蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

富山市へ

2011年11月22日 15時37分58秒 | 日記
昨日は、朝7:20に市役所前に集合。
長野市民会館市民ワークショップのメンバーと
市職員4人がバスに乗り込み、富山市へ向かう。

目的は、富山市のホールの視察。
私としては、今回はホール建設の参考のためというより
どちらかというと運営方法を聞くのが目的だった。

現在、市民WSでは、長野市民会館の運営方法を検討中。
芸術監督を置くべきか、市民主導型にすべきか
長野市直営が良いのか、指定管理が良いのか…
私は、財団の設置が必要だと思っている。
可能なら市民主導型が望ましいが
アドバイザーとしての芸術監督あるいは
プロデューサーも必要だと考えている。

県境を越えると生憎の雨…
どんどん雨脚が強くなっていく。

  せっかくの遠出なのに、景色が見えないよぉ~

外を観るのを諦め、本を読みつつ
時々近くのメンバーと話をしながら目的地への到着を待つ。

最初に訪れたのは、オーバード・ホール(富山市芸術文化ホール)
キャパは2200席で、客席は5階まである、
ステージの造りは、日本で5本の指に入るのではないかと思うくらい
充実した豪華な造りで、圧倒されまくり。
だってね、バトンが50本もあるんですよ!
ソデと舞台奥は、ステージと同様の広さが確保され
セリと回り舞台もある!!
楽屋もたくさんあって、マジ凄い!!
まあ…ここまでの設備を使いこなすのは
逆に大変かもしれないけど。

建設当初、芸術監督がいたそうだが
途中でプロデューサーに変更。
変更理由を伺い

  市民のニーズを考えてくれる芸術監督じゃないとなぁ…

と改めて思った。

近くには市民芸術センターという稽古場専用の施設があり
オーバード・ホール見学後、この施設に移動した。

この施設の中には、オーバード・ホールの主ステージと
同じ広さの舞台稽古場があり、その上リハーサル室もある。
その他、大・中・小の練習場がナント39室!
大道具製作用の作業室もある。

ここはホール・練習室共に、貸すのは
芸術団体のみとの規定があるそうだ。
利用料金は、格安!
楽器等のレンタル料金も破格値!
利用時間も夜10:30までなんですよぉ~
羨ましい限りです。。

職員の方の話によると、若手の芸術家が育ち
羽ばたきつつあるとのこと。

やっぱり環境が人を作るんだよねぇ。

芸術センター敷地内にあるレストランで昼食を取り
黒部市国際文化センターに移動。

ここは、カーターホールと名付けられた主ホール(800席)と
マルチホール(200席)という多目的ホールがあり
その他、展示室・リハーサル室・会議室・楽屋等がある。
外にはナント能舞台が!
この野外能舞台では、毎年狂言を上演しているとのこと。

館長さんがいないんですよ、このホール。
いるのは事務局長と数人の事務局職員と舞台技術職員。
運営者は市民代表の運営委員さんたち。
芸術監督もプロデューサーもいない
完全に市民主体のホールですね。
お話しを伺ったところ、とても活気のある会館のようで
ホール専属のリトルカルチャークラブという
キーボードオーケストラ、合唱団、ドラマキッズ(演劇)の
三つの団体があるとか。
指導者も地元の芸術家たちとのこと。

子どもたちの育成を主眼においたホール専属団体を作るのは
良いかもしれないなぁ…

途中、雨天で高速道路が通行止めになり
予定より一時間遅れの20:00過ぎに長野へ帰着。

タイトなスケジュールだったので、さすがに疲れた。。

けど、やっぱり行って良かった。

来週月曜日は、運営方法のまとめに入る予定なので
しっかりと自分の考えを整理して、WSに臨もう♪