ASローマは新指揮官にクラウディオ・ラニエリを指名しました。
新シーズンですでにラニエリが3人目の指揮官という、シーズン前の予想とは全く異なる形になっています。
少なくともエキスパートたちは、デ・ロッシを我慢して起用した方が、監督選びと戦術、全体練習を考慮してもよかったのではいか、と考えている様子です。
Jリーグでも石崎信弘監督のように、昇格請負人と呼べる達人がいましたが、残留請負人と呼べるだけの存在は、まだ不在の気がします。
欧州ではラニエリのように
シーズン途中から新しいクラブで冒険を始めることを厭わない指揮官
残留請負人として、クラブと運命を共にする肝っ玉のある指揮官
がいるものです。
もちろん、必ずしも監督交代が勝ち点3につながるかというと案外そうでもありません。
しかし、指揮官を替えれば流れが変わる、と信じているのは日本でも欧州でもサッカーの世界の一コマ、となってはいますが。
ローマの場合は
ナポリも同様だが、ファンが過激で成績低迷は選手と指揮官の命すら奪いかねない
暴力的な声明、応援につながる
従って、監督交代を軸に何か手を打たなければ、過激さが増幅しています
という落ち着きのなさも関係しています。
当然ラツイオの動向もあるでしょうし、節操がないという以上に難しい、混沌とした形ですよね。