mugifumi日誌

海外旅行の体験のほか園芸、料理などの生活雑感を思いつくままに綴っています。

相続の続き

2009年02月28日 | 社会・経済

 先日、相続についてお伝えしました。内容が尻切れトンボみたいになってしまい申し訳ありませんでした。

 前回は、遺産相続の協議書の話で終わってしまいましたが、今日は、小生が具体的にどのようなことをしたのかをお伝えします。

 まず、銀行ですが、銀行は、協議書に似た用紙を用意しており、そこに相続人である小生の兄弟、全員が証明捺印(実印)して、作業が終了しました。

 また、土地の相続については、手続きを司法書士に依頼し、その方から頂いた書類に兄弟、全員が署名捺印して作業終了です。

 以上が小生の場合の手続きですが、相続には「遺言」と「遺留分」という制度がありますので、その内容についてしっかり勉強しておく必要があります。

 「遺言」は、自分の財産を誰に、どのくらい相続させるかを書いたものですが、具体例で言いますと、配偶者に全財産を相続させることもできます。

 この場合、子どもが権利を主張できないのか、というのが「遺言」です。

 相続は、財産を持っている人、つまり、被相続者が自由に決めることができる、という思想が法律の根本にあるようです。

 しかし、親の財産で食べている子どもが「親が死んだら自分で食べろ!」などと放り投げ出されては路頭に迷うことになってしまいます。

 また、子どもが経済的に困らない場合でも、肉親の情として少しくらい分けても良いのでは!という誠に人間らしい配慮もあるのかも知れません。(官僚が作った法律にそんあ人間らしい発想はない?)

 そこで、一定の割合は権利がありますよ!と言っているのが遺留分ですが、一定の割合として使われているのが「法定相続」の割合なのです。

 遺産相続は、法定相続に縛られることはないのですが、相続人同士の話し合いの参考になるばかりではなく、遺言の場合は、法定相続が大きな意味を持ってきますので、多いに勉強しておく必要があると思います。

 今日は、相続についてお伝えしました。


テレビ談義

2009年02月22日 | 社会・経済

 今日は何をしようかと考えていたら、「ユズ唐辛子」のことが頭に浮かんできました。

 などと言いますと、嘘になってしまいますが、昨日、家内が高校生時代の友達と一泊泊まりの温泉に行ってしまったものですから、実は、昨日、その作業をしたいと考えていたのです。

 そして、材料として川海苔が欲しいことと、家でじっとしているのも、何何なものですから、「イオン」に行ってしまいました。

 でも、よせばいいのに、上新電機さんに寄ってしまいました。

 店舗の改装があり、オープン記念みたいな感じで、割引もあるためか大勢のお客さんで混んでいました。

 そこで、「お前は何をしていたのか?」と言われそうですが、女性の買い物ではありませんが、カメラ、コタツ、テレビなど小生が買い換えが必要だな!と日頃、考えている品物をジッと観察してきました。

 そして、店の懇意にしている店員さんとテレビの前で「あれこれ」話し込んでしまいました。

 本当かどうか分かりませんが、テレビは在庫がふくらんで、今が「底値」なんだそうです。

 小生が気になっているのは、値段のこともありますが、パナソニックの「プラズマ」とシャープやソニーなどの「液晶」が良いのかと言う点と、今後の新商品の動向です。

 まず、値段ですが、店員さんの話では、去年のモデルがお買い得だそうです。もちろん、新製品は、画面が明るくなるなど機能がアップしていますが、値段が10万円くらい安いものもあり、それだけの価値があるのか疑問でした。

 次に、プラズマか、液晶かですが、値段はプラズマの方が安いそうです。でも、実物を見た感じでは、画面の明るさがまったく違いました。

 プラズマは、全体に暗く、色も液晶に比べると「黒」っぽいのです。

 でも、動きのある場面にに強いようで、こちらの方が好きだという方もいるそうです。

 

 今後の新製品の動向ですが、プラズマでは、2~3年後に画面を大幅に明るくする製品が出るそうです。

 小生が受けた印象では、今でも、その製品は投入が可能のように感じられました。

 では、何故、今、出さないのかといえば、在庫(景気が悪く大量に在庫がある)のことや、既購入のお客さんからの非難などがあるようです。

 まぁ、地デジ対応は、小さなテレビとビデオ機器でできますので、しばらく様子を見た方がお得なようです。

 それと、有機ELE?テレビは、値段と耐久性に課題があり、普及するのは、まだまだ先のようです。

 そんなことを話していましたら、時間があっという間に過ぎてしまいましたので、急いで、もう一つの目的である川海苔と食料確保ためにジャスコに行って来ました。

 でも、「今夜は、一人で豪華なごちそうを頂こう」なんて野心を抱いていたのですが、これといったものがないのです。

 この日は、北海道展をやっていましたので、あちこち冷やかしたのですが、食指が動いたのは「ウニ、いくら、カニ」などがご飯の上に盛ってある弁当でした。

 でも、これがいいお値段なのです。何しろ、1,100円から1,800円なのです。結局、躊躇してやめてしまいました。女より男の方がケチなんですね。(お前だけだ!)

 「ああぁ、今頃、かみさんは、温泉で美味しいものを食べているんだろうな!」などと小生のさもしい心が囁いていました。

 こんなことを話していましたら、肝心な「ユズ唐辛子」の話を忘れるところでした。

 昨日、結局、近くのスーパーで買い物をしたのですが、その時に「ユズ唐辛子」の材料である「川海苔」を買うのを忘れてしまったのです。

 これから、朝食を頂いてから、買ってきます。そして、待望(誰の?)の5色唐辛子を作りたいと思います。

 そのレシピは、小生のホームページでご覧下さい。

 また、「是非、欲しい!」という方がいらっしゃいましたら、少量ですが差し上げたいと思いますので、小生にメールで連絡して下さい。

 ところで、大事なことを忘れてしまいました。現在、ホームページの更新作業を進めています。

 中国:雲南省、スペイン、そして、南イタリアの写真集を作成しているほか、イタリアの写真集の中の「ミラノ」の部分やハワイ、野菜のコーナーを更新しました。

 是非、ご覧下さるようお願いいたします。そして、皆さんの楽しいお便りを待っています。

 

 


相続

2009年02月21日 | 社会・経済

 「相続」という言葉は、皆さんも聞いたことがあると思います。

 相続とは、亡くなった人の財産を継承することですが、「残された遺族が安心して生活できる保障の仕組みを考えた後、誰に何を残すかを考えることが大切である。」とされています。

 しかし、残された遺族が安心して生活できるだけの財産を確保するのも難しいことなのに「誰に何を残すか」などと考えたことがある方は、少ないのではないでしょうか?

 まぁ、理想論はともかくとして、小生ぐらいの年齢になりますと、「遺産相続をめぐって兄弟が骨肉の争いをしている」というような話を何度か聞いたことがあります。

 小生も、母が亡くなった時に、郵便局の簡易生命担当の方に「なかなか判子を押してくれないよ!」と散々、脅かされた経験があります。

 そして、実際に一悶着あったのですが、結果的には小生が兄弟の不満を飲み込んで決着しました。

 兄弟喧嘩になって、「親戚づきあい」がなくなるなど厳しい局面にならなくて本当によっかったと思っています。

 そこで、今日は「無用なトラブルを避けるために」遺産相続の基礎知識について小生が勉強したことをお伝えします。

 まず、亡くなった人(「被相続人」と言います。)の財産を誰が相続できるかですが、配偶者と子ども、父母、兄弟姉妹などの血族相続人であるとされています。

 次に、誰がどれだけ財産を相続するかという「割合」ですが、法定相続割合といって、相続人の意見がまとまらない場合に定めた割合があります。

 その割合は、次のとおりです。

           相続人の順位(割合)        配偶者の相続割合

 第1順位      子ども  1/2            配偶者 1/2

 第2順位      父母   1/3            配偶者 2/3

 第3順位      兄弟姉妹1/4            配偶者 3/4

 と、当然ですが、配偶者と子どもが優遇された内容になっています。

 ただし、これは、相続人の話し合いがまとまらない場合を想定して定めたものですから、遺言や相続人全員の意見が一致した場合には、自由に分割することができます。

 小生の母が亡くなったときですが、母の父母と配偶者(つまり、小生の父)は、他界していましたので、相続できるのは「子どもと兄弟姉妹」ということになりますが、子どもが第1順位ですから、母の兄弟姉妹(第3順位)は相続しない(できない)ということになります。

 問題は、その配分ですが、先ほど申し上げたとおり、兄弟で十分、話し合って円満に解決することができました。

 大事な肉親である実の兄弟姉妹の人間関係に亀裂が生じては、何にもなりません。

 「人間にとって何が大切なのか、じっくり考えることができる良い機会だ」というくらいの大らかな気持を持つことが良いと思ったものです。

 また、その際には、自分の妻や夫に「口を出させない」ことも大切です。

 さて、次に、登記所や銀行に対する手続きですが、基本的には「遺産相続分割協議書」みたいなものが必要で、参考書などにも見本が示されていますが、後で、もめないよう専門家に任せた方がよさそうです。

 小生がどう処理したかなどの詳しいことは、次の機会にお伝えしたいと思います。

 今日は、「相続」についてでした。


とっておき 南イタリア・シチリア島8日間

2009年02月15日 | 旅行記

 皆さん、お早うございます。

 今日は、「とっておき 南イタリア・シチリア島 8日間」の旅についてお伝えします。

 現在、ホームページで写真を整理していますが、お世話になった阪急交通さんのパンフを見ていましたら、「美しい自然と文化・歴史に彩られたところへ行ってきた」ことが実感として理解できました。

 「いまさら、何を言っているのだ!」と言われそうですが、海外旅行へ行くと、いつも感じるのですが、なんだか慌ただしくて、訪問先のことがよく分からないうちに次へ行っているのです。

 「あれも、これも見たい」ということで時間に追い立てられて気持に余裕がないことが原因なのかもしれません。

 年をとって頭が追いつかないことが原因でしょうか?

 まぁ、そうかも知れませんが、それはそれとして、南イタリア・シチリア島の旅ことをお話ししましょう。

 現在、ホームページで使っている題名ですが、勝手に「驚き!!!の南イタリア・シチリア島8の旅」などという言葉を使っています。

 でも、阪急交通さんのパンフでは「とっておき 南イタリア・シチリア島 8日間」となっていました。

 題名より中身が問題だと思いますので、訪問した先のことをいくつかメモしましょう。

 まず、思い出すのは、「青の洞窟」ですね。

 「きらきら光る海は一生忘れられない。 エメラルド、サファイヤ、アクアマリン・・・まるで宝石がとけ込んだ見たいに輝き、深みのある色合いの海は南イタリア自慢の一つ!ナポリ湾に浮かぶイノシシの形をしたカプリ島。世界中が・・・」などと紹介されていますが、小生と家内の思いは、ここだけは、是非、見たかったのであります。

 もっと言えば、「パリから行く小さな旅」の「モンサンミッシェル」のように、ここを見たいために、このツアーに参加したと言っても過言ではないと思います。

 ところが、冬の時期に、ここが見学できる確率は極めて低いそうで、やはり「ダメ」でした。

 まったく「ガッカリ」ものですが、カプリ島に行く船が遊園地のジェットコースターのように大きく上下に揺れる天気なのですから、仕方がないのです。

 このように、カプリ島へはナポリから船に乗っていくのですが、思い出深いことがいくつかありました。

 その一つが先ほどのジェットコースターの話ですが、もう一つは、イタリアに住んでいるという日本人夫婦としばらく話をすることが出来たことです。

 ミラノに住んでいるようですが、ヨーロッパ各地を旅行しているようで、車が便利のようであります。

 その時の会話をメモしておけばよかったのですが・・・

 もう一つは、青の洞窟を見学できないのもですから、カプリ島に上陸して青の洞窟を陸から見学することになった時の体験です。

 カプリ島の地形がどうなっているのか分かりませんが、(多分、急傾斜地が多いのでは?)青の洞窟へ行くため、狭い曲がりくねった道を小さなバスで揺られて行くのですが、その恐いことといったらありませんでした。

 イタリアの運転手さんは、比較的、お年を召した方が多かったと思うのですが、(この時の方はどうだったかな?)結構なスピードを出していましたね。

 さて、次に、青の洞窟以外の観光地ですが、美しい海岸線が続く「アマルフィ海岸」や、「トゥルッリ」と呼ばれるトンガリ帽のような屋根の家が連なる「アルベロベッロ」が印象的でした。

 でも、こんなことを報告していますと、ホームページの方のネタがなくなりそうです。

 今日は、「とっておき(の)南イタリア・シチリア島8日間」について「とっておき」ではない話をしてしまいました。

 


原戸籍

2009年02月14日 | 社会・経済

 今日は、先日話しました「相続」についてお伝えします。

 7年前に母が亡くなった時の話です。

 母が亡くなったことを何処で聞きつけてきたのか、郵便局の簡易保健担当の方がわが家を訪れてきました。

 そして、生命保険金の受領手続きをすすめてくれたのですが、会話の中で「mugifumiさん、これから遺産相続の手続きが必要ですが、まず、お父さんとお母さんのハラコセキを調べて下さい。」というのです。

 そもそも「ハラコセキ」という言葉を聞いたことがない小生でしたが、父と母の戸籍が残っていると思われるいくつかの市町村役場に行って「ハラコセキ」なるものを貰ってきました。

 なぜ、そのようなものが必要かと言いますと、父と母に私達兄弟が知らない「隠し子」などの遺産を相続する権利がある人を調べるためのようです。

 もっとも、母の遺産の相続問題なのに何故、父の分も調べたのか理解できませんが・・・「父に私達の知らない子ども、つまり、隠れた私達の兄弟がいる」となれば、私達には「血族」になるのですが、母から見たら血族ではないはずです。

 まぁ、よく分かりませんが、郵便局の方の指示もあり、問題の「ハラコセキ」を貰ってきました。

 その当時、勉強すればよかったのですが、「ハラコセキ」漢字で「原戸籍」とは、現行以前の戸籍制度のことで、市町村などの現場では「現戸籍」と混同しないために「はらこせき」とも言っているそうです。

 正式には「改製原戸籍」と言い、昭和と平成の二つがあるようです。

 昭和の改製原戸籍は「1948年(昭和23年)制定の戸籍よりも前の戸籍のことで、改製より50年保存される」そうです。

 もう一つの平成の方は「電子化自治体で(使っている言葉で?)1948年制定のこと(戸籍)で、改製より100年保存される」そうです。

 従って、原戸籍といったら「昭和」のものを指す場合が多い、ということでしょうね?

 何だか、分かりにくい説明ですが、「1948年より前の記録が知りたいなら、この原戸籍で調べなさい。」ということのようです。

 ところで、小生が調べた結果ですが、何か面白いことが判明したのか、といいますと・・・・

 幸い、父も母も「隠し子」などはおらず、何もなかったのですが、両親の父母、つまり、小生の「お爺さん、お婆さん」だけではなく、その前の先祖の状況がつかめました。

 当時の家庭が男性中心であったことや、先祖がどういう人達なのか?という疑問の答がそこにあったということです。

 でも、そのもっと前の祖先の状況は分かりませんでした。そうなると、お寺の「過去帳」で調べるしかない、ということでしょうか?

 ところで、戸籍は、「日本国籍を有する者の身分関係を証明する唯一無二の公的証書」だそうですから、大変、重要なものなんですね。

 こんなことをお伝えしていましたら、話が長くなってしまいました。

 「またまた、先送りするのか!」とお叱りを頂戴しそうですが、本論の「相続」については、次回、お伝えします。