昨日、NHKのBS放送を見ていましたら、三木たかしさんの特集みたいな歌番組をやっていました。
最初に森進一さんが「・・・ホーホーほたる飛んでゆけ」という部分が印象的な「北の蛍」を、そして、次に岩崎宏美さんが「思秋期」を歌ったのですが、三木たかしさんの才能の高さを司会者が紹介していました。
小生も亡くなったがテレサテンが大好きで「空港」などをよく聞いていますが、彼女の歌もほとんどが三木さんの作曲ですから、「才能の高さ」という話に大いに同感なのですが、それに勝るとも劣らない作詞家の阿久悠さんの詞に今更ながらですが、「うなって」しまいました。
「北の蛍」の詩を思い出してください。
♪♪♪ ・・・もしも私が死んだなら 胸の乳房を突き破り 赤い蛍が飛ぶでしょう
♪♪♪ ・・・蛍飛んでゆけ 恋しい男の胸へゆけ・・・恨みを忘れて燃えてゆけ
なんという切なく過激な詩なのでしょうか。
また、岩崎宏美さんの「思秋期」は、趣味人倶楽部のKENさんという方から伝言をいただいたことがあるのですが、その中に次の部分が引用されていて、思わずKENさんに「青春はこわれもの、いいですね。」という返事を差し上げてしまいました。
♪♪♪ 青春はこわれもの 愛しても傷つき
青春は忘れもの 過ぎてから気がつく ♪♪♪
という部分です。皆さんもご自分の人生を振り返ってこのように感じることがあるのではないでしょうか。
この「思秋期」の詩を皆さんはご存知ですか?美しいメロディラインとともに思い出すのではないですか。
♪♪♪ 足音もなく行き過ぎた 季節をひとり見送って
はらはら涙あふれる 私十八 ・・・・・ ♪♪♪
いかがですか!哀愁溢れる素晴らしい詩ですよね。
このように心が揺さぶられるような素晴らしい詩を書いている才能豊かな作詞家が少なくなったと感じるのは小生だけでしょうか?