キャプテン翼が週刊ジャンプで最初に連載された際は、小学生編、中学生編、国際ジュニアユース選手権と、3つの山場に分類できます。
国際ジュニアユース選手権は、会場をフランスにした背景は、1984年の欧州選手権開催国であり
集英社が街並みやスタジアムの資料を集めやすい
高橋先生も、登場人物を描くヒントとなる著名選手がフランスに集結
という面があったのではないでしょうか。
ちなみにフランス代表の背番号10であるエル・シド・ピエールは
実力も素晴らしいうえに、両親は富豪である
背番号10を背負う責任を持ち、同時に優れた外見を持つ
そのため、同世代の女性たちが放っておかない
という描き方をされています。
日本代表と対戦する際のチームバスでは、エル・シド・ピエールは同乗ですに別行動でしたが、これはあくまで漫画だからこそ、ですね。
1980年代といえば
カール・ハインツ・ルンメ二ゲ 西ドイツ代表
ギャリー・リネカー イングランド代表
ミッシェル・プラティに フランス代表
ミカエル・ラウドルップ デンマーク代表
などが知られていますが、どんなに人気があっても、特別待遇、つまり練習を軽く済ませる、個人での移動が許される、という形ではかったと思います。
それはアルゼンチン代表におけるディエゴ・マラドーナ、ブラジル代表のエースであるカレカ、南米各国も同じでしょう。
きっと高橋先生はその点を承知しながら、ピエールというホスト国の最重要選手を際立たせる形にした気がします。
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