いつか風がみていた・・・(フレディ・Mの日記)

自転車とオートバイで遠くへ・・・。

雨の日曜日・・・美術館(関西文化の日)

2011年11月21日 12時35分00秒 | 日記
ここ最近、日曜日のたびに雨が降るが続いております・・・



ある人によれば、福井県はこれで6週間連続の雨の日曜日だとか・・・



もうここまで続くと、休みもタイクツなもので、
どうやって過ごすか?ネタ切れになってさえきます・・・




そんな中、Fumiさんに教えていただいた「関西文化の日」!!
なんでもこのあたり一帯の美術館・博物館などの文化施設の常設展が無料になると



しかし、この近辺の美術館はほとんど見に行っているので、
ここぞとばかりに行くところは・・・??
って考えてみたら、
企画展は何度も行っているのに、
意外と見ていない「福井市立美術館・アートラボふくい」の高田博厚の作品があることに気付いた




ということで、時々激しく降る雨の中、
産業会館でやっているイベントで渋滞する国道8号線をのろのろと、
「福井市立美術館・アートラボふくい」へと








周囲の公園もすっかり紅葉し切って、なかなか綺麗~
あとでゆっくり見てみよう・・・







いつも思うのが、斬新なデザインの建物だが、
美術館として絵画を所蔵するのには不向きだと思う・・・
夏場などはこのガラス張りで館内の温度が場所によって酷く差がある・・・

ま、おもしろいオブジェだと思えばこれはこれでおもしろいのだが・・・







館内に入ると、関西文化の日とは知らずにやってきたのであろうといった感じの方々がちらほらと・・・。








高田博厚は石川県七尾市に生まれ、
父の仕事の都合で幼少期2歳から18歳までの16年間を福井市で過ごしている。


旧制中学を卒業すると同時に上京し、
画家の友人の紹介で、彫刻家の高村光太郎と知り合う。
同時期に岸田劉生・武者小路実篤らとも知り合い、芸術方面への道を選ぶことになる。


30歳の年に単身パリに渡り、さらなる芸術の勉強に・・・。
ロダンやマイヨールら近代彫刻の巨匠に学び、
27年に及ぶ滞欧中、文豪ロマン・ロランや哲学者アラン、詩人ジャン・コクトーら当時のヨーロッパの代表的芸術家と幅広く交流し、
彫刻の制作に没頭した。


終戦後一度帰国するが、そののちふたたびフランスへ。
戦後初めてフランスへ渡航した日本人は高田博厚であった。
その後、交友を深めた文人・画家などを、
日本からやってきた著名な人々に引き合わせるなど、
数多くの文化交流に貢献したことでも有名である。
かのパブロ・ピカソに武者小路実篤を紹介したのも高田博厚であった。









館内にはブロンズ像の制作工程を説明するモデルも展示されており、
いかにブロンズ像の制作が手間暇かかって大変かということが良く分かる。


学生時代、私がやったことがある石膏像など、ブロンズ像の足元にもおよばない・・・











観終わって外に出ると、少し日差しが・・・






野外にも少し高田博厚の作品があったので、
しばし観覧・・・




周囲の公園も、もうそろそろ冬の気配が・・・





















秋も終わろうかと・・・