mukoyama blog

向山建築設計事務所 主催の向山博のブログです 

香川県 高松市

2011-07-11 12:47:46 | 屋島の家
香川県の方から住まいの相談を受け、週末に敷地の確認と面談に行ってきました。
とても素敵な敷地でした。

ちなみに初の四国でした。1日前に入り直島に行ってきました。
豊島美術館 (設計 西沢立衛)に行きたかったのですが、時間がないので直島に。

妹島和世設計の宮浦港のフェリーターミナル

かなりよいです。
構成自体は以前見たことがある古河の総合公園レストハウスの焼き直しなのでしょうが、その屋根の下の意味合いはもっと豊かなものでした。
写真では分かりませんが、屋根の下にフェリーから降りた車や人がどんどん吸い込まれていく様子はとても懐の大きさを感じる建築でした。

安藤忠雄の地中美術館、李禹煥美術館

あれ、塔の先端がフレームアウトしてた・・。

写真は両方とも李禹煥美術館です。
両方とも地中に埋まった美術館です。
とても美しく完成度が高い。簡単に見える部分が実はとても難しいという納まりが多い。
格は違っても同業だとどうしてもそのような部分やパネル割だったりが気になってしまいます。


丹下健三 香川県庁舎 


特に下のピロティの空間は前川國男の京都会館を思いだします。
少々構造が装飾的過ぎる感がありますが、代々木体育館もそうであるように、それが丹下健三の建築らしさでもあるのでしょう。

ちなみに県立体育館も見たのですが、サッシの納まりは県庁舎と同じでした。

地面があり構造があり、そしてサッシがある。物の順序が明快です。
ちょっと浮いたことでサッシが上品に見えてきます。

なんだか久しぶりに建築をいろいろみました。
メモ代わりにブログにしてみました。