塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

移籍した選手の商標権はどうなのでしょうか

2021-09-23 17:53:32 | 日記
 2020年1月、搭乗していたヘリコプターが墜落し帰らぬ人となったコービ・ブライアント。

 彼はロスアンゼルス・レイカーズに1996年に入団以降、2003年までだっと思いますがアディダスと契約していました。

 アディダスとの契約終了後、ナイキとリーボックを交互に愛用し、感触を確認した後にナイキと契約するのですが、アディダスもブライアントに支給したバッシュを

 「クレイジー8」

 という名称で復刻、販売していました。

 ファンならば誰もがアディダスとブライアントの結びつきを知っていますし、クレイジー8が契約切れのために別名称、つまりブライアントの名前を用いることができなかった点も理解できます。

 ただ、アディダスが名称が異なるとはいえ復刻盤を発売できたことは、商標権を得ていたという事なのでしょうか。

 例えばブライアントは既に故人なわけですが、この形でもアディダスは「クレイジー8」を将来、はつばいすることができるのだろうか、商標権はどうなるのだろう、と想像してみたんですね。

 先日、ドイツ代表として1974年ワールドカップ優勝の立役者となったゲルト・ミュラーが他界しました。

 彼はアディダスしか履かなかったはずですから、仮にアディダスが彼の愛用スパイクを復刻しようと考えても、問題はないと思います。

 では故人ではありませんが、プーマに移籍したネイマールの愛用スパイク、例えば2013年発売のハイパー・ヴェノムを別名称で復刻したとしましょう。

 ネイマールとネイマール・シニア、そしてプーマは何か行動を起こす、もしくは起こすべきでしょうか。

 これらは実現しないでしょうし、従って問題には至らないはずです。

 ただ今後、肥大化するサッカービジネスにおいて、有力選手獲得はさらに熱を帯び、過去の契約、現在の契約が取りだたされる機会が増すに違いないと、僕が勝手に考えてみたのです。

 
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真面目に働くことは愚かだろうか

2021-09-23 17:36:33 | 日記
 オレオレ詐欺が特殊詐欺と名称変更される中、手段は巧妙さを増しています。

 我が家にも特殊詐欺「かもしれない」電話があるようですが、両親は

 「そんな手に引っかかるか」
 「むしろ犯人を追い詰めてやりたい」

 と僕から見ると根拠のない自信で一杯なのですが。

 僕は特殊詐欺犯を擁護しようとは思いませんが、政治、政治家を見ているとむしろ彼らの方が、明らかに反面教師だと思いますがね。

 某法相夫妻の献金1億5千万円のつかいみちがさっぱり明らかになりませんが、それは某総理大臣の桜、森友、などの諸問題も同様ですが、大臣クラスの失態も含めて

 「彼らに俺らを犯罪者と罵る権利ないでしょう」
 「政治家は俺たちよりも、よほど美味い汁を吸っているよ」
 「だからさ、真面目に汗流すことなんで無意味だろ」

 と思うのではないでしょうか。

 僕は株式市場(中国では恒大の負債が桁外れで、恒大クラブは指揮官ファビオ・カンナバロを失うと見なされています)やビットコインなどで利益を得たこともなければ、損益を計上したこともありません。

 ある意味、楽をして収入を上げたいとは皆が思いますが、かつてこの国に存在した

 「労働は尊い」
 「お天道様が見ているよ」

 という訓示は既に通用しないでしょうね。

 政治の綻び、政治家の失態がなくならない限り、真面目に働くことは愚か者のすること、と皆が感じ始めても不思議ではありません。

 サッカー日本代表には、やはりあるべき姿を保ってほしいと思います。

 不格好でも体を投げ出すこと、張ること
 汗でジャージを濡らすこと
 リスクを承知してタックルする

 これら「一途」な姿に感銘を受けるからこそ、例え視聴率が追及されたとしても、テレビ朝日は放映権を維持しているように感じます。

 大体刑務所の中にいても、やることは限られるでしょうし、平々凡々でも家にいたいものです。
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サッカーが好きならば一生安泰でしょうか

2021-09-22 20:57:54 | 日記
 1時間幸せになりたかったら、酒を飲みなさい
 3日間幸せになりたかったら、結婚しなさい
 8日間幸せになりたかったら、豚を殺して食べなさい
 永遠に幸せになりたかったら、釣りを覚えなさい

 これらの一文は、集英社文庫「オーパ」の237ページで紹介されている人生訓です。

 作者開高健に関する著作は彼の死後、何冊も刊行され、最近もこのオーパの豪華復刻版が刊行されました。

 すでに入荷はしにくい様子ですが、近所の書店では実物が販売されているため、どうしようか迷っているところです。

 ただ、最後の一文の「釣り」が、僕の場合は「サッカー」なのだろうかと思っていたのですが、最近はむしろサッカーは恐怖であるとさえ思うようになりました。

 日本代表だっていつの日か、予選敗退のためにワールドカップ本戦に出場できないかもしれませんし、長野パルセイロはこのまま永久に3部かもしれないかと思うと、激しく寝返りを打ちますよ。

 ブラジル代表も2002年、まさか予選落ちかと思った瞬間に本大会で優勝するも、2014年はドイツ代表に

 「ミネイロの悲劇 1-7の完全敗北」

 という無残な結果で大会を去ります。

 イングランドもフランスもイタリアも予選落ちしていますし、ポルトガルが常連になったこともつい最近であれば、ボリビアやベネズエラも本大会出場を願ってやみません。

 だからでしょうか、恐怖と幸福は紙一重なのでしょう。

 それはワールドカップでなくともリーグ戦やカップ戦でも変わりません。

 素晴らしい弾道のフリーキック
 ブラジル代表のリバウドがバルセロナ時代に見せた、美しいオーバーヘッド
 マラドーナの類まれなる技術

 確かに予選落ちや降格は怖いですよ。

 誰だって避けたいと思っていますが、誰かが敗れるからこそ勝者が輝くことも確かです。

 その明暗がまぶしいからこそ、皆サッカーを信じ、見て感じているように思うのです。
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ターンオーバー可能はむしろややこしいかもしれません

2021-09-22 20:46:26 | 日記
 パリ・サンジェルマンは今季
 
 GK ジャンルイジ・ドンナルンマとケイラ―・ナバス
 CF マウロ・イカルディとキリアン・ムバッペ、そしてレオ・メッシ

 というように、主役クラスを豊富に揃えています。

 ドイツ代表のユリアン・ドラクスラーやアルゼンチン代表のアンヘル・ディ・マリアのような実力者も常時先発にはならないでしょうが、むしろ指揮官としては難題ではないでしょうか。

 1990年代前半、ファビオ・カペロ率いるミランが、チャンピオンズ・カップとリーグ戦で質を保てるように、1軍選手を2通り揃える、俗にいう「ターンオーバー」を採用します。

 よく知られるのが1993年トヨタカップで、カペロはこの試合の2トップをリーグ戦では起用しない2選手

 フランス代表 ジャン・ピエール・パパン
 ルーマニア代表 フロリン・ラドチョウ

 で構成し、サンパウロに3-2で勝利します。

 パパンはフランス代表のエース、しかも1991年の欧州最優秀選手でしたが、彼ですら先発起用は難しく、そこには容赦しない、言い換えれば選手の経験と名前で起用しない、頑迷ともいえるファビオ・カペロがいたから。

 出来た事ではないでしょうか。

 むしろパリ・サンジェルマンの指揮官マウリシオ・ポティチェーノからすれば、選手起用の選択が多すぎて無理難題かもしれません。

 欧州サッカー選手名鑑でも、メッシを右翼に起用する布陣もあれば1トップで起用する布陣も紹介されています。

 モイゼ・ケーンは保有権を持つユヴェントスに戻りましたが、マウロ・イカルディの場合は妻で代理人のワンダ・ナラの存在が厄介なように感じられます。

 セルヒオ・ラモス、マルコ・ヴェラッティという最終ラインと中盤センターの軸はしっかりしていますから、ある程度先発を固定する潔さが、ポティチェーノには求められる気がします。

 ベンチに腰掛ける選手たちの顔ぶれを思うと、贅沢すぎるとは思いますが。
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どうして昔の皮革はあれだけ凄いのでしょうか

2021-09-22 17:29:38 | 日記
 プーマとアディダスのオールド・スパイクを写真で見ると、ある矛盾が感じらます。

 1960年代、70年代よりも2020年の現在の方がスパイク政策において、環境配備やニット素材の採用など、技術の進化が加えられています。

 しかし本革しかスパイク製造の手立てが無かった当時の皮革は、どうして現在よりも極上なのでしょうか。

 スパイク時代の写真
 カタログからの転写

 など形態は様々ですが資料を見つめれば見つめるほど、皮革は輝いてみますし、別にサッカーファンでなくとも、昔の本革の方が現在よりも輝いていると思うはずですよ。

 それは一瞥だけで確認できますからね。

 エルメスが世界で最高級の革製品を製造していることは有名です。

 そしてエルメスは極上の皮革を常に入手できる経路を保持するため、同国のタンナー「デュプイ」「アノネイ」の2社を傘下にしました。

 米国の靴ブランド「オールデン」のファンならば、オールデンが採用する最高級コードバンが、同国の「ホーウイン社」から供給されていることをご存じですよね。

 ただ、現在はトラクターが一般的であり、かつてのように農耕馬で畑を耕すという概念がありません。

 コードバンは農耕馬のお尻の革ですから、農業が機械の手を借りる機会が増加すると、コードバンの入手が難しくなるというジレンマに陥ります。

 ニューバランスも4-4-2に代表される本革スパイクを製造しています。

 プーマもキングを製造していますが、往年のファンからすれば現在のデザインと皮革を考慮した際、入手したいと感じないのではないでしょうか。

 今後、皮革は動物愛護の関係上減少傾向になるでしょうし、現在の流通がいつまで維持できるかは定かはないように感じます。
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