蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

みかぼみらい館

2011年11月07日 16時17分31秒 | 日記
昨日は、群馬県藤岡市にある『みかぼみらい館』へ。

目的は

  高崎バレエスタヂオ30周年記念公演 “白鳥の湖”全幕

の舞台鑑賞。

このバレエ団は、私が以前、夏に2週間ほど
コミュニケーションワークショップの講師依頼を受けて
3年間、毎年夏に通ったことがある。

今回は、バレエダンサーの長男がゲスト出演するとのこと。
主催者のS先生からご招待状を頂いたこともあり
MAを休ませてもらって、観に行くことにした。

市民会館建設に携わっている私としては
知らない会館には大変興味があり
事前にこの会館についてザックリ調査。

平成6年、藤岡・多野地域の
文化活動の拠点として完成したこの施設は
大ホール1,100席、小ホール406席、ギャラリー研修室3室
茶室、和室とプラネタリウムがある。
駐車場台数は850台。
地図をみると、周辺は大きな公園や神社がある。
会館の周辺環境としては理想的♪

お昼過ぎに長野を出て、上信越道で藤岡に向かう。
あいにくの土砂降り!
なので、スピードを出すと危険だ!!
おまけに車の台数も多い。

運転手兼同行者のケンジ君に

  慌てなくていいから、安全運転で!

と何度も言いつつ

  もう少し早く出発すべきだった…

と内心後悔。
それでも何とか開演に間に合いそうな時間に
藤岡インターまで辿りついた。
インターからの道は空いていて
10分ほどで、会館に到着。

小高い丘の上に建設されたこの会館は
晴れていれば、見渡す風景も美しいことだろう。
開演まであと10分程しかないため、急いで大ホールへ直行。
一階席は、既に満席のため、二階席になってしまった。

  ステージが遠いなぁ…

と思ったけど、然程見づらくなくて
逆に隊列などは、返って見やすかったし
全体を観ることができたので
二階席も悪くないなぁと思った。

全体的にきちんと訓練されていて
丁寧に創作している姿勢がみられ
観ていて気持ちの良い舞台だった。
バレエを観るといつも思うのは
テクニックの凄さはもちろんのこと
群衆の隊列移動の美しさ。

昨年、維新派の舞台も隊列移動が際立って凄かった。
いずれ、私も取り入れてみたいと思っている。

バレエ鑑賞は何年ぶりだろう?
これまでプロのバレエダンサーになった長男の舞台を
殆ど観たことがなく、久しぶりに彼のバレエを観て

  上手くなったなぁ~

と、ちょっぴり親馬鹿になったりして。

周囲の皆様のおかげで
成長させて頂いているようです。

終演後、楽屋へ。
先生やスタッフの皆さんにお礼を申し上げたところ
前日、事故によるゲストさんの降板があり
そのゲストさんのピンチヒッターを長男が務めたそうで
逆にお礼を言われた私はびっくり!
何も聞かされてなかったのでした。。

そういえば…公演を観ながら

  やたら踊ってるなぁ~
  目立ち過ぎなんじゃない?

と、不思議に思ったのは、そういうことだったのか…

夢幻も、今年の本公演で似たような状況があり
ケンタロウ君が見事ピンチヒッターを務めてくれた。

何としても舞台の幕を開ける―
S先生の強い信念が、長男に伝わったのでしょうし
彼は彼なりに自分に出来ることを精一杯やったのでしょう。
にしても、よく数時間で覚えたもんだ!と思う。
記念すべき30周年公演のお役に立てて良かったです。

改めて舞台は生き物だと思った。
だからこそ、万全を期して臨まねば!