Toshiが行く

日記や趣味、エッセイなどで描く日々

霊気とオゾンと

2020年05月06日 19時27分02秒 | 日記

5月6日 水曜日 朝のうちは薄曇り、午後は快晴。
本来なら緊急事態宣言もこの日で終わるはずだったが、今月末までの延長。
例年だと、ゴールデンウイークも終わり、「さあ明日からひと頑張りするぞ」と
気合いを入れ直すところだが、今年は気合いを入れるのに例年の倍以上の力が必要だ。
予想されていたことであるが、やはり溜息交じりの日々となる。
                                                                       
    福岡県田川郡添田町と大分県中津市山国町にまたがる英彦山。
    出羽の羽黒山、熊野の大峰山と並び日本三大修験道の霊場として
    多くの人の信仰を集めてきた標高1199㍍の山であり、
    また登山愛好家にも人気のある山だ。
    本格的な登山なんてしたこともないし、
    資料をみるとものすごくきつそうだから、
    登ってみようという気はさらさらない。

実はここには、英彦山神宮がある。
コロナ退治の神頼みをしようというのではないが、
少しばかりの霊気と自然のオゾンを浴びたくなった。
ナビに入力すると、自宅から約72㌔、一般道を走って所要時間は2時間弱だった。
飯塚市を抜けて添田町へ。次第に自然の中に入っていく。道を覆う木々の緑が美しい。
3年前の九州北部豪雨で大きな被害を受けた東峰村は、
まだところどころに水害の傷跡を残しているし、
本来なら陶器市で賑わうはずの小石原もコロナの影響で
ほとんどの陶器店が休業しており、街全体が閑散としている。
                               
          高柱神社社殿
    そんな中をいくつものカーブを、くねくねと進み、
    やがて英彦山神宮入り口付近にやってきた。
    だが、すぐには行かない。まずは英彦山神宮入り口前を通り過ぎ、
    さらにカーブ道を走って高柱神社へ。
    この神社は、人々の病苦を救い、農業や牛馬、家内安全の神
    として崇められている神社だ。
    樹齢850~900年とされる御神木・天狗杉がそびえ立っている。
                                                                                           御神木・天狗杉
さあ、Uターンして英彦山神宮へ行こう。
入り口付近の駐車場に止め、国指定の重要文化財となっている
高さ約7㍍の青銅製の銅鳥居をくぐり参道の石段を登っていくと、
これも国指定重要文化財に指定されている奉幣殿にたどり着く。
両手に杖を持ち石段をえっちらおっちら、まさにたどり着くである。
この奉幣殿は、かつての英彦山霊仙寺大講堂で、
英彦山修験道の中心的な建造物だったものである。
実は、銅鳥居近くから奉幣殿までスロープカーがあるのだが、
この日はコロナの影響で休業しており、またシャクナゲが見事な花園も休園中で、
いささか残念だった。
 
銅鳥居と奉幣殿                    
       往復4時間の小旅行──霊気とオゾンをいただいてきた。
                                    

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