mukoyama blog

向山建築設計事務所 主催の向山博のブログです 

竣工に向けて

2007-10-27 13:24:18 | 建築
中目黒に6階建てのテナントビルがあと1ヶ月ほどで竣工を迎える。
現在バタバタと決め無くてはいけないことに追われているところです。
来月頭には足場も外れる。


テナントビルは内部の仕上げが出来ない。
飲食店やショップにはそれぞれのインテリアデザイナーが入る
彼らが設計する際に設計しやすいように気をつける。
自分の物件をより良くしてほしい気持ちで一杯である。


カーテンウォールにもガラスが入っている。
近隣対策も含め外周部にはブロンズ色フィルムを貼る。
層間区画部分は後から貼れないのでガラスを入れる前に貼ってある。
最近はブロンズ色は流行らないと言われますが、
その昭和っぽさが気に入っている。白い清潔感のある枠とブロンズ色、
足場が外れるのが楽しみです。

ハロウィン

2007-10-20 09:41:43 | 日々のこと
ハロウィン用にかぼちゃを彫りました。
ジャック・オー・ランタンというやつです。
一昨年からはじめていますが今年は直径30cm程度の大きめのものを手に入れて彫ってみました。
思うより簡単なもので30分程度で出来てしまいます。
別にハロウィンするわけではないのですが、彫るのが楽しいです。
軽く天日干し中。左にあるのは蓋です。





ハロウィンの盛んなアメリカでは早い時期に作りはじめ、ひなびてホラーな感じになった頃31日を迎えるのが良いそうです。
夜ローソクを入れて本棚に入れておきました。
暗闇の中ボンヤリ笑っています。


構造見学会2

2007-10-14 09:59:39 | 片瀬山の家
構造見学会
遠いところ足を運んでいただいた方々、ありがとうございました。
制震装置について興味がある方以外にも、地元であるため私の同級生のご両親がいらしてくれて
「中学時代から変わってないわね」と愕然とするご意見を頂きました・・・。
貴重なご意見参考にさせていただきます・・・。頑張らねば。


2階のリビングダイニング


制震装置上下に金物を取り付ける。
左右の柱は引抜が起きないようにホールダウン金物でしっかりと固定
外側にモイスを貼り耐震構造とする。


上下それぞれ特殊ゴムにより揺れを吸収する仕組みを持つ。
大掛かりなパネルではないので汎用性が高い。

今後も使用を検討していきたいと考える

黒川紀章

2007-10-13 00:10:22 | 建築
黒川紀章氏が亡くなりました。

多くの作品を残しました。
私にとって最初の、自分が気づかずして触れていた黒川作品は湘南ライフタウン(藤沢市)である。
1967年にマスタープランを黒川紀章が設計。
1971年から区画整理事業が開始。1992年に完了している。
太い幹線道路に平行して生活道路を配置している。開発地内の農家をそのまま残していることが特徴。又交差点は十字路より安全なT字路となるように計画されている。
湘南ライフタウン内にある藤沢市営大庭台墓園に祖父のお墓があり、お墓参りのたびに大きく変化していく街並みを見ていた。
丘陵地に建つマンション群は遠く実家の方からも見え、印象的である。
黒川紀章33歳の時のプロジェクトである。
少々乱暴な比較かもしれないし、高度成長期の勢い、政治的な動きの後押しもあったであろうが、
今1つの街のマスタープランを任される33歳の建築家がいるかどうかを考えても黒川紀章がどれだけ秀でていたか想像できる。

彼の名作である中銀カプセルタワーはほぼ解体が決まっている。
都知事選により知名度が上がったことで、保存運動への支持率が上がり
再度検討されるような動きになることが望ましい。
かつて友人が住んでおり、
カプセルの中に10人以上無理やり入って飲んだのが懐かしい。
外観だけでなく、カプセル内、共用部も刺激的な建築であった。


植樹

2007-10-07 09:09:55 | 向原の家
暑さがようやく落ち着いてきたので向原の家の植樹を行った。
東西に抜ける和室がもともと丸見えなのでそのための生垣と3本の植樹をした。
庭は適当に畑にしようと思っている(思って終わりかも?)
妻の実家の庭を以前手入れをしていた斉藤植木の斉藤氏に植樹をして頂いた。




●生垣
道路側 レイランディ
隣地側 プリペット
●植樹
道路側 ナナカマド
和室前 サルスベリ
西側  シマトネリコ

▼レイランディは密で生垣には有効。足元から葉が茂っているものとした。

▼プリペットを隣地側に。強く遮蔽しているようなイメージにならないような軽い雰囲気のものとし、花や実がなり、お隣さんも楽しめるものを選定。ふんわりと育っても隣地側に出ないように人一人通れる程度内側に植樹。

▼ナナカマドを道路側に。
紅葉が美しい木として。道路側に植樹することで道路からも味わえる。家の前はこの辺の犬の散歩コースとなっているので少しでも貢献。(糞は持ち帰って。)

▼和室前にサルスベリを。
夏の花が赤く華やかに咲く。
位置は斉藤氏が絶妙な位置に植樹していただいた。この一本だけは位置を相談させてもくれなかった。ここしかないと斉藤氏。
和室の縁に座ると幹が手が届きそうな位置。特徴のある幹を味わう。
2階のリビングからは枝に手が届く、キッチンなどからも上から見える。
いろいろな向きから、いろいろな視線の高さから味わえる位置。
まっすぐに植えないのがセンスだと斉藤氏。なるほど立体感が生まれます。


▼最後に西側にシマトネリコ
サルスベリとかぶらないように軽い印象で下から葉があるものを植えたかった。
隣地がブルーベリー畑なので、迷惑を掛けないように落葉しないものを選定。
少々流行りものだが、常緑樹で軽いイメージとしては最適だと思われる。常緑のため葉が重いため支持をしている。
斉藤氏のこだわりで寄せ株でなく、1つの株から枝が出ているものを選定していただいた。
今後どんどん大きくなり、西日を低減してくれるだろう。
和室の壁にシマトネリコの影がうつりこんでいた。



ここまでの道のりは長かった。
植栽はとても難しい・・・

国際福祉機器展

2007-10-06 23:13:01 | 建築
金曜日、ビックサイトで行われている国際福祉機器展に行ってきた。
いま特別養護老人ホームの設計をしており、最新の機器類を確認しておく必要があった。
医療福祉にかかわる本は数年で使い物にならなくなってしまう。
制度、機器、考え方などがどんどん変わっていくからで、本では巨大機器が今は卓上で済んでしまうようなこともあるからである。


会場は最終日ということもあるかもしれないがかなり混雑していた。
驚くのは学生とも思える若い来場者が多いことであった。
福祉の道を志す若人なのだろう。

一つ一つ見ては何日かかるか分からないほど会場が広く、
機械浴の機器、施設用洗濯機、厨房関係、空気清浄機など基本計画に大きな
影響がある大物だけを抜粋してチェックして回り会場を後にした。

構造見学会

2007-10-01 08:50:26 | 片瀬山の家
この度私の両親と兄の家「片瀬山の家」を設計し、先日上棟を迎えました。
この物件ではGVA工法という制震装置を採用しています。
その構造見学会を10/13(土),14(日)に行う予定です。
比較的大きな規模での採用が多かった免震構造、制震構造ですが
最近は住宅でも採用されるケースが増えてきています。
あまりにも大掛かりになる免震構造より比較的簡易に施工が出来る制震構造を
各ハウスメーカーなどでも標準仕様として採用している傾向です。

施工会社が見学会に積極的で弊社は便乗しています。
私は13日(~15時)のみ現地に立ち会う予定です。
遠方ですし、比較的地味だと思いますが、
制震装置に興味があれば是非お越しください。

メールを頂ければ案内を送らせて頂きます。
mukoyama@mukoyama-architects.com