塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

貧しい家庭の子供たちが夢見ること

2025-01-14 21:34:28 | 日記

 ショーン・コネリーとケイリー・グラント

 

 前者はスコットランド、後者はイングランドを代表する俳優として知られ、多くの映画に登場し、映画監督から重宝されてきました。

 

 共通点として彼らは

 

 生家が貧しく、学が高いわけではない

 しかし、自分に似合う衣装や着こなしを必死に学び、華麗で優雅な着こなしアクションをこなせるようになる

 

 という形なんですよね。

 

 特にコネリーは、007に主演する際「アンソニー・シンクレア」という一流の仕立て職人と出会い、軍服の要素を加えた美しいスーツをいかに纏うべきかという難題を克服します。

 

 グラントは顔が大きいことを自覚し、タブカラーのような小ぶりの襟シャツで登場、女優たちを引き立てました。

 

 彼らにとって銀幕は、稼ぐことの手段であり、同時に自分を最大限にさらけ出せる貴重な場所だったのでしょう。

 

 中米では大リーグの選手になること

 北米ではバスケットボールかアメリカン・フットボールのドラフト指名を受けること

 アフリカではプロサッカー選手になるため、欧州を目指すこと

 

 貧しい家庭の子供たちは、俳優や歌手も魅力でしょうが、選手になって稼ぎたい、片親であるハンディを克服したいと考えますね。

 

 日本でもプロ野球ドラフトにひっかかるため、懸命に汗を流す選手がいますが、ドキュメントではそれらの多くが片親であったり、働きながら学んできた選手が多い様子です。

 

 Jリーグにはまだそこまでの救済的発想はないのかもしれません。

 

 ただすくなくとも60クラブのプロと裾野の広いアマチュアを考えれば、サッカーで稼ぎたいという要求は、以前よりも近い位置にあるのではないでしょうか。

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