こころ模様

人はなぜ生きるのでしょうか。希望、居場所、時間というキーワードから、人生とは何かについて考えていきます。

リングを歩く

2005-08-11 00:15:02 | スポーツ
このところ部屋で仕事をすることが多かったせいか、ちょっと太り気味。運動を兼ねてリングを一周した。所要時間1時間19分。ルーヴァン市内の直径は約2.4キロだから、円周の長さは約7.5キロ。日頃の運動不足を解消するような良い運動になった。シャワーを浴びて、その後に飲んだビールが美味しかったことは言うまでもない。かえって逆効果か?




飛んでイスタンブール

2005-08-10 03:25:32 | くらし
タイトルを見て庄野真代の歌を思い浮かべた人は、私と時代を共有している。

2階に住んでいるオズカンとレジヌという若い夫婦はトルコ人。二人ともルーヴァン大学の学生だ。オズカンはもうじき卒業する。

いつも会うたび、気さくに挨拶してくれる。先日、夕食に誘ってくれたのでワインを一本持って遊びに行った。トルコの初等教育は1クラス50人ほどもいて、すし詰めで大変らしい。大学を出ないと職につくのは難しいが、10人に一人ぐらいしか大学に合格できないので、2浪3浪も珍しくないらしい。食事のあと、トルコ・ティーを飲みながら、そんな話題になった。

オズカンとレジヌは英語も上手だし、ベルギーで職を見つけて働くようだ。でも、できれば故郷のイスタンブールに戻りたいと言っていた。異国での生活は、やはりいろいろ感じることが大なのだと思う。

話の中で、日本に「飛んでイスタンブール」という歌があると言ったら、歌ってくれと頼まれた。でも、サビしか覚えていなかったので、歌わなかった。サビだけでも歌えばよかったかな。別れ際に、「今度はイスタンブールで会おう」と言ってくれた。本当に気さくないい人たちだ。

今日もオズカンに会ったら、最終試験が終わったと言っていた。おめでとう。来週からのイスタンブールへの帰国の旅を楽しんできて欲しい。

わさび

2005-08-09 05:55:45 | 料理
ざる蕎麦を食べるときにと思って、わさびを買った。Bleu DragonのWasabi Paste。パッケージを開けて、ちょっとビックリ。何のラベルも付いていない。エッ、欠陥品? それとも、こういうもの? もう一つ買ってみれば、どちらか分かるのだろうが、そんなにわさびは必要ない。

味はともかく、これでは、まるで絵の具みたいだ。



昆虫のオブジェ

2005-08-08 00:35:55 | 土地
ルーヴァン大学の中央図書館。その前は大きな広場になっている。地下は駐車場。




その広場にある奇妙なオブジェ。巨大な針に昆虫が刺さっている。4月に移動観覧車に乗ったときに、変なものがあるなと思った。このオブジェの作者はヤン・ファーブル。アントワープ生まれのアーティスト。『ファーブル昆虫記』を書いたファーブルの孫である。ベルギーでは、かなり有名だ。日本でも、1994年に個展を開いている。図書館に、ファーブルのコレクションがあるらしく、それで、この広場にこのオブジェが置かれているようだ。




行ったことがある国

2005-08-07 14:27:31 | 土地
このHPで、自分が行ったことがある国の地図を作ることができる。赤く塗ってあるところが、私が訪問した国。

アメリカはニューヨークとニューヘブンだけ。カナダはオタワ、中国も北京だけ。南半球は、マレーシアのペナン島だけ。残りは全てヨーロッパ。

こうして改めて眺めて見ると、世界は広いなあと、つくづく思う。



ジャガイモの成長日記(8)

2005-08-06 03:46:04 | 成長日記
アジサイの花が終わったので、オーマの庭に植えてもらった。今度ルーヴァンに来たときに、どれぐらい大きくなっているか楽しみだ。

アジサイの鉢が空いたので、そこにジャガイモを植えることにした。土は、ハマナスの植わっている花壇から取ってきた。掘り返したらミミズが出てきた。豊かな土のようだ。


8月3日。植えた初日。






8月5日。ちょっとした間に、葉が伸びている。はやり水栽培のときとは、成長の早さが違うようだ。やはりジャガイモには土が似合う。




よく見たら、2日間で根がスーッと伸びていた。本当にすごいなと思う。


アラビア世界における希望

2005-08-05 00:05:56 | 希望
前に紹介したStrumpherが書いたPsychofortologyの論文のなかで、アラビア世界の希望についての言及があった。

原典はAbi-Hashem, N. (2001) Rediscovering hope in American psychology. American Psychologist,56,85-86. 同誌が2000年に特集したPositive Psychologyに対する読者からのコメント欄に書かれた短い論文である。

Abi-Hashemによると、アラビア世界では希望を言い表す言葉が二つあるという。一つは、raja'a これは、よりフォーマルな表現で、たいていは遠い未来の希望を指す。もう一つは、amal こちらは、日常生活や会話でよく使われる表現で、近い未来の希望を指す。raja'aとamalは、人々に生きる力を与え、これから先の肯定的で力強い見通しや人生の意味を導く。

アラビア語で、次のような言い方があるそうだ。
ma adyaka el-assha lauwla foosshatu el-amali

私たちの人生がいかに制約や苦痛に満ちたものであったとしても、希望の輝きと安らかなオアシスが必ずやそこには存在しているのだ。



希望概念はキリスト教的世界観のなかで形成されてきたものだと思っていたが、どうやらもう少し範囲を広げて検討する必要がありそうだ。





初のムール貝のワイン蒸しに挑戦

2005-08-04 03:57:04 | 料理



ムール貝のワイン蒸しを初めて作った。大変だったのは、ムール貝をよく洗って、フジツボやゴミを取る作業。あとは、最初に野菜を炒めること。ムール貝を売っているコーナーの脇に、カットした野菜を売っているので、今回はそれを使った。ムール貝が1㎏で5.45ユーロ。賞味期限が迫っていたので、1ユーロ値引きで4.45ユーロ。野菜が1.19ユーロ。

野菜をある程度炒めたら、ムール貝とワインを入れて、適当な時間が経ったところで掻き回して、ちょっとしたら火を止めておしまい。今回はムール貝を入れてから、出来上がるまで8分ぐらい。

1㎏だと、ちょっと物足りない感じ。今度は2㎏買って来ようかなと思う。グルメでグルマン(大食漢)のベルギー人に一歩近づいたか?

ルーヴァンで手に入るお米

2005-08-04 03:47:22 | 料理
デレーズではお寿司を売っているぐらいだから、いろいろな種類のお米を置いてある。

Bleu Dragonのドラゴン・ライス。500グラムで2.55ユーロ(約340円)。真っ白いお米。



Delhaize(デレーズ)のBIO。白米だと思って買ったら、五分づきだった。どおりでいくら研いでも水が濁るはずだ。500グラムで1.59ユーロ(約210円)。




最後はBOSTOのデザート・ライス。これはベルギー在住12年のTakakoさんから教えてもらったもの。お菓子の素材コーナーに置いてある。500グラムで0.92ユーロ(約120円)。きれいな白米。味もドラゴン・ライスとほとんど差がない。




という訳で、賢い消費者はデザート・ライスを選択するかな。

音楽のように聞こえるオランダ語

2005-08-03 03:58:17 | 土地
94~95年に一年間ベルギーで暮らし、ベルギーのテレビ放送局の番組を見たり、身のまわりの人々が話すオランダ語を聞いて、オランダ語は音楽のように美しい言葉だと思った。今でも、それは変わらない。

その後にも、2回ルーヴァンに滞在したことがあるが、短い期間だったので、そのときには気がつかなかった。

今回、4ヶ月ルーヴァンに暮らして、その意味がようやくわかった。そう。ベルギーの人が話すオランダ語はフレミッシュ(フラマン語)、古いオランダ語なのだ。オランダ語とフラマン語があるということは知っていたが、その違いを耳で聞き分けることができるようになったのだ。と言っても、全体の印象に過ぎないが。

標準オランダ語からすると、フランダースの人たちが話すオランダ語は訛っているといることになる。反対に、ルーヴァンの人は、オランダ人の話すオランダ語はstrongだと言う。確かに、テレビのチャンネルから流れてくる言葉を交互に聞いてみると、オランダ放送局の言葉はドイツ語に近い感じがする。ベルギー放送局のオランダ語は耳にやさしい。

いまだにオランダ語はほとんど理解できないけれど、オランダ語のなかの違いをちょっとだけ分かるようになったことがうれしい。



神とともに生きる人々のくらし

2005-08-02 04:40:46 | くらし
日曜日、レンズさんといっしょにBokrijk(ボックレック:「ヤギの王国」という意味)に行ってきた。フランダース地方の農家や民家を移築した、日本で言うと明治村のようなもの。





昼食を間にはさんで4時間半ほど、広い園内を歩いて、一軒ずつ家の中を見て回った。天井が低く、ベットも子供用かなと思うぐらい小さい。栄養状態もよくなくて、体格も今と比べるとずいぶんと劣っていたのだと思う。部屋の中に入ると、そういうことを実感できた。

どの家にも暖炉の上に十字架が飾ってあった。そして、その左右に額がかかっている。




「神は私を見ている」




「神を信じよ」




神に祈るときに使うロザリオがかかっている部屋もあった。質素な暮らしの中で、神と相対する日々。フランダースの人の暮らしの原点を見る思いがした。

玉葱の水栽培(4)

2005-08-01 06:01:14 | 成長日記
玉葱の水栽培を始めたのは6月18日。その後、順調に大きくなってきた。





7月25日。





ところが、この2、3日様子が変だ。水を換えても、すぐに緑色に濁ってくる。どうやら根本の部分が腐りかけている。ちょっと傾き始めてしまった。もうそろそろ限界なのかもしれない。長い間、楽しませてくれてどうもありがとう。ちょっと窓辺が寂しくなるなあ。




(完)