以前、このブログで世界3大料理についてコメントしたことがあります。
JTB旅物語さんから送られてきた「私の旅ものがたり」という冊子に「世界三大あれこれ」という項目があり、その中に三大料理も出ています。
世界三大料理は「フランス料理」「中華料理」「トルコ料理」だそうですが、このうち、日本では食べる機会が少ないトルコ料理が気になっていました。
などというより、世界一の美食である日本食(和食)が世界三大料理に入っていないことに大いに違和感を持っています。
この小生の独断と偏見は、以前のこのブログでも申し上げてましたが、去年の10月にトルコに行ってきてトルコ料理を食べたものですから、小生のいうことに間違いはないと確信しています。
確かにトルコ料理は、野菜を中心に食材が豊富で美味しいのですが、石ちゃんが「まいう!」と唸るほどのものではなかったのです。
それにしても、この世界3大は誰が選んだのでしょうか?「ウィキペディア」にも「世界三大一覧」という項があって、JTB旅物語さんの「世界三大あれこれ」と同じ内容となっているものがほとんどです。
でも、ウィキペディアでは世界三大河川を「アマゾン、ナイル、ミシシッピ川≪長江≫」としているのに対してJTB旅物語さんの「世界三大あれこれ」では「ナイル、アマゾン、長江」としています。
なぜ、違いが出るのか理由はわかりませんが、ウィキペディアでは「世界三大一覧(せかいさんだいいちらん)は、世界を代表する3つの事物の一覧。あくまで、その現状その言葉の意味として社会に流布している内容を記したものであり、具体的な数値に基づくランキングのトップ3と一致するとは限らない。また、本百科事典の執筆者の多数を占める日本の文化圏内だけで広まっている説も含まれる。」と釈明しています。
なるほど、河川の例ではナイル川が6,695㎞、アマゾン川が6,516㎞、長江が6,380㎞ですから、JTB旅物語さんの冊子の方が適切な「世界三大」なのかも知れませんね。
いつの間にか「料理」の話が世界三大に変化してしまった?そうそう、料理の話ですが、ウィキペディアでも中華、フランス、トルコとしていますが、これは日本での評価のようでして、海外ではフランス、イタリア、中華となっています。
イタリアとトルコの違いはありますが、どうして日本食(和食)が出てこないのでしょうか?
最近、海外では福島原発の事故の影響を心配して日本からの食材輸入を規制している国が多いそうですが、つい最近まで日本食レストランがパリやロンドンなどで大ブームだったのです。
日本食は「美味しさ(味や香り)」「色彩」「健康面」などどれをとっても世界一だと思うのですが、皆さんはどう思われますか?
それを裏付けるように、同じウィキペディアで「世界三大美食都市」は東京、京都、パリといってますので、美味いものがある国は日本ということなのでしょうね。美食都市イコール日本食ではない?
<これには、「ミシェラン総括責任者のナレ氏は東京が世界の美食の首都とし、2位以下は京都、パリ、大阪、ニューヨークの順だと発言している。」という注釈がついています。>
巻頭写真の料理?世界三大料理のトルコ料理です。
三大料理は「大」(大きい)だけであって「美」(美味しい)とは限りません。日本食はフレンチ・イタリアンと並んで、世界三大美食に数えられていますね。
世界三大珍味も「珍味」であって「美味」ではない。これと似たようなものではないでしょうか。
自分自身、見た目、味、新鮮さ、安心感のどれを取っても、日本食の右に出る他国料理はないと思っていますよ。