蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

ジブリッシュ語?

2010年11月07日 23時43分19秒 | 日記
今日のMAは、声楽・殺陣・表現。

表現の時間は、久しぶりに「ジブリッシュ語のエチュード」をやってみた。

以前、三回ほど行ったことがあるが
みんな乗りきれず、楽しんで取り組めなかったので
暫くお休みをしていた。

「ジブリッシュ語」とは―

  何語でもない自分のメチャクチャ語

で、そのメチャクチャ語で即興劇を作るんですねぇ~

相手がしゃべる言葉の意味は全く不明
相手の表情やジェスチャー、声の抑揚や強弱などから
何を言わんとしているか読み取る必要に迫られる

コミュニケーションの中で言語そのものの占める役割は
35%以下だとか。
言語よりも、ジェスチャーや表情、目線・呼吸
声の大小・高低・スピード・間などで
他者は判断しているとのこと。

怒っている人の言葉って
怒っている感情だけが届いて
言葉は伝わってこないって経験あるよねぇ。

これは、言葉より感情のほうが
相手に届きやすいという一つ例。

このジブリッシュ語を使ったエチュードは
伝える側は身ぶり手ぶりで一生懸命伝え
受け取る側は、それを一生懸命観察し
何を言おうとしているか理解しなければならない。

つまり、お互いに相手を理解しようと思わないと
成立しないエチュードってわけ。

今日は、2チームとも、とっても面白かった
ジブリッシュ語でこれだけ面白い作品が出来たのは
10年間ワークショップを行ってきた中で初めてのこと。

よし
応用版も考えてみるか

まつもと演劇祭観劇☆

2010年11月07日 16時00分07秒 | 日記
行ってきました!

第15回まつもと演劇祭
『街なか、エンゲキ見本市!』

朝10:50に長野を出発。
高速道路を使わず19号線で向かった。

同行者はケンタロウ君とケンジ君。

12:30頃、松本へ到着。
注文したチケット枚数分の料金をN夫人にお届けするため
まずはピカデリーホールへ。
N夫人に挨拶し、チケット料金をお支払いし
ささやかなお祝いを渡して
一本目の観劇会場「旧鶴林堂ビル」に向かう。
Sariaとシンちゃんが合流して一緒に観劇。

  劇団名 演劇実験室◎経帷子
  タイトル 未完のフーガ

いわゆるアングラである。
好みの別れるジャンルだが
山梨の劇団「Godsound+Studioend」とのコラボが面白かった。
人形と役者の融合を目指したらしく
テーマは後付けだとか。

  ああ、だから「未完のフーガ」か…

と妙に納得してしまった。
人形遣いの人たちの肉体は、かなり鍛えられているようで
動きが観ていて気持ち良かった。

終演後、Makiさんお勧めの「ウインナーたい焼き」が食べたいと
私が我儘を言って、若者に買いに行ってもらったんだけど…
買って来てくれたのは「チリビーンズたい焼き」
どうやら店が違ったらしく、そこにはウインナーたい焼きがなかったそうで。。
けど、チリビーンズもピリ辛で美味しかった。

次に向かったのは「時計博物館」4F本町ホール。
途中で、夢幻の応援者の一人
塩尻在住のY君と出会って合流し一緒に観劇。

  劇団名 信州大学劇団山脈
  タイトル ふし穴

時代背景を1970~80年に設定。
今日になって、演劇祭の宣伝動画を観たのだが
その中で、作/演出の学生さんが

  現代の学生が、昔の学生運動をどう捉えているか知って欲しい。

と言っていたのが印象的だった。
キャスト陣が生き生きとしていて楽しめる作品だった。
以前から「山脈」の噂を耳にしていて
一度観劇したいと思っていたので
そういう意味でも今回は目的を一つ果たせた。

二作品観たあと、シンちゃんはご帰還。
残りのメンバーで遅い昼食を取るために
「松本ラーメン」に立ち寄った。
なかなか美味しかったですよ♪

Y君は夜仕事だそうで、ここでお別れ。
サンクスへの参加を約束してくれました

三本目の会場は「上土ふれあいホール」
この後、観劇予定の三本の会場は隣接していて移動がとてもラク。

  劇団名 新太屋プロデュースユニット
  タイトル 花街夜想曲(はなまちノクターン)

松本市にある既存の劇団「天邪気」の役者/新太さんが作・演出した作品。
新太さんは、今年のオープンエアシアターに足を運んでくれたお一人。
彼らは殺陣をメインに舞台造りをしているそうで
機会があれば、一緒に舞台をやってみたいと思っている。
今日の作品は残念ながら殺陣はなかったけど
どことなく大衆演劇の匂いがする造り。
好みが分かれるところだろうけど、私は結構好きです。
惜しいと思ったのは、着物の所作、かな?
そこまでこだわるのは厳しいかもしれないけど
時代劇を上演するなら、是非とも皆さんに日舞を習って欲しいと思った。

外に出ると、日が落ちて急に寒さが倍増

  さむいよぉ~

と言いながら、すぐ向かいの会場「ピカデリーホール」へ。
次はいよいよ、オープンエアで客演して下さったN氏が作・演出を手掛けた作品だ。

  劇団名 P.s マークⅡ
  タイトル 凪ノ國(なぎのくに)

初出演の学生さんが多いと伺っていたので
キャストの成長度合いも含め楽しみにしていた。
まずオープニングで驚かされました!
いきなり背面から落下する女の子の姿が
二度三度と同じような衝撃的な落下シーンがあり
徐々に最初の衝撃が薄れていってしまったため
ちょっと勿体ないかな?と思った。
にしても、毎度のことながらセットが凄いっ
最後の風ぐるまの数もハンパじゃなく…
いやぁ~驚かせて頂きました
内容的には、伝説をベースに創作した作品で
私は好きな系統だけど、若干構造が複雑だったかな?と。
初舞台の子が殆どで、しかも一時間でまとめるというのは
大変なことだと、改めて思いました
次にNさんとお会いしたら、稽古中のエピソードなどを
ぜひ伺いたいと思っています。

最後に向かったのは「信濃ギャラリー」
ここはとても狭い会場
なので「凪の國」終演後、即刻会場に行き
座席だけを確保して、外に出て喫煙&おしゃべり。
みんなの観劇感想を聞いたりしているうちに
あっという間に上演時間に

  劇団名 4LDK
  タイトル シックス・ストーリーズ~私とあなたの方程式~

タイトルと演劇祭チラシに記載してあった内容を見て

  う~ん…もしかして思い入れたっぷり??

なんて思ったりしちゃったけど
いやぁ~面白かったです
どことなくノスタルジーな雰囲気を醸し出しつつ
日常のエピソードをリアルな演技で見せてくれた。
あの超狭い空間にはぴったりな手法だったと思う。
まさに観客は「覗き見」している感覚。

  こういう手法をやってみるのも面白いかな?

と、思えた舞台だった。

こうして全5本を観終えたのは21:00。
どの作品もそれぞれ個性があって面白かった
皆さんのエネルギーを頂いて

  よしっ!また明日から頑張ろう!!

って思える演劇祭でした

他の団員たちは、どんな感想を持ったのかな?
別グループで観劇した団員たちにも
あとで聞いてみよう。

明日からサンクスギビングデーに上演する
ショートコメディの本格的な稽古に入る。

明後日の午前中は建設検討委員会。
そして午後から、3年ぶりに千葉の実家へ里帰りの予定。
長野への帰着は金曜日。
三泊四日で帰省するなんて、10年以上ぶりかも??
しっかり親孝行をしてこようと思ってます