上田公演に向けての演出プランに悩み
稽古をしながら思案する毎日・・・
映像をどうするかが一番の課題。
それと大道具の配置。
小空間のパワーエンタが目標♪
パワーエンタとは夢幻独自の言葉で
パワフルエンターテイメントの略。
力押しではない人間の内在するパワーを
間近で感じる・・・そんな舞台を目指す。
今週、東京に行っている間に
上田公演で照明を担当してくださる茶色さんと
FBメッセンジャーで演出プランをご相談。
私が叩き台として作成した舞台図に
茶色さんが修正を加えてくれた。
ありがとうございます!
会場である犀の角劇場のステージ前面に
平台で張り出しをつくり奥行を広げることに。
さて・・・照明をどうするか・・・
映像と共に一番の難題だ。
週明け、もう一度犀の角さんに出向いて
打ち合わせをする予定。
稽古の方は、大道具移動の変更を確認しつつ
コロスの完成度を上げるべく手を加えているところ。
今回は、お客様の息遣いが感じられるほど
客席が近いステージ。
役者の一挙手一投足に嘘があってはならない。
お客様は嘘を察知した途端、白けてしまう。
ストレートプレイ部分は、裏付けのある演技をしやすいが
コロスのような身体表現が多い役は
動き重視になってしまう傾向がある。
全ての動きに意味があり、感情がある。
更に、動きのクオリティも上げたくて修正に入っている。
リアルなストレートプレイとエンタメの融合。
私は常に「お客様を飽きさせない舞台作り」を心がけている。
松本公演の時も「飽きずに見れた」と言う声が届いているが
ブラッシュアップが完了すれば
もっと「飽きずに」「楽しんで」「興味深く」御覧いただけるはず。
「奇想山月記 TORA」は素敵な言葉や
印象的な言葉が、数多く散りばめられている。
琴線に触れる言葉は人それぞれだと思うが
何か一つでも受け取っていただけたら
脚本を執筆した私は本望だ。
体現するのは役者・・・
役者の発する声、滑舌、イントネーション
緩急、表情、感情、身体表現によって
観客の感じ方も変化する。
演出家として妥協せず、更なる高みを目指して挑んでいく。
どこまで行っても完成形はない、というのが
演劇の面白さの一つだけど
完成形を明確に想像しながら
上田公演に向けて、精度を上げて行こう。
荒井さん、茶色さん、ご苦労をおかけしますが
最後まで面白がりながらお付き合いくださいm(__)m
よろしくお願いします!