1994年から1年間の滞在中、マッキントッシュの145Bというノートパソコンとヒューレッド・パッカードの携帯可能なプリンタを持参した。その理由は、マルチ電源だったこと。大きくて思い変圧器を持参する必要がなかったからだ。
そのときは、そのパソコンではネットワークに接続できなかった。大学の研究室にあったIBMのパソコンでルーヴァン大学のメールを使っていた。ただし、オランダ語の世界。その当時、日本語の8ビットとアルファベットの7ビットの壁は厚かった。ish.comというソフトを使って、日本語を一種の暗号にして受け取ったり、送ったりしていた。大学のIBMで受け取ったメールをフロッピーディスクに保存し、ベゲーノフに持って帰ってから、それを展開して読むという作業をしていたのだ。どんなメールが届いているのか、ベゲーノフに帰ってマックで変換してみないとわからなかった。送るときは、その逆の作業が必要だった。
その1年間は日本語に飢えていた。ルーヴァンの知り合いを通してときどき渡される朝日新聞の国際衛星版。日本語と言えば、それぐらいだった。それも1ヶ月遅れぐらいで、どさっと回ってきたりする。あるとき、腰を痛めて2、3日寝込んだことがあった。そのときに、新聞を一回読み、さらに、まだ目を通していない箇所を2回目に読み、最後に、広告欄など3回目に読んだことがあった。あんなに新聞を精読したことは、未だかつてない。
それが、今回はベゲーノフから大学のKotnetにアクセスして、そこを起点にしてインターネット上の情報を読むことができる。日本から持ってきたのは、バイオのSRX3S(Windows XP)とキャノンのプリンタPixus90i。大学の研究室にあるDellのデスクトップ・コンピュータでも、日本語で書かれたHPを読めるし、ヒューレッド・パッカードのプリンタに印刷も可能だ。XPの世界になって、日本語の壁はかなり低くなってきた。さすがに、大学のコンピュータには日本語FEPが入っていないので、日本語入力はできないが…。
今回の滞在で日本語に飢えることはない。というよりは、日本にいるのとほぼ同じ環境で何事もできるようになった。情報も手に入る。確かに、便利である。しかし、11年前に感じたような「異国でのくらし」を実感する機会は少なくなった。
その一方で、こうしてブログを書いて、情報発信をできるようにもなった。それも、ネットのチカラのおかげである。これから先、どんなふうに展開していくのだろうか。5年後ぐらいが楽しみでもあり、また、恐ろしくもある。
そのときは、そのパソコンではネットワークに接続できなかった。大学の研究室にあったIBMのパソコンでルーヴァン大学のメールを使っていた。ただし、オランダ語の世界。その当時、日本語の8ビットとアルファベットの7ビットの壁は厚かった。ish.comというソフトを使って、日本語を一種の暗号にして受け取ったり、送ったりしていた。大学のIBMで受け取ったメールをフロッピーディスクに保存し、ベゲーノフに持って帰ってから、それを展開して読むという作業をしていたのだ。どんなメールが届いているのか、ベゲーノフに帰ってマックで変換してみないとわからなかった。送るときは、その逆の作業が必要だった。
その1年間は日本語に飢えていた。ルーヴァンの知り合いを通してときどき渡される朝日新聞の国際衛星版。日本語と言えば、それぐらいだった。それも1ヶ月遅れぐらいで、どさっと回ってきたりする。あるとき、腰を痛めて2、3日寝込んだことがあった。そのときに、新聞を一回読み、さらに、まだ目を通していない箇所を2回目に読み、最後に、広告欄など3回目に読んだことがあった。あんなに新聞を精読したことは、未だかつてない。
それが、今回はベゲーノフから大学のKotnetにアクセスして、そこを起点にしてインターネット上の情報を読むことができる。日本から持ってきたのは、バイオのSRX3S(Windows XP)とキャノンのプリンタPixus90i。大学の研究室にあるDellのデスクトップ・コンピュータでも、日本語で書かれたHPを読めるし、ヒューレッド・パッカードのプリンタに印刷も可能だ。XPの世界になって、日本語の壁はかなり低くなってきた。さすがに、大学のコンピュータには日本語FEPが入っていないので、日本語入力はできないが…。
今回の滞在で日本語に飢えることはない。というよりは、日本にいるのとほぼ同じ環境で何事もできるようになった。情報も手に入る。確かに、便利である。しかし、11年前に感じたような「異国でのくらし」を実感する機会は少なくなった。
その一方で、こうしてブログを書いて、情報発信をできるようにもなった。それも、ネットのチカラのおかげである。これから先、どんなふうに展開していくのだろうか。5年後ぐらいが楽しみでもあり、また、恐ろしくもある。
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