Jリーグが盛り上がりにかける要因に、過去のラモス瑠偉や三浦知良のような、アイコンが不在という声があります。
当時の日本代表選手が、イタリアやスペインはおろか、ポルトガルやベルギーのような中継地の国からも、移籍の打診はほぼ皆無でした。
結果的にファンは、お目当ての選手を確認できましたし、当時はリーグ戦が恐ろしいことに週2試合くまれていましたからね。
現在は高校生も渡欧できる時代になりましたし、一方で欧州クラブからのオファーを吟味し
私は大学リーグで場数を踏みます
私はまず、日本でプロ選手になります
という多くの選択肢が生まれています。
それはWEリーグも同じでしょうか。
2011年のFIFA女子ワールドカップ優勝から翌年のロンドン五輪銀メダルまで、宮間あやも澤穂希も日本でプレイしていました。
世界王者の選手たちをスタジアムに観にいこう
日本女子代表の試合も注目だ
という形で、ファンが関心を持ち続けることができたのは、世界王者の選手たちが、現在のように米国と欧州に散る形ではなかったためです。
ニールセン新代表監督が先日発表した代表選手たちも、日本代表と同様に9割を海外クラブの選手たちが占めていますよね。
例えばAC長野パルセイロ、サンフレッチェ広島、三菱重工浦和レッズ・レディースなど、個人で応援するクラブの選手たちは判別できますが、リーグの顔、リーグを代表する選手、という問いかけには、苦労するでしょう。
WEリーグとJリーグは、案外同じ課題を持っているのではないでしょうか。
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