mukoyama blog

向山建築設計事務所 主催の向山博のブログです 

足場撤去

2009-09-09 12:36:40 | 極楽寺の家
「極楽寺の家」は足場も外れたので施主に立ち会い頂き、部位ごとの仕上げの方針を再確認していただきました。
設計時に話し合い、方針は決めていても実際の見え方をみて、調整したくなる部分は施主にも設計者にもあるものです。いくつかの部分の変更を現場監督さんを交えて決定しました。



木建具の色があせてくるとまた、よい感じになると思います。



桜に手が届く位置に大きな開口部を持ってきました。



部分的な鉄骨階段、手すりも丁寧につけていただきました。
さまざまな案を検討しましたが、
狭小ながらも比較的玄関をゆったりと作ったこの案でよかったと思います。

10月の一週目に内覧会を予定しています。(いまのところ)


施主立会

2009-08-10 07:24:46 | 極楽寺の家
週末、「極楽寺の家」の施主立ち会い頂きコンセントの位置、外周の塗装など確認していただきました。


内部についてはこのあと断熱材を施し、内側をボードでふさいでいくため、
設備的な変更が今後できないため、現段階での施主の現場確認です。


お盆明けにはこの三角形の吹抜けに階段が納まります。

鎌倉 鶴岡八幡宮ではぼんぼり祭、天気は快晴で江ノ電の中は行楽客でいっぱい。
江ノ電から海が見えるたびに歓声があがり、みんな海を振り返ってみていました。
皆さんと一緒に降りたい衝動に・・・


外壁仕上げ

2009-08-03 07:38:53 | 極楽寺の家
「極楽寺の家」は
外壁のレッドシダーの仕上げがほぼ完了しています。
自然保護塗料の黒を塗って仕上げです。


出隅は見切り材などを使わず、互い違いに貼り重ねています。



内部の仕上げは今週末に施主にスイッチ/コンセントの位置など最終確認していただいた後にふさぎます。
天井の高さは3.67mあり開放的です。。
竪の木製連窓も1つが1.5mと大きく、ちょうどこの窓の前にある桜が室内から味わえます。

土曜日の夕方に新しく鎌倉ではじまる「浄明寺の家」の施主と現場を訪れました。
着工後、夜に現場に入ったのは初めてでした。(施工会社了解の上)
敷地を囲む森の隙間に浮かぶ月が、室内を藍色に染めていました。
山と海に囲まれた鎌倉を感じるひと時でした。

ちなみに僕はsoftbankなのですが、この敷地周辺は圏外なのです。
現場監督さんもsoftbankでどちらかが現場にいるとどうにも連絡がつきません。
山に囲まれて環境が良いと言っても・・
孫さん何とかして下さい。

現場

2009-06-18 23:20:31 | 極楽寺の家
極楽寺の現場に行く。
外壁下地のダイライトが概ねはり終わっている。
囲われて、室内の空間が見えてくる。
外壁がレッドシダーで不燃材を使ってないため。
ダイライトで不燃認定を取っている。




ロフトは収納なのだが、上がって見ると他の用途で使いたくなる。



防水シートの納め方、水切りの位置、取付け方、サッシの納まり等、
漏水が起きないように全体的に打ち合わせをしていく。



近くの海水浴場では海の家の準備が進められていました。

もともとはこの辺は僕の地元なので、海の家が建ちはじめると毎年ワクワクしてしまいます。

海パンはいて現場に行ったりして・・

極楽寺 上棟式

2009-06-12 07:03:56 | 極楽寺の家
極楽寺の上棟式をおこなった。

構造上のチェックはもちろんだが、
設計時のイメージが間違えてないことを確認。
桜との関係や隣地との関係
窓によって切り取られる外の風景が想定どおりか等・・

お施主様からは、良い方向に裏切られました。とうれしいお言葉。

また現場を見ることでまた、新しいアイディアが生まれる。
購入する家具のイメージや配置、納まりの変更などもその場でお施主様と話し、より良いものにしていく。


↓手前の隣地の桜に建物が隠れる。バルコニー、リビングから手が届くところに桜。
 
↓奥(道路側)にバルコニー

↓浴室/洗面/トイレ/パントリーがコンパクトに納まる。上はロフト

配筋検査

2009-05-08 23:41:37 | 極楽寺の家
極楽寺の家の配筋検査にいく。
周辺は既に森深い感じです。





柴村豊士構造設計事務所の柴村さんにも立ち会って頂く。
僕がシーラカンスK&Hで設計監理に携わった博多小学校の構造設計事務所の担当者が柴村さんでした。
それ以来のお付き合いで、ここ最近の物件は柴村さんに協力いただいている。

鎌倉の多くは埋蔵文化財の調査が必要な範囲になっており、極楽寺の家の敷地も対象であった。基本設計完了時に鎌倉市文化財課により2mX3mX1.3mほど試掘をし、重要な文化財がでないことを確認の上実施設計入っている。
着工時にも試掘以上の根切り(土堀り)がないか文化財課の担当者が立会いに来るほど、厳重である。
文化財は出てしまうと調査が完了するまで現場に入れない。またものによっては中止ということも考えられるので大変である。

先に話した博多小学校の際は実施設計が完了時に敷地内調査で元寇防塁が出土。
計画の変更を余儀なくされた。
調査後に元寇防塁に触らずに元寇防塁が見れる展示室を地下に設けた。
結果的には市民に開放される魅力的なスペースが増えて良かったのではないかと思う。

話がそれたが基礎まわりの話でした。

地鎮祭

2009-04-17 12:26:32 | 極楽寺の家
極楽寺の家の地鎮祭が行われました。

天気に恵まれました。
また鎌倉まつり開催中とのことで江ノ電内も行楽客が多く、こちらもそのままどこかへ・・という気分になりそうでした。




江ノ電はご存知、一部の区間は路面電車です。
小学生のときはその前を自転車でを走ってクラクション?を鳴らされたりしたものです。

地鎮祭はいつになれば緊張しなくなるのかと思います。
施主は僕の大学の友人です。
学科も違うこともあり卒業後連絡しあうことも無かったのですが、施主が新居を考えはじめた際に、
卒業後どうしてるかも知らない僕の名前を試しにネットで検索してくれたとのこと。

そんないきさつで、極楽寺の家が始まりました。

気の知れた仲間であっても、地鎮祭で施主とそのご家族に囲まれるとおのずと気が引き締まる思いになります。
9月末引渡しに向けて頑張ります。




極楽寺の家

2008-09-01 16:02:27 | 極楽寺の家
鎌倉の極楽寺に計画している住宅の基本設計が完了した。




歩いて海に出れる距離で山に囲まれている環境は鎌倉ならではである。
極楽寺駅周辺は特に静かな環境である。

駅からの前面道路は奥に行くほど細く最終的には行き止まりになる。
反対側に抜けられれば便利になるので通り抜け計画もあったそうだが、
渋滞回避の裏道になるため付近の住民が反対したそうだ。

自分の実家も江ノ島近く(徒歩で20分はかかるが・・)で途切れることが無く県外のナンバーの車が行き交う細道を多く見てきたためその気持ちは良くわかる。

ま、つまりはそのような守られた環境に極楽寺の家はある。

基本設計UPをどの時点を考えるのかはその物件ごとに微妙ではあるが、
今回はそこそこ決め込んでの基本設計UPである。
その理由は実施設計に入る前に概算見積をとるためである。

現在材料が高騰する中、各施工会社によってもその影響はばらつきがある。
概算見積の結果をみることで、実施設計時に予算とのすりあわせを考慮しながら
本見積→契約と進めることができる。
施工会社も概算時に絞り込むことと本見積後のVEの負担を最低減にすることで
施主、施工会社、設計事務所にとっても無駄なプロセスを低減させることができると考えている。


鎌倉散策

2008-04-05 20:06:16 | 極楽寺の家
鎌倉の極楽寺の家の件で役所打ち合わせに。
施主もお気に入りの市役所の前にあるスターバックスで一休み。

葉山・日影茶屋のCHAYAの複合店舗である。
ここは『フクちゃん』で有名な漫画家-横山隆一氏の邸宅跡地です。
庭のプールとアトリエ兼書庫を保存アトリエは「ギャラリーヨコ」として
改装されています。(こちらは休みでした)
とにかく気持ちの良い場所でした。
設計はcotopaceというこのプロジェクトに結成されたチームとのこと。




そのまま鶴岡八幡宮の参道である段葛をにぎわう観光客をよけながら
神奈川県立近代美術館へ

ル・コルビュジエのもとで学んだ建築家坂倉準三の設計によるものです。
docomomo100にも選ばれています。
池に散った桜の花びらと鎌倉近美がとても美しかったです。

再度敷地及び敷地周辺を散策。
実家が藤沢で近いので極楽寺もよく知っているつもりでしたが、
歩いてみるといろいろと発見があります。


近くで見かけた住宅の表札です。JRのホームの柱についているあれです。
橋本駅のもの?はしもとさんのお宅なのでしょう。
面白い!
字が大きく奥にあるのに道路からでも見えました。
自分の名前の駅もないかと探してみたらありました。
青森に。しかし残念ながら「むかいやま」でした。
よみ方が違いました。



江ノ電

2008-01-21 01:10:16 | 極楽寺の家
片瀬山の現場の前に別件の鎌倉(最寄駅が江ノ電極楽寺)の敷地を見に行く。
久しぶりに江ノ電に乗る。地元ではあるが最近は江ノ電に乗る機会があまりない。
思い出が詰まった江ノ電。ありがたいことに乗ったのは古い車両。
床が木製である。温かみもあるし何しろ見た目がいい。



極楽寺は関東の名駅100選に選ばれている。
選定理由は駅自体というより風情のある環境かな・・。
品川に通う施主は極楽寺駅に絞って敷地を探したそうです。
桜が目の前に咲く素敵な敷地でした。

その後、片瀬山の現場に行き。
月曜日足場をはずすため外周部のチェックを行った。
あと半月である。