父が亡くなりました。87歳でした。
ちょうど一週間経ちました。
通夜、葬儀も家族、身内で行いました。
入院していた2ヶ月程、父との時間を優先していた事で、仕事をサボってしまったので、今取り戻すためにがんばっています。
2ヶ月間、父に向き合うことでいろいろと考え、思い出にもひたり、感謝することで、心の準備も気持ちの整理もできていました。早いようですが、新たな気持ちで前に向けていると思います。
一応仕事のブログなので・・・。
父が79の時に(8年前)に実家を建替えました。
彫刻家の兄のアトリエを併設した兄と両親の二世帯住宅を自分が設計しました。
片瀬山の家です。
父の年齢からするとかなり高齢の建替えになりましたが、玄関の位置から見直し段差を減らし、ベッド中心の生活になっても介護しやすい間取りとしました。以前の家のままであったら亡くなる直前まで住み続けることはできなかったと思います。葬式後に母は建替えておいて本当によかったと言ってくれました。
最近、若いご夫婦から実家に住む両親の家が心配と言う相談を受けます。実際のご両親はまだ身体も動くし、多少傷んでいても、なんとか住めているので先延ばしにしてしまいがちです。
身体が動くうちに今後の住まいについてどう考えていくか検討をはじめましょう。
実家の問題はその後、子世代がどう考えていくか、踏み込むとややこしい話なのでこれも先延ばしにされる理由です。全て建築家が解決できるとは思いませんが、足踏みをして悩んでいることも住まいのあり方で解決できることも多いと思います。
身体が動かなくなってからバリアフリーを考えるのではなく、いまある段差で転んで身体が動かなくなってしまうこともあるんです。リフォーム業者さんの殺し文句のようですが、事実です・・。
なんかはじめに書こうと思ってたことと違うような気がしますが、これはこれでUPしておきます。苦笑