昨日は、ローレライの話をしましたので、今日からロマンチック街道の続きをレポートしようと考えたのですが、既にロマンチック街道は、紹介しているようです。(2007.11.10から)
でも、街道のコースやライン川クルーズの様子、魔女伝説など前回では紹介できなかったことが補足できて小生としては、おおいに満足しています。
などと己の失敗を勝手に弁護し、納得しておりますが、まぁ、よくあることですからご勘弁ください。
そこで、今日は、ロマンチック街道の中で訪問しなかった街、ネルトリンゲンとディンケルスビュールについてお話したいと思います。
なぜ、この二つの街かと言いますと、観光パンフなどに名前がよく出てくるからですが、ここ以外では、ドイツ最古の都市で、ルネッサンス期、最大の建築物といわれる市庁舎があるアウグスブルク、天井画が「天から降ってきた宝石」と讃えられ、世界遺産にも登録されている巡礼教会の所在地、ヴィース(シュタインガーデンとして紹介している参考書もある。)など、私達が訪問した以外に多くの見所があるそうです。
まず、ネルトリンゲンですが、この街は、約1,500万年前に落ちた隕石の落下地点とされています。隕石との衝突によって約25キロの円形の盆地となったようです。
この街は、パンフの写真によく紹介されているように円形の街の周りをグルリと壁が囲んでいて、その中心に1539年に完成した「ザンクトオルク教会」があるそうです。
写真を見ると、卵形の壁の中に明るい赤の屋根が連なり、「中世の真珠」と言われるのも頷ける感じがします。
それにしても、ヨーロパの人々は、「なんとかの真珠」というのが好きですね。
どんな街の様子なのか見たい?
こんな感じですが、いかがですか?左クリックすると大きくなりますので、ご覧下さい。
さて、次にディンケルスビュールですが、ここは、1632年にスウェーデン軍に征服されたのですが、その時の将軍がこの街の破壊を命じ、危うくこの街は消滅するところであったとされています。
この危機を救ったのが子供達で、子供達が将軍に街を破壊しないように懇願したのだそうです。
この時、将軍は自分の息子のことを思いだして、命令を撤回したということで、この街が残ったのですが、こういう話を聞くと泣けますし、凄いですね。
これを記念してかどうか分かりませんが、この街では、7月の中旬にバイエルン地方の軍服とロココ調のカツラをつけた少年鼓笛隊や中世風ビロードのワンピースを着た少女達のパレードがあるそうなのです。
オモチャのような木組みの家が並ぶ中世の街に子供達が、これまた中世の服を着てパレードをする、というのはなんとも愛らしく楽しいじゃありませんか。
今日は、ネルトリンゲンなど私達が訪問できなかったロマンチック街道の主要観光地についてのレポートでした。