比企の丘

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秋の巾着田で・・・新ドレミファ橋を見た

2010-12-01 | 冠水橋・潜り橋・渡し場
11月28日、巾着田の中をブラリ歩き。日曜日ですが人影はわずか。バーベキューの家族が数組・・・散歩する人が数人、ハイキングの人が数組。高麗川の河原(低水敷)に中を歩いていたら見慣れない冠水橋がありました。ヒガンバナの咲くころに合わせて造った流れ板橋のようです。橋の上からの上流の風景です。

きれいな景色です・・・人工物がないからです。左は武蔵台地の水食崖(バケ)。

もとはドレミファ橋という石橋があったところです。
左が新しい流れ板橋、右がむかしのドレミファ橋(飛び石橋とも)。

むかしのドレミファ橋・・・写真右で見るようにコンクリートの円柱を飛び石のように並べ、それを鍵盤に見立ててドレミファ橋といったようです。水位が上がると水面下に潜るので潜り橋、沈下橋ともいわれます。奈良の明日香に万葉にも歌われた飛鳥川石橋が、京都の賀茂川と高野川の合流点に飛び石橋あるそうです。調べてみたらこの近くの飯能市の入間川の吾妻峡に飛び石橋(跳ね石橋)がありました。新ドレミファ橋・・・ドレミファ橋という標識がありましたが名前にはマッチしないですね。コンクリートの円柱を並べたのは同じですがその上にスパーンごとに短い板を渡して板の片側と円柱とをワイヤーロープで繋いであります。水位が上がると板が浮き上がり流れには乗るがワイヤートープで繫がっているので流れないという仕組み。水位が下がると板を人力で元に戻します。むかしからある流れ橋の原理です。違うかな?固定してあるのかもしれない。都幾川のほうにはいくつか流れ橋がありますがもっと原始的で単純です。メンテナンスのことが気になります。飛び石橋は台石が壊れないかぎりメンテナンス不要でしょう。流れ橋は木の板とワイヤーロープ、連結部分の鉄材がどのくらい耐久力があるのでしょうね。少なくとも飛び石によけいなものがついてるわけですから、その部分だけよけいにお金もかかっていますし、その部分が消耗します渡るとき幼い子どもや老人が危ないって・・・どちらも同じようなものです。むかしのドレミファ橋とか全国の沈下橋、冠水橋でどのくらいそのために事故があったのでしょうか。ヨソモノですから、いいとか悪いとかいえません。面白いものを見ました。むかしといまを比較して・・・う~ん・・・むかしのドレミファ橋の写真を見ると何となノスタルジックで・・・ネットではむかしのドレミファ橋を懐旧する声が多いです。
《参考》左が飛鳥川の石橋、右が京都の飛び石橋。


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