蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

落語は厳しいか・・・

2012年02月05日 17時29分07秒 | 日記
昨夜、キッズクラスと研修生の稽古を終え

  うーん…
  やっぱり稽古に落語を取り入れるのは厳しいか…

と、少々ネガティブな心持ちに。

先日、落語を拝聴し、稽古に取り入れたいと考え
初心者向けの落語台本とCDを取り寄せたものの
昨日の稽古の様子を見て、現段階では
時期尚早と判断せざるを得なかった。

劇団員の稽古にだけ取り入れることにしよう。

必要性を感じていない人に
無理やりやらせても良い結果にはならないもんね。


キッズクラスは、基礎訓練を40分間丁寧に行った。
その後、恒例になりつつある「今週の出来事」の発表。
ポイントは

  ①時・場所・出来事・感情などを順序立て話す。
  ②大きな声で聴衆に伝わるように。
  ③聴衆の目を見ながら話す。

①で不足している内容がある時は
こちらから質問して応えてもらい
再度、不足箇所を加えて発表してもらうのだ。
これは、予想以上の効果があり
四年生の子も、回を重ねる毎に
しっかりと話せるようになって来た。

その後、ホワイトボードに記載した詩の朗読。
情景を想像しながら、それぞれが感じたことを
明確にして、気持ち良く朗読をする。

キッズたちの成長が実に嬉しい♪

研修生の稽古は…

共通言語を作るという意味を込めて

  虚実皮膜論(近松門左衛門)

を紹介し、芸の根幹とも言える「虚実皮膜」について
みんなで考えてもらったが、理解したかどうかは不明。
簡単に理解できることじゃないかもしれないが
こういうことに好奇心を抱けるようになると
全てが変わって行くように思うのだが…

日本の文化や芸術の成り立ちについても
みんな知らないんだろうな…

自分で興味を持って調べる気になれば
今は、ネットでいくらでも知ることが出来る。
深く知ろうと思うと、書物を読む必要があるだろうけど
ざっくり知りたいなら、ネットは本当に便利だ。

外郎売にしても落語にしても
本人が必要と感じて、実験・研究を重ねなければ
身についていかないんだよねぇ…

今は、時々種を巻きながら、芽が出るのを待つ…
焦らず気長に待ちましょう…