mukoyama blog

向山建築設計事務所 主催の向山博のブログです 

片瀬山の家2 解体打合せ

2013-09-22 07:18:03 | 片瀬山の家2
連休ではあるが、なかなかそうもいかない。
消費税増税、サッシの認定からみでこの時期に着工が重なってきている。
どこの現場も少々バタバタしている。

昨日は「片瀬山の家2」の既存の家の解体の打合せ。
週明け引っ越しのため既にだいぶものは片付いている。


既存のお宅は10年前に中古で購入。雰囲気のあるお宅でした。


解体はとても慎重に進める必要がある。
壊すもの、手を付けず残すものを一つ一つ確認。
壊し過ぎてしまうことも後から作り直す負担がかかってしまう。
不要な家具など残しておいて廃棄してもらうつもりで考えているものが追加金額にならないかも確認。
小さなものでも分別などに厳しい昨今、思いもよらないことで追加になってしまうこともあります。
その後、近隣に挨拶回り。
解体は音も埃も結構なストレスになる。ここで近隣の理解が得られてないと、
後々の工事、引っ越し後まで影響が出てしまう。
どこのお宅も感じ良く理解頂けて、建主が近隣と日頃から良好な関係を気付いていることがうかがえる。

解体建て替えについて少し話しは違うかもしれないけど
以前かかせて頂いたものをいくつか・・・もしよければ・・。
旭硝子でコラム
だいぶ古いが以前のブログ


明日は「初声町の家」の請負契約です。





元住吉の家

2013-09-22 06:56:18 | 住宅増改築
ぎりぎりまで工事がかかってしまった「元住吉の家」の増改築工事。



三井ホームの2×4(ツーバイフォー)3階建ての住まいに、施主が敷地を2mほど買い足して駐車場として利用していた。
そこに2階建を増築し、もともと2世帯住宅だったのを3世帯住宅にする計画。
敷地に余裕がなく難工事であった。
設計はそれでも図面は描けるが、現場の苦労はかなりのものであった。
敷地奥にも1.6m程しかない余白に水廻りを新設し、納めている。
構造形式が違うため、構造的には分離しつつ室内をつなげている。


ソファの奥はかつて外。今は脱衣室とシャワーユニットを設置。

24日には施主が引っ越しのため金曜日は
確認申請機関の完了検査、設計事務所検査、施主検査、家具の搬入が重なり大変な状況であった。
是正工事部分の場所と日程を確認しつつ、ひとまず引っ越しにはこぎつけることができた・・。

竣工写真もとる余裕が無い状態。
仕方がないかな・・。


茅場町いとう医院 竣工写真

2013-09-15 10:16:17 | 茅場町いとう医院
9月に開業した茅場町いとう医院の竣工写真ができました。

HPにアップしたので是非見てみてください。









茅場町いとう医院のHPもできているので是非こちらも見てください。
室内の写真はまだUPされてないようですが・・


オフィス街に囲まれた場所がら、地域の住民だけでなく、周辺企業に勤務するビジネスウーマンが気軽にかかれる産婦人科の診療所です。

産婦人科特有の、子どもができて喜びあふれる方と、不妊治療でつらい想いをされている方が待合で同席することを考慮し、待合は可能な限り広く、また居場所を増やすように心掛けました。
窓の外をみて医院にいることも忘れられるようなカウンター席も設けています。

曲面の壁の中には診察室が配置され、受付から診察室に向かうと、窓からの明るい光に向かっていくことで少しでも気持ちも明るく前向きになれるよう意識しました。

院長先生が男性であることもあり、いかにも産婦人科らしいピンクなどは使わず、この地域、このビルにある医院で快適に過ごしてもらうために、素材を丁寧に選定しています。

またご夫婦とも医師であるため、学校が終わった子どもが滞在できる家族室を設け、時には宿題を、時にはスタッフルームと繋げて楽しく談笑できるようにしています。
家族で医院を経営するケースとしては理想的な環境が実現できています。



美ヶ原高原 黒部ダム

2013-09-10 23:48:19 | 日々のこと
週末に美ヶ原高原に1泊2日で行ってきました。

2日目は黒部ダムの方まで足をのばしてきました。
Facebookで友人がいいと言ってたところをいくつかむりやり詰め込んだ旅になりました。


美ヶ原高原にて早起きして日の出。


あしをのばして黒部ダム。
昔から行きたかったところ。
人間ってすごい!と思える構築物でした。昭和36年完成とのこと。


さらに頑張って立山。
ほんとに何も準備しなくてもバス、ロープウェイ等乗り継げば立山までワープができるのは本当にすごい。
本気の登山者には申し訳ない気持で散策。

建築は対称的な美術館を2つみてきた。

●安曇野ちひろ美術館 内藤廣設計 1997年竣工

正直あまりよくない・・。
もちろん丁寧な作りで、学ぶべきものはある。観光バスも立ち寄るような観光スポットとしても成功している様子。
ただ建築として内藤廣設計ということで期待が大きかったせいか・・・。
なにかがおかしい。美しい屋根が並ぶ構成と美術館としての平面の構成が上手くかみ合えってないように思えてしまう・・。少々強引につじつま合わせをしているような・・。他にもちょいちょい??と感じてしまう部分もある・・
帰ってきて調べてみると増築されているようで。
増築も内藤廣設計ではあるが・・。自分が腑に落ちない原因をつきとめたい・・。と
作品集を注文してしまいました・・。

●日本浮世絵博物館 篠原一男設計 1982年竣工

閑散としていたが、とてもいい建築でした。
コンクリートによる表現に裏表がないというか、はっきりとした空間体験でした。
館内で見せて頂いた浮世絵製作のビデオがなかなか良く。子どもと二人で見入ってしまった。


先週の仕事とオリンピック開催決定!の早起きによる寝不足がたたった。
眠眠打破を行きで2本、帰りで4本。飲み継ぎながら帰ってきました。