ユピテル、ヘラ、ポセイドン、アテナ。
ギリシャ神話のおけるオリュンポスの最高神、12神の存在は多くの物語として今でも読み継がれています。
ギリシャ神話の神々は、キリスト教やユダヤ教とは異なり、神とはいえミスをする、それは人間とて同じなのだ、という考えの下で生まれており、異教として無視された事実もあります。
サッカーの名手たちをこの12神に当てはめる際、誰もが声をそろえるのは
ペレ、ディエゴ・マラドーナ、そしてリオネル・メッシの3選手である
そこにヨハン・クライフとフランツ・ベッケンバウアーを加えることも、やぶさかではない
ただ、他の7選手に関していえば、国籍やファンの主観が大きく問われる、じつにややこしく、同時に楽しい作業になる気がしませんか。
しかし、ここに歴史的に歩みが遅いアジアとオセアニア、アフリカ各国からは選出されないでしょう。
また各国のエキスパートにしても
ポルトガルの記者ならばエウゼビオ
イングランドの記者ならばボビー・チャールトン
フランスの記者ならばレイモン・コパ
を必ず投票するでしょうし、他にもハンガリー代表のプスカシュ、スペイン代表ならばアルフレッド・ディ・スティファノもそうでしょうか。
現代の選手ならば、ジダン、ロナウドとロナウド(ポルトガルとブラジル)も外せないという方、多いでしょうね。
このようなランク付けは難しいわけですが、そこには選出した人物の「らしさ」も見え隠れします。
ちなみに「最高」という名前で生まれたジョージ・「ベスト」なんて、本当に格好良いとしか言いようがないですから。