塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

サザンプトン、画期的なジャージを公表する

2022-02-12 17:07:24 | 日記
 先日「君の名前で僕を呼んで」というDVDを鑑賞しました。

 中古価格2750円だった品が、いきなり650円に値下がりしていたんですよ。

 鑑賞した方たちが登場人物たちの描写、撮影場所となった北イタリアの美しさに賛辞を贈っていたことを知っていたので、この価格はありがたいと思い購入したのです。

 時代背景が1983年ということで、当時の世相を反映させる小道具、ソニーのウオークマンやカシオのGショックと思われる時計、コンバースのバスケットシューズに半袖のオックスフォード・ボタンダウンシャツなど、衣装係の細やかさは素晴らしいと感じました。

 主人公が父を訪ねてきた年上の米国人男性と、ひと夏の恋に落ちるという同姓同士の結びつきが題材なのですが、主人公(俳優のテョモテー・エレメが演じる)の葛藤と内面を描く過程は、監督と相当会話を交わしたのではなかろうか、と思いましたね。

 僕は性的少数者「LGBTQ]という言葉を用いれば用いるほど、消費者は消費し飽きてしまうのではないかと心配になります。

 しかし、このような単語や映画の題材になることで、性的少数者の内面、葛藤、気持ちが僕たちに伝播するようになったことは、潮目とも考えられます。

 ヒュンメルは契約するサザンプトンに

 「サザンプトンに同性愛嫌悪はいない」

 という題材でデザインされたジャージを提供します。

 胸元には彼らのニックネームである「セインツ」のロゴが確認でき、公式ホームページではジャージの全体像と、着用した選手たちの練習風景も見られます。

 米国では男性の上級生が男性の下級生に性的暴行を行う事が頻繁に起き、プレミア・リーグでは著名選手たちが性的暴行を女性に繰り替えしているという賢愚がかかるまでになりました。

 性と性別関係なく、他者の敬意を払うことは人間としての在り方として、失ってはならない過程ではないかと感じる今日この頃です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本テレビ、クラブ・ワールドカップ特番を組む

2022-02-12 16:44:02 | 日記
 明石家さんまとぺこぱの二人がブースターとなり、特番が組まれたFIFAクラブ・ワールドカップ特集。

 見ながらどこかで「盛り上げ方に苦しさがあるな」と感じたのは僕だけでしょうか。

 欧州王者チェルシーは、10年前の横浜で掲げることのできなかった世界一のトロフィーを掲げるために戦いますが、対戦相手のコリンチャンスの意欲も桁違いでした。

 パルメイラス、グレミオ、フラメンゴにサントス、そしてサンパウロ。

 ブラジルには南米を代表する有力クラブがいくつもありますが、実はコリンチャンスだけコパ・リベルタドーレスで優勝したことがありませんでした。

 2000年、そのブラジルで開催された「世界クラブ選手権」で優勝したのはコリンチャンスですが、あらゆる面で「いわくつき」の大会であり、南米王者に輝くまでの月日は長いものでしたから、これでクラブ・ワールドカップの優勝を持ち帰らなければ、自分たちの使命が終わらない。

 と考えたのでしょう。

 ルイス・フェリペ・スコラ―リは

 1・1995年グレミオでコパ・リベルタドーレス優勝
 2・2002年韓日ワールドカップ優勝

 という、世界的指揮官が少ないブラジルで大きな名声をえました。

 仮にチッチが2022年ワールドカップで優勝すれば

 1・コリンチャンスでのクラブ・ワールドカップ優勝とコパ・リベルタドーレスの優勝
 2・ワールドカップ優勝

 という、フェリポンを凌駕する足跡を残す形となります。

 一方でトーマス・トッヘルを解任したパリ・サンジェルマンは、彼が新天地であるチェルシーで優勝した瞬間をどのように見ていたでしょうか。

 既にフランスでは報酬も戦力も突出しすぎており、昨年のリールの優勝がパリ・サンジェルマンに大きな恥をかかせましたが、それは限定的と言えます。

 クラブ・ワールドカップも、角度を変えれば見どころはあると思いますが、やはり欧州対南米の図式はそう簡単には崩れません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クラブ・ワールドカップ決勝の対戦カードが決まりました

2022-02-12 13:24:40 | 日記
 FIFAクラブ・ワールドカップは欧州王者チェルシーと南米王者パルメイラスで決勝となります。

 チェルシーは2012年大会、コリンチャンスに0-1で敗れて準優勝
 パルメイラスは1999年、マンチェスター・ユナイテッドに0-1で敗れて準優勝

 ということで、決勝戦での悪い印象を払拭したいと考えているでしょう。

 1999年のパルメイラスからすれば

 1・ユナイテッドはカンプノウでバイエルン・ミュンヘンに劇的に勝利したことで、日本のファンにもなじみがあった
 2・とりわけデイビッド・ベッカムの知名度は抜群であり、ファンはある意味「贔屓」にしていた

 という側面が不利に働いた印象があります。

 一方のチェルシーも、2007-08シーズンのUEFAチャンピオンズ・リーグでマンチェスター・ユナイテッドに競り負けて準優勝、2012年遂に欧州王者に輝き、では世界一になろうと思ったその瞬間の敗北ですから、ファンも今度こそ優勝してほしいと願っていることでしょう。

 ただ、アジア代表や中米代表からは、不満も漏れています。

 それは両クラブがシードされていることもあり、日程的に(UAEまでの移動とそれまでのリーグ戦は除きます)試合数が少なく有利ではないか、という点です。

 一方でアジア代表のアルヒラル(サウジアラビア)が、チェルシーに敗れた事を思うと、開催国日本というアドバンテージはあったにせよ、鹿島アントラーズが2016年大会で、レアル・マドリードの待つ決勝戦までたどり着いたことは、意義があるように今更ですが感じます。

 アフリカ全は今回、エジプトのアルアハリが参戦しましたが、アフリカ代表は2011年大会、コンゴ共和国のマゼンべ以来決勝に進めていません。

 以前にもお話ししましたが、FIFAクラブ・ワールドカップは意義も開催も、曲がり角に来ている印象が強くなっていないでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本日のカップ戦を皮切りに新シーズンが開幕します

2022-02-12 13:10:19 | 日記
 13時30分より日本テレビが、2022シーズン開幕を告げる「富士フィルム杯」を中継します。

 リカルド・ロドリゲス監督を迎えて2季目を迎える浦和レッドダイヤモンズ。

 2021年冬は引退表明をした阿部を軸に、30代半ばの選手たちを移籍させることで、クラブ内の空気を刷新し2022シーズンを迎えます。

 一方の川崎フロンターレは、北海道コンサドーレ札幌からタイ代表のチャナティップを獲得し、2021年最優秀選手であるレアンドロ・ダミアンも健在です。

 川崎フロンターレは、過去5年で4度のJ1優勝を果たしています、単純に考えてもスポンサーシップに頼らなくとも、この賞金だけで海外から有力選手を獲得できると思いますが、首脳陣は選手の売却で得た資金を含めて、まだ積極活用するとは考えていないのでしょう。

 チャナティップの入団は大きいと思いますが、AFCチャンピオンズ・リーグも含めて、現有戦力で戦えると考えていると感じます。

 京都サンガのように久しぶりにJ1に登場するクラブは、当然残留がシーズンを通じて最大の目標となります。

 イングランド・プレミアリーグでは、最下位のクラブでさえテレビマネーが60億円は分配されるとのことで、彼らは何としてでもプレミアに残りたいと、積極的な補強とサッカーを展開します。

 現在のJ1が下位クラブにまで賞金を用意しているわけではなく、新型コロナウイルスの余波は恐らく2022年も沈静化はしないでしょうから、J2に比べても露出のあるJ1残留は大きな目標になりますね。

 新監督を迎えた名古屋グランパスエイトとFC東京も、故障選手の少なさ、戦術の浸透度では上位進出が期待できますし、ヴィッセル神戸はある意味でAFCチャンピオンズ・リーグの方に力をいれるかもしれません。

 ただ、JFLの鈴鹿に移籍した三浦知良の存在をみれば、いつまでも彼が日本サッカーの顔であり続けてはいけないという、危うさも感じてしまいます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする