塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

リーグの顔という大切な問題

2025-02-09 14:38:29 | 日記

 Jリーグが盛り上がりにかける要因に、過去のラモス瑠偉や三浦知良のような、アイコンが不在という声があります。

 

 当時の日本代表選手が、イタリアやスペインはおろか、ポルトガルやベルギーのような中継地の国からも、移籍の打診はほぼ皆無でした。

 

 結果的にファンは、お目当ての選手を確認できましたし、当時はリーグ戦が恐ろしいことに週2試合くまれていましたからね。

 

 現在は高校生も渡欧できる時代になりましたし、一方で欧州クラブからのオファーを吟味し

 

 私は大学リーグで場数を踏みます

 私はまず、日本でプロ選手になります

 

 という多くの選択肢が生まれています。

 

 それはWEリーグも同じでしょうか。

 

 2011年のFIFA女子ワールドカップ優勝から翌年のロンドン五輪銀メダルまで、宮間あやも澤穂希も日本でプレイしていました。

 

 世界王者の選手たちをスタジアムに観にいこう

 日本女子代表の試合も注目だ

 

 という形で、ファンが関心を持ち続けることができたのは、世界王者の選手たちが、現在のように米国と欧州に散る形ではなかったためです。

 

 ニールセン新代表監督が先日発表した代表選手たちも、日本代表と同様に9割を海外クラブの選手たちが占めていますよね。

 

 例えばAC長野パルセイロ、サンフレッチェ広島、三菱重工浦和レッズ・レディースなど、個人で応援するクラブの選手たちは判別できますが、リーグの顔、リーグを代表する選手、という問いかけには、苦労するでしょう。

 

 WEリーグとJリーグは、案外同じ課題を持っているのではないでしょうか。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 富士フィルムスーパーカップ... | トップ | コンバース・ジャパンが市場... »

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事