ご機嫌Diary

人生は楽しく面白く、流れる毎日を適当に綴ります。

吉村順三記念ギャラリー 小さな建築展 第11回

2008-10-11 23:55:00 | 建築の勉強

Sp1310259 吉村順三記念ギャラリー 小さな建築展 第11回目は、待ちに待った「小さな森の家」です。
誰もが一度は中に入ってみたいと思う「吉村山荘」です。

Sp1310268 いつ見ても美しい山荘です。
去年の11月に軽井沢の「脇田邸」見学の後寄ってみたのですが、やっぱり緑の中の山荘は何とも言えないたたずまいですね。

Sp1310303 素晴らしいピクチャーウインドーです。
寝室のドアのところに立った時に、こんな風に緑が見えるなんて、幸せ感じますよね。

素晴らしい風景です。

構造模型も建物の様子が見えて、とても参考になります。
図面と現場の違いが後から分かったことを結構あるそうです。
今回、「吉村山荘」にデッドスペースがあることを知ってしまいました。

Sp1310294 建設中の写真も飾ってありました。
このころは生コンも現場練りで、ポンプもないのでスロープをつくってネコで押し上げて生コン打ちをしたそうです。
本当に大変な時代によく職人さんも仕事をしてくれたと思います。

しかも、煙突は建て方の後、生コンをバケツに入れて、手渡しで持ち上げて打ち込んだそうです。
職人さんの苦労が伝わってきます。

Sp1310304 何度も見たことがある断面図です。
一番広がりと落ち着きを感じる屋根勾配は三寸だそうです。
物見台に一度で良いから上ってみたいなぁ!

Sp1310396 何日か前にスタッフの方が軽井沢に行って、「吉村山荘」の様子を写真にしてくれたので、現在の様子を見ることが出来ます。
一緒に行きたかったなぁ!
生活感がありながら、上手に使っていることが分かります。

写真の下に「段板の先を上り下り時に滑る不安を感じないように6mm下げている」とメモが貼ってありました。
京都町屋の調査で寸法を取って分かったことを、この階段に採用したそうです。

聞いてみてよかったぁ!
見えないところにいろんな工夫を見ることが出来ました。

「吉村順三記念ギャラリー」のスタッフの皆さん、いつもありがとうございます!

「吉村順三記念ギャラリー」はこちら
http://www.sepia.dti.ne.jp/jymg/

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