森保一日本代表監督が、2026年ワールドカップまで、住まいを欧州に移す考えがあるようです。
確かに時差と飛行機移動を考慮した際、代表の9割が既に欧州クラブの選手で占めているわけですから、森保さんが欧州を拠点に生活しようと思う気持ちはわかります。
今はイングランド3部など、欧州主要リーグでも「下部リーグ」に在籍する選手も増加傾向にありますし、富安と伊藤という怪我を抱えている選手に体調も把握せねばなりません。
では肝心かなめとなるJリーグの視察はどうなるのか、という点も浮かびます。
名波浩アシスタント・コーチを軸に、コーチ陣が代表候補選手の試合を視察、マッチレポートを作成し、映像とともに森保さんに送信し、話し合うという形になるのでしょう。
ただ、代表監督森保一が視察する緊張感と、名波浩アシスタント・コーチが視察する緊張感は、幾分選手の心情は異なると思うんですよ。
どんなに「アシスタント」コーチが良いと判断しても、選手の招集と起用、敗北と勝利のいかなる結末の責任も、すべて森保一代表監督が背負うわけですから。
ただ、この話はまだ確定しているわけではないでしょうし、あくまで森保さんが現状を考慮し、自身で希望している事柄でもある様子です。
他の競技で代表監督が国内から拠点を移すという話は聞きませんから、この希望はサッカーも含めて極めて例外的です。
逆に本場欧州との距離を縮めてゆくことの動作が、今後も不可欠になってゆくことの第一歩、かもしれません。
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