明日、成田からウィーンに向けて出発します。
クロアチアなどの旧ユーゴスラビアの国々を12日間で訪ねるものです。
帰国日は6月の3日です。
帰ってきましたら、どんなところか報告したいと思います。
その間、このmugifumi日誌もお休みです。
明日、成田からウィーンに向けて出発します。
クロアチアなどの旧ユーゴスラビアの国々を12日間で訪ねるものです。
帰国日は6月の3日です。
帰ってきましたら、どんなところか報告したいと思います。
その間、このmugifumi日誌もお休みです。
先日、「欧米金融機関は粉飾決算やり放題!」と「新型インフルエンザは米国の陰謀!?」いうタイトルの記事を「大恐慌を逆手にとる投資戦略2010年世界経済大予言(松尾民輔氏、増田悦佐氏)」という本の紹介で書きました。
その後、本の自分が気になるところだけ(会計基準など)を読むようでは駄目だと思い、昨日からこの本を最初から読み直し始めました。
もちろん、小生は金融機関に勤めていた人間ではありせんので、銀行などの味方をする謂われはないのですが、金融機関を含めて日本がいかに真面目にルールを守り、仕事に取り組んでいるか、そして、製造業を大事にするからこそ日本が今日の世界的な金融危機でも「ビク」ともしないのだとがわかりました
この金融と製造業の話は、第2章の「さらば金融立国!製造業こそが日本と世界を救う」にでてきますが、今日は第1章の「オバマの賞味期限は2010年で終わる?!」についてお伝えします。
ところで、経済といえば、ギリシャのデフォルト危機をきっかけに金融問題(ゲームや賭博?)である株式相場や為替相場が大きく乱高下していますが、今日は為替相場が大きく円高になったようです。その理由が金融に対する規制強化法案がアメリカ議会を通過するため、というような話ですが、小生のような素人にはどうして円高になるのか理解できません。
勝手に解釈すれば、マネーゲームで儲ける機会を奪われかねない、だから、アメリカドルを手放して円を買おうというのでしょうか?でも、円ならマネーゲームが自由にできるということでもなさそうです。
本心は、ユーロは危ない、アメリカドルも金融立国崩壊で危ない、唯一日本だけが製造業に裏打ちされた通貨(円)だから信用できる、ということでしょうか?
そんな中で、今日、この本や、ジパング再来(三橋貴明氏)の意見と正反対と思われる本の宣伝が新聞にでていました。
驚くことなかれ、日本テレビの解説委員辛坊治郎氏と正記氏(兄弟?)が書いている「日本経済の真実」という本です。
衝撃的な言葉が添えられています。
「ある日、この国は破綻します」
そして、「世の中にはインチキがあふれています。最近流行しているのは「日本の国債は、外国人は買っていないから、いくら増やしても大丈夫」とか、「税金が足りなければ、どんどん政府が勝手にお札を刷ればいい」「国民年金の未納がいくら増えても問題ない」なんて話です。・・・・
という宣伝文句で、日本経済の不安を煽っています。
しかも小泉、竹中政策の一番の問題だった雇用政策についての批判を「大うそ」といっています。
果たして、どちらの言うことが正しいのでしょうか?
小生は、欧米をマネた金融自由化という名の金儲け(金融立国政策)と市場原理主義の象徴である規制緩和政策は失敗だったと思いますし、まして、借金が悪いというのなら一貫して国の借金を増やしたのは誰なのだ?ということになります。
国の借金のことには触れていませんが、「次の覇権国家(黄金の国)は日本だ!」という主張と、日本の将来を悲観して「この国は破綻する!」という主張ではあまりにも違いが大きすぎます。
今日は本来ですと「オバマさんの賞味期限」の話をしたかったのですが、借金に関連して日本の将来を楽観するのか悲観するのかという、よくわからない話になってしまいました。オバマさんの件は次の機会にしたいと思います。
「生きている私は悪人である」という言葉を聞きますと、親鸞を思い出す方が大勢いると思います。
五木寛之さんは「人間の覚悟」の最終章で次のように述べています。
「親鸞は、人はみな悪意を抱えて生きている、人はだれもが悪人である。といったわけですが、私にとっては、引き揚げて生きて帰って来られた人はやはり皆悪人です。
「おさきにどうぞ」と他人を逃がそうとするような優しい心の持ち主は、みなボートに乗れずに置き去りにされ、途中で倒れてしまった。エゴイスティックに人を押しのけ、人を犠牲にして走った人間だけが生き残ったのですから、生きのびて、引き揚げてこられた人間は全部悪人なのだ、そういう意識は一生、自分の中から消えることはありません。
こうして生きている自分も悪人なのだと覚悟しています。自分は悪人であり、悪を抱えた人間であるという意識の中では、すべて悪人もすくわれる、という親鸞の言葉が、自分にとっては唯一の光でした。」
と自分の戦争体験を通じて人間の悪性について述べています。
人間は生きていくためには手段を選ばない悪という面を持っている、それが戦争のような苛酷な環境の中では、例外なくその悪が表に現れると言いたいのでしょうね。
だから、「悪の覚悟、悪人の覚悟、自分が悪人であるという意識を持たずに、生きていくということは、本来不可能だろうと私は思います。」と言っているのでしょう。
それをアウシュビッツでのユダヤ人虐殺におけるヨーロッパの人々の姿勢(つまり悪)、現代日本の生活が貧しい国の人々へもたらす結果的なしわ寄せや地球環境への負荷などを例に挙げて、
「人間はDNAの二重螺旋構造のように、善と悪の両方を内包して、悩みながら生きていくしかないのであって、少なくとも、そういう悪を抱えて生きているという意識のかけらぐらいはもつべきだろうと思います。」
だから、食品偽装問題や使い回しのことを例にあげて「昔からあたりまえなのであって、世の中はそういうものだと覚悟しなくては駄目だろう」といってます。
まぁ、「すべての人は悪人である」と自覚することが大事だ言いたいのでしょう。
小生などは「あいつは悪い奴だ」と思ったり、人に言ったりしたことはありますが、「自分が悪人である」などと意識したことはありませんでした。
でも、自分の方がもっと「悪い奴」なのかも知れませんね。
また、人間が他の多くの動植物の命を犠牲にして生きている、このことを「悪」というならば、美味しいもの好きの小生などは「悪人」の権化なのかも知れません。
海外旅行は、楽しいから行くのですが、行く前の準備も慣れてきたとはいえ、いろいろと考えながらやっていく必要があります。
まず、番外編というか、小生の独特の心配事。その1は、金魚の餌です。12日間も留守にしますので、魚が飢え死にしないように1日に1回、餌箱が回転する器具がありますので、「これでやろうか」と思ったのですが、前回の失敗が心配になって止めることにしました。
失敗の中身ですが、水槽の蒸発した水分が器具と餌にからみついて、回転はするのですが、餌が水槽の中に落ちないのです。
その間、水草などを食べていたので金魚は死なずにすんだのですが、今回は市販の丸く白い固形の餌を「どばっ」と入れようと考えています。説明書を読むと、4個で12日間分と書いてありますので、一安心です。それに、万一に備えて水草を多めに入れておきたいと思います。
さて、心配のその2。庭の草花の水やりですが、最近、天候が不順で、気温が大きく上下したり、雨が長く続いたりしていましたが、このところ、晴れる日が多くなりました。
晴れて、お日様がでるのは植物にとってとても良いことなのですが、鉢植えのものは、すぐに「ぐったり」となるおそれがあります。そうです。晴れると水分の蒸発量が増えるのです。土からだけではなく、植物そのものからも盛んに蒸散しているからです。
だから、少なくとも2日に1回くらいは水やりをしたのですが、誰かに頼むのも気が引けます。仕方がないから「枯れるのを覚悟」したのですが、かみさんの友達がこの厄介な作業をやってくるということになりました。本当に有り難いものです。
今回は、熱くも寒くもないこの時期ですから、まだよいのですが、スペイン旅行時のように夏本番の8月でしたら、毎日水やりが必要ですから頭が痛いことなのです。
この時には、親戚の甥御に頼んで何とか凌いだのですが、「水やりをどうするか」は、今後も旅行の度に気になるところです。
次に心配事の3ですが、冷蔵庫の管理というか、冷蔵庫の中身を旅行の出発日までに全部いただいておく必要があります。
ところが、この時期は自分で栽培しているもののほか、親戚から大量の野菜(タマネギ、大根の葉、レタスなど)をいただくことがあります。
もちろん、旅行に行くことを申し上げて「断って」いるのですが、なんでもいいから持っていけ!というような人もいて・・・
野菜以外は冷凍庫をうまく活用するしかないようです。
心配事の第4は戸締まりです。
わが家は埼玉の片田舎の一戸建てですが、こんなところにも結構、空き巣が入るそうです。
被害の経験はありませんが、お隣りさんでは、2回も窓ガラスを破られています。
もちろん鍵は締めますが、入られないことを祈るしかありません。心配なのは、暗くなってからです。「夜になっても電気がつかない家」だと気づかれますと、危険の度合いが増すと思うのです。
そのために、今回は蛍光灯を19時になったらON、22時にOFになるようセットしたいと思います。(便利なものができましたよね。)
また、勝手口に駐車場がありますが、ここには人が近づくと灯りが「コウコウ」とつくハロゲンランプを取り付けてあります。
でも、悩んでいることがあります。それは、シャッターをおろすか否かです。一階部分は殆どが電動シャッターですから、おろしてしまえば工具でもない限り開けることはできないのですが、シャッターが降りてる、ということは「留守ですよ」と宣伝しているのようなものだと思うのです。
心配事の第5は成田までの交通機関です。
母がいたころは当然のように車でしたが、最近はかみさんが小生の疲れを心配して電車にしています。
でも、そうなりますと、あの重く、そして、皆さんに見られたら「これから海外」と宣伝しているようなスーツケースをどうするかという悩み?があります。
今回も、宅急便を利用したいと思うのですが、往復ですと結構なお値段になってしまいます。
経済合理性から考えますと、電車賃と宅急便代のほうが車(ガソリン代+駐車料金)よりはるかに高いので、車にすべきと考えられますが、事故の危険性や時間の不確実性を考えると、電車に軍配が上がるようです。
ところで、今日は現地の気候と服装、両替、水、トイレ、電話、持ち物などについてもお話ししたかったのですが、時間がなくなってきました。
本日これにて失礼します。
クロアチアをはじめとする旧ユーゴスラビアの国々に行く日が段々と近づいてきました。
今日は最初に訪問するスロヴェニアの景勝地、ユリアン・アルプスについてお伝えします。
スイスやイタリアのアルプスから続くユリアン・アルプスは、2000m級の山々が連なっている山岳リゾートです。
私たちは、その中のブレッド湖(Lake Bled)を訪問する予定です。
ここは、アルプス山系の東端、ユリアン・アルプスに位置するところで、宝石のように美しい、と形容されています。
そのうたい文句は次のようです。
「スロヴェニア屈指の保養地で、山の緑を映し出す水面は青く、その周りに古城、小さな教会などが彩りを添えている。旧ユーゴの大統領チトーもこの地をこよなく愛し、湖沿いにあった彼の別荘はホテルとして利用されている。」
主な観光名所は、湖を見下ろす断崖に建つブレッド城と、湖上の小島に建っている可愛らしい聖マリア教会だそうです。
この小島には、船で訪ねる予定ですので、ブレッド湖の景観をじかに体験できそうです。
また、「どこから見ても絵になる」といわれるブレッド湖ですが、高台のブレッド城から見る景観が素晴らしく美しいと聞いていますので、とても楽しみです。
このブレッド湖と並んで美しい景観とされるのが「ホーヒン湖」です。
ブレッド湖の西30キロほどにあり、夏はトレッキング、冬はスキー客でにぎわうリゾート地です。
青い湖面と山々が織りなす絶景は多くの文豪を魅了してきたそうです。
また、近くにはユリアン・アルプスの最高峰トリグラウ山(標高2864m、国旗や紋章にその姿がデザインされており、スロヴェニアの象徴的存在。)もそびえており、登山客が多いところです。
小生の大好きな食べ物の名物は、この湖で獲れるカワマスで、「黄金のマス」といわれているそうです。
こういうすばらしいところへ行けて羨ましい?と思うでしょう。
でも、残念ながら、私達は、「ホーヒン湖」には行かないようです。
「訪問したことがないのに、スロヴェニアのことをよく知っているな!」「どこから、このような知識を仕入れたのか?」と思うでしょう。
もちろん、阪急交通さんが作成した「徹底ガイドPLUS ポーランド、クロアチア、ルーマニア、ブルガリア、スロヴェニア」というパンフからです。
ところで、これから、日程表に沿って毎日の行動や感想などを記録するメモを作りたいと思います。
では、本日はこれにて失礼します。