イコンのもとに


在宅介護16年が終了後、やっと自分のために生きられる。イコンも描いてます。ブログは書いたり書かなかったり、気分で。

会見

2015年10月10日 | 岡山
岡山大学の疫学の津田教授の会見を全部見ました。
この会見は「疫学」というところに意味があり、
その昔、今でも苦しまれている森永ヒ素ミルク事件も岡山の疫学が関わっており、
津田教授の学問は病気のホームズやポアロみたいな役割の医学ですから、
だからこそ海外への発表ができた。
あの報告は正しいと思います。

最初、教授は政府という言葉をなかなか出しませんでしたが、
通訳がガバメントを繰り返し、
教授も「政府に情報の公開と対応を求む」という発言になりました。

疫学の調査から子どもの甲状腺癌の発生率が
国立がんセンターの調査と比べると10~50倍になっている結果が出ているのだそうです。
これはチェルノブイリ後の結果で予測されていたことで「あれだけ放射能が出たら、
こうなるのは当たり前だろ」ということです。
子どもを守れるのは大人しかいません。

岡山大学の疫学の津田教授が発表したということは、
岡山大学でも福島の子どもたちの身体に何が起きているのか?わかっているからです。
なぜ、このような公開ができるのか?
岡山大学病院の歴史も関係あります、
移植の歴史もありますが、
まずは今の福島の子どもたちの現状を知るべきです。

ちなみに、私の母は肺移植を進めていた岡山大学、
折田薫三先生と仕事上の関わりがあり、
岡山大学が今春のハイブリッド肺移植、分割区域移植にたどり着くまでの出発点を
母の傍で拝見していました。
折田先生の原点は子どもへの移植であり、お子さんを救うことです。
ですから、小児医療が岡山大学は発展しました。


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