イコンのもとに


在宅介護16年が終了後、やっと自分のために生きられる。イコンも描いてます。ブログは書いたり書かなかったり、気分で。

純粋な画家に

2015年10月15日 | イコン
先日の京都三条での
嵯峨美、嵯峨芸の北村先生の退官パーティーに集まった先輩方や友人たちは
それぞれ画家として活躍されていました。

文化財修復をしている方々や
ご夫婦で日本画家でデパートの画廊での展示を重ねている画家や
こつこつと公募展に毎年出されている方や
毎年の個展を目標にがんばって描かれている方。
みなさん、私に刺激を与えてくださいました。

黄金テンペラもブームみたいで
個展に黄金テンペラの背景を入れた作品も拝見しました。

私が岡山で経験したイコン画家の白石孝子さんの指導法の話をしましたら
まず、金箔の独占販売は絶対にあり得ないこと、
画家の無知しか考えられない。
度々、「正教会の神父の娘である私がイコンを描いているんだから、
私は正統なイコン画家である」と言っていて
それは、山陽新聞に取材させて記事にもなったこと、
私はこの記事を信じて、正統なイコン画家ならイコンの描き方を教えてくれるだろうと思い
オリエント美術館にイコン教室を開くように紹介したが、
そこで「この金箔は私にしか売らないって言うのよ」と自慢し
生徒に1枚千円で販売したこと。
これは、おかしいと思った生徒が何人かいて
ニコライ堂にも問い合わせたそうです。
エッグテンペラを描いたこともなくて、
オリエント美術館のイコン教室をスタートさせているので
どこが正統なイコン画家なんだろう?と私は疑問に思いました。

母のイコンを頼んでもいないのに
聖人を間違えて描いてきたりしたので
ついに両親が怒り、
金銭の問題も毎日新聞のイコン教室で起きたので
詐欺ではないか?と私に連絡があり、
新聞社やニコライ堂に知らせました。

ただイコンを習いたかっただけなのに
あまりにもひどい指導方法なので
白石孝子さんの娘さんにも連絡。

こういうブログに書いているのは
白石孝子さん夫婦の岡山批判や岡山県民への罵りは
岡山の作家たちが聞いてきた公然の出来事だからです。
岡山で作品を売りたいと思ったら
岡山批判など考えられませんから
岡山への罵りは
白石夫妻の制作スタイルなので、
それでいいのだと思います。
「あなた、欲しかったでしょう?
ギャラリーで買えば10万円もするのよ」と言われて押しつけられた
失敗作の曲がった花瓶や歪んだコップは
全て送り返しました。

このような経過かあったので
まともな画家にはなかなか会えないかな?と思っていましたが
北村先生の退官パーティーで、
立派な画家がたくさんいたではないですか!
しかも、黄金テンペラをしていて
嵯峨芸でも社会人向けのテンペラ教室が開催されていました。

白石孝子さんに散々、
「イコンの正統な画家は私よ」と言われましたが、
あんな指導方法では詐欺と言われても仕方ないだろうと思います。
いろんな絵があり、いろんな画家がいることを知らない指導者では
非常に偏りがあり、ある意味すごく危険です。
宗教画ならなおさらですから
宗教画の指導を求めるのなら
先生はよっぽど考えた方がいいです。
あれでは、正教会に入信する人は増えないとおもいました。
胡散臭いですもの。
あないな夫婦で意地悪な芸術家には初めて会いました。
非常に珍しい、と両親も言っていました。

日本画家の祖母が
「画家は絵だけ描いていればいい。
政治や宗教に口を出すな」と言っていました。
これは、鏑木清方の口ぐせでもあったそうですよ。

私は絵に純粋に向き合う先輩方や友人に再開でき
とても幸せを感じました。
少しずつ描いていこう。

友人の画家夫妻がイタリアへ行くので
ゼッキのメノウ棒とイタリア金箔を頼みました。


気に入ったクロネコのケーキ屋さん。
だけど、京都のお店ではなくて
大阪のお店でした。




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花時計