聖ニコラウス

家で介護をしながらの制作は
いいところがたくさんあります。

集中する時間をとるのは考えないといけませんが

普段の制作準備をしていくには
私も介護の合間を見て寝たり起きたり描いたり
金を得る仕事をしたりしています。

「年寄りばかり看ていたらもったいないわよ」と言われるのですが、

とんでもない！

中年になって怪しげな人間と知り合って
殺される事件も多いのですから

残された人生
よけいなまわり道はしたくありません。

生んでくれた親を看ずして
どうして幸せになれる？

しなければならないことがあるということは
素晴らしく幸せなことです。

お手本にしているノヴゴロドの真っ赤な聖ニコラウス。

とっても優しいけど、とっても厳しいサンタさんのモデルです。

聖ニコラウスは海を鎮める聖人でもありますから
被災地の方々を護って欲しいと願って描きます。

 

 

板

こちらは15センチくらいのトールペイント用の板です。

壁や柱にちょっとかけたり、
持ち歩くことも可能です。

携帯用イコンは、これより小さい…名刺サイズぐらいだとさらにいいのですが

今度は私が描きにくくなります。

アラバ～の私は眼が老眼になりつつありますから
小さいミニチェアイコンは描けません。

15センチくらいまでです。

重さもそれぞれ違います。

いろいろと描いて、試しているところです。

トールペイントの世界のみなさんにはアドバイスをもらって、助けてもらっています。

被災地へ贈ろうと思って描いている「ひとりプロジェクト」なのですが、
かえって私の勉強になっております。

神様の領域

チョココロネと言いながら

「神の領域」なんて話を書くのは

「神様、申し訳ございません†」なんですが

びっくりしたニュースが・・・


「母の子宮を娘に移植」


これには、絶句しました。


私の古びた子宮を娘に移植だなんて

とても考えられません！

そこまでして子どもが欲しいか！？


今、話題のダウン症の血液検査にしても

自分の都合なのではないのか？

こんなことをしていては、必ず無理が現れてきます。

私は恐ろしく感じられます。

人工受精の子どもを知っていますが、身体が弱い。
子どもが苦労しています。

自然じゃないのはみんなわかっている。

うちの息子も耳の障がいがありますが

それは「自然だった」と思って育てました。
私は息子にも言い聞かせました。

酷ではありましたが、言えるのは生んだ母の私しかいません。

「あなたの耳は一生そのままだ。
それを持って生まれたのだから、それを持って生きなさい」と
小学校低学年だった息子に言いました。

人間は自分にないものやできないことを「欲しい、したい」と望む。

その欲望が現在を作っているわけですが

もう充分です。

生きているだけで充分ではないか？

それ以上は「強欲」としか思えない私です。

人間は人間でいるべきです。

決して神様と同列にはなりません。

「人間の分際を知れ」と言いたいニュースでした。

チョココロネ

チョココロネはどうなったかというと

写真のように・・・

おいしそうだな～と思いながら描いています。

下地をしっかり描いておくと
あとから楽なんです。

女性たちのお化粧といっしょです。

ビッカリ光っているのは純金箔だからです。

(^w^)


ラフマニノフの映画を観ました。

ラフマニノフもノヴゴロドあたりの出身です。

大学時代、仏画の模写をするときも
ラフマニノフを聞いていました。

ノヴゴロド派の土臭いイコンが好きです。

「確実さ」が感じられます。

今日は

ちょびっとがんばってみました。

サンタさんもなかなかいいぢゃん！

背景を決めかねています。

海を鎮める聖人なので、波がざっぷんでもいいかもしれない。


3つのイコンもがんばってます。

これから、各々方～ と描きこみたいと思います。