているとライバルに遅れをとる、という緊張感と焦りもあるのでしょうが。
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ワールドカップビジネスも曲がり角でしょうか

2022-02-05 21:07:07 | 日記
 以前にもお話ししたように、僕が母校である山梨学院大学に入学した1996年は、ロンドンパンクの勃興から20周年の節目でした。

 おまけにこの年、無いと言われ続けてきたセックス・ピストルズの再結成もあり、レコード・コレクターズやロッキン・オンはパンク特集を随時組みましたし、有名、無名関係なくロンドンパンクのCDは再発もあれば復刊もあるという、大きな賑わいだったのです。

 同時にアメリカン・パンクも脚光を浴び、バウンティー・ハンターの岩永ヒカルの推挙で「ミスフィッツ」が大々的に注目されましたし、僕はデッド・ケネディーズや岩永さんの推薦文を読んで、バッドレリジョンやランシドのCDを買ってみたものです。

 ただ「何周年記念」というのは、ある種の特効薬のため、長続きはしません。

 例えば2026年はロンドンパンクから50周年ですが、もう大々的にCDが売られる、誌面の構成比が大きくなる、ということはないでしょう。

 それは往年のファンが減少しているということもありますし、ロンドンパンクが持つ風刺の意味合いも減り、そもそもパンクは低賃金の生活という意味ですから、これ以上格差が広がるわけにはいきません。

 日本代表も同様といえます。

 韓日ワールドカップのように代表ジャージが60万着も販売するには、代表が8強以上に進出することが大前提でしょうし、ワールドカップをみるためにテレビの買い替えやブルーレイ・レコーダーを開発、売り込みたいと思う企業はないはずです。

 韓日ワールドカップやドイツ・ワールドカップの頃は、DVDで代表の成績を振る帰り、2009年のアジア最終予選までら「激闘録」と記された作品もありました。

 でも、これらの映像作品も出回らないに違いありません。

 それはある意味、日本代表がワールドカップに出場することに違和感はなく、だからこそ本戦で何を見せてくれるのか、というかつてなかった贅沢な悩みに変化していると言えます。

 ワールドカップで商売をした企業からすれば、世知辛いかもしれませんね。
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アリゴ・サッキが持つ自信の源

2022-02-05 20:54:32 | 日記
 我流、自己流、そして独学。

 これらの意味合いは厳密に異なりますが、内容としては誰にも教えを請うことなく、自らの力で学び吸収し成し遂げるという形です。

 僕は基本独学であり、英語検定にしても漢字検定にしても、教師にはつかず参考書と問題集、CD音源を活用して受験してきましたが、ある意味独学では行き止まりになる点もあるのですが。

 ではどうしてアリゴ・サッキはゾーン・プレスの理論を、全盛期のACミランで植え付けることができたのでしょう。

 ラファ・ベニテスが自身の新婚旅行の際、行先を「ミラネッロ」に定め、サッキがACミランで繰り広げる練習内容を目に焼き付けた話は広く知られています。

 今、サッキ同様選手としての経験値がまるでないラルフ・ラングニックがユナイテッドで苦戦しているのは、そこに「暫定」の文字がつくからではなく、ラングニック自身が歩んできたシャルケ04,RBライプツイヒなどと比較して、優勝回数がとにかく多く、同時に

 クラブは桁外れのスポンサー収入がある
 選手たちの痛烈な自己意識(嫌な言い方をすれば超絶わがままで高給取り)

 に出会ったことがないため、ではないかと思うのです。

 サッキはラングニックのような暫定指揮官ではありませんでしたし、パルマやレアル・マドリードからも呼ばれるなど、指揮官としてエキスパートでしたが、彼自身

 自身のゾーン・プレスの理論に確信があった
 マルコ・ファンバステンやルート・グリットなど、名手に対して怯むことがなかった。

 恐らくサッキは

 「私の言う事を信じろ、実行すれば必ず優勝できる」

 と断言したに違いない、そう遠慮やお伺いの類は一切見せることがなかったのでしょうね。

 当時のミランはアディダス、ロット、カッパと契約先が変更になるも、ロットからアディダスへの移行を経て、現在のプーマになります。

 オールドジャージのファンは、この時代のジャージは特に思い入れがあると思いますよ。
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