昨晩、2月24日金曜日18時から、
2月25日土曜日のRSKの昼のニュースでウポポイが紹介されましたが、
公益財団法人アイヌ民族文化財団が主催の
「アイヌ文学と舞踏の一夜 イノミ inomi」
を鑑賞してきました。
北海道の白老にあるウポポイ、
国立アイヌ民族博物館に行きたくてたまらなかったのですが、
今年から、この公演が始まり、
アイヌの踊りを披露される方々は、
実際にウポポイで踊られている方々なので、近くに来たら行きたいなぁと思っていましたが、
なんと、我が岡山市に来たのです。
抽選に早速申し込みまして当選し、
娘夫婦と私とで行かせていただきました。
公演中は撮影も携帯を使うのも禁止ですが、撮影が許された会場風景をパチリ。
公演中はジャマー始動です。
シンフォニーホールのロビーの展示です。
アイヌ文化を知る、触れる特設ブースで、アイヌ民族衣装を撮影。
衣装に触らせていただいたり、着て撮影もできました。
アイヌ文様の刺繍が細かく美しいです。
私はキルトをしていましたから、まつり縫いや刺繍の仕方はわかりますが、なんと目の細かなこと。
素晴らしいです。
入場者には、ウポポイPRキャラクター、トゥレッポんの
ボールペンやバインダー、マスクケースをいただきました。
かわいいんです。ありがとうございました。
トゥレッポんについてはウポポイのホームページをご覧になってください。
女の子だそうですよ。
ホール1階で、ほっかいどう物産展もあり、北海道西胆振地区(白老・登別・洞爺湖エリア)のグルメや特産品も販売されました。
私は、カムイや先祖のための贈り物として作られていた、ひえと米麹のお酒カムイトノトを買いました。
さっぱりしたどぶろくのようなお酒です。
とてもおいしいですが、カムイのためのお酒を今の私がいただけるなんて、うれしいですね。
基調講演は漫画ゴールデンカムイを監修された中川裕先生がされて、
全く知らなかったアイヌの神謡から一部を紹介してくださいました。
口承文芸として、神謡から節回しをアイヌ民族文化財団の川上さやかさんが謡ってくださり、
私がほとんど聞いたことのない音階、舞踏では鳥の声を真似た声には、驚き聞き入りました。
イノミの舞踏公演はもちろん素晴らしいもので、
踊りと歌声を聞いていたら、
まるで、居心地のいい別世界へ引き込まれて行くようでした。
本当に素晴らしかったです。
立派な舞踏だなぁと感激しました。
娘夫婦も、軽い気持ちで来たものの、帰る時には大感動でした。
鑑賞できて、幸せでしたね。
次はぜひ、白老のウポポイへ伺いたいです。
ニュースでウポポイへ67回も通っている少年を知りました。
彼は、学芸員資格を取って、ウポポイで働きたいと言われていましたね。
ご両親は和人でアイヌとは関係なかった少年だそうです。
ウポポイが開設されて、次世代にアイヌの伝統が伝わるのは素晴らしいと思っています。
2月25日土曜日のRSKの昼のニュースでウポポイが紹介されましたが、
カムイを「人間以外の生き物」というようなことを言っていましたが、
24日のウポポイの中川裕先生のお話では、カムイは和人が考える神様というものではなく、
動物や杵や臼にもカムイがあるとアイヌの方々は考えているそうです。
中川先生はカムイを神様というより、アイヌの方々のまわりの環境ではないか、と言われていました。
人間とカムイの共生=人間と環境の共生 とも言われました。
ですから、RSKニュースの生き物がカムイだという表現は間違いです。
RSKの記者の人はきちんと取材してくださいましたか?
それには異議があります。
生き物でなくても、カムイなんです。
火のカムイは女性で、お婆さんなんだそうですよ。
アイヌ女性たちは火のカムイには女性でも、お祈りができるそうです。
カムイの中でも最強の火のカムイは女性なので、
アイヌ男性より強いのは女性だそうです。😊
KBS瀬戸内海放送はカムイを正しく伝えてくれています。