最近、このブログでは、政治や経済の話が多く、旅行の話題が少なくなっているように思います。
そこで、今日は旅行の話をしたいと思うのですが、やはり頭の中から社会経済のことが浮かんできます。
政治の話としては、麻生さんの首相就任と総選挙のことが毎日、報道されていますが、皆さんはどう思われますか?
早く総選挙を実施すべきだ、というご意見が多いと思うのですが、国民生活の向上と外交が争点になるように思います。
国民生活といえば、工業用の米を食料に転売した話から中国産牛乳を原料とする乳製品からメラミンという薬品が検出され、中国国内ばかりではなく世界中に被害が広がっていることが大きく報道されています。
小生が住む埼玉県内でも給食の食品にカビ米が混入した可能性があり、また、メラミンが検出された中国メーカーの牛乳を原料に使っていた丸大食品の5つの商品のうち、給食大手の日清医療食品に出荷されていた「クリームパンダ」という商品が病院や福祉施設に出荷されていたそうです。
まさに、食の安全が脅かされている異常な事態ですが、関係者はどうしてこういうことをするのでしょうか?
いずれも、儲けることしか考えていないのですね。事故米は「ただ」同然で仕入れており、メラミンの問題では、牛乳の量を増やすためだそうですから呆れてしまいます。
政界を引退するという小泉さんは、構造改革という名のもとに郵政の民営化を実現しましたが、考え方の基本は、竹中教授による民営化の推進と規制緩和だった思います。相次ぐ食品偽装事件の背景には、こうした時代背景も影響しているのではないでしょうか?
小生は、構造改革に反対するわけではありませんが、郵政の民営化はアメリカから要求されたことのようですし、他にもアメリカから要求されて実施していることがたくさんあるように思えます。
バブルが弾けていくつかの金融機関が破綻しましたが、銀行の不良債権のもとになった貸付先は、もしかしたらアメリカの政府や企業なのではないでしょうか?銀行は「踏み倒した」相手がどこなのか公表していませんが、下司の勘ぐりですか?・・・・
銀行の自己資本比率の国際基準8%や企業の減損会計の導入など、みんなアメリカの戦略にのせられているように思えてなりません。
当時の日本の金融機関は、内外から非難の嵐があった思いますが、そのアメリカが同じような金融危機になって世界経済を大きく揺るがしているのですから、皮肉としか言いようがありません。
「何でもアメリカの言うとおり」の時代は過ぎたように思われます。日本も独自の戦略を持って経済や外交を展開する時期になった思うのですが、皆さんはどのように思われますか?
日本は「ものづくり」という世界に誇れる技術があります。そして、ものづくりを支える義理と人情に厚い人々が大勢います。
こうした日本の良さを生かして世界を動かしていくような大政治家はいないのでしょうか?
今日は小生の「独り言」をお伝えしました。