The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

アルバの白トリュフと66’モルゴン

2006-11-30 21:20:01 | ワイン
昨晩、2回目のチャーリーズ・バー・ファイン・ワイン・サロンが開催されました。
急の御誘いで、キエフ・オペラの『トゥーランドット』を観劇し、
それからの参加でありました。

メインは90’リッシュブール モンジャール・ミュニレから59’グラン・エシェゾー メゾン・ルロアの流れ・・・

これに関しては、面白い共通性を見出せましたので、
後ほどのコメントを乞うご期待!

さて、この会の最初で最後のブラインドが凄かった!
誰もが、古酒ピノと間違ったこのワイン・・・
むしろその日の85’ボーヌ プルミエ ペルチュイソット ルロアよりもピノらしい!
静謐な味わいで、フィネスを持っている、
複雑で、妖しげな香気を湛えた、信じ難いガメイ!!

それは1966年物のモルゴン!
造り手は、かつてはラ・ターシェの持ち主で有名!
今は新しい当主がル・ロマネを生産する・・・
メゾン・リジェ・ベレールであります。

香りで目の前がくらくらする、なんとも想像を掻き立ててしまう・・・
ムンムンむらむらのアルバ産の白トリュフ(S藤さん持参)をふんだんに使った、
オムレツと一緒に楽しみました。

豪勢なワイン・サロンではありました。
タクチャネンコ氏に大感謝!

やはり日本は変?

2006-11-27 23:26:44 | ジャーニー
日曜日は秋葉原にある物を買いに出かけました。
とにかく久しぶりです!

まして、駅前に『YドバSカメラ』のとてつもないビルが聳え立ってからは初めて、
もちろん、秋葉系の巣窟と化してからは、なるべく近づかない様に・・・
まあ、これは冗談ですが(笑)

さて電車の中も秋葉原に近づくにつれ、何となくそれらしき人々がちらほら・・・
ヘアースタイル、顔つき、着ている物、所作などなどがどこか変!
何処がどうなんだ?と言われればなんとも返答に困りますが・・・

駅前には早速、フィギュアを真似たイカレタ女の子に、秋葉系が群がるという構図!
テレビでは良く目にしていましたが、ライヴで目の前で見ますと、
その異様さにただただビックリであります。

やはり日本は変でしょうか?
それともわたしが変?

それにしても、昨晩のアンリ・ジロー・・・
前のブログではさっとだけ触れましたが、実は本当に見事でした!
NVのフランソワ・エマール・アイ・グラン・クリュでしたが、
中味はクリュッグのグラン・キュベに匹敵と言っても、過言ではないでしょう!!
このクラスで、これだけのバランス・・・
まずそうはないでしょう!

もしあればデすが、買い置くべきシャンパーニュの一つでしょう!

盛岡に帰り、現実に戻って、さあ仕事、仕事!
タマにはワインを飲みながらですがね・・・

ではまた・・・

追伸:12月2日のプティ・モンドはイタリアン・スペシャル・ナイトの第2弾!
   『ピエモンテの暑い夜』なんちゃって・・・新旧バローロの豪華ラインナップ!
   気になる御仁は連絡待ってます!

西麻布で御鍋?

2006-11-27 00:06:32 | ワイン
7時36分東京着の「はやて」を降り、中央線で新宿まで、
そして環状線で渋谷まで・・渋谷の雑踏を避け、西麻布へ向かい、
ホブソンの裏手の『ぐうや』で肴と御鍋でまずは腹ごしらえ。

戻り鰹、帆立の御造り、みずなのサラダ、蛍烏賊、
すき焼き風肉豆腐、そして最後に豚肉のとろろ鍋・・・

さて、ワインはどうする・・・
店の向かいは、もちろんあの懐かしのワインの殿堂!
『Tバキ』であります。

Iの頭線の終電は12時18分!一時間は飲めるでしょうか?
でも、わたくし飲むに決まってます。

ヌッフ卒業生のK村さんの誘導で奥の席へ・・・久しぶりですの挨拶もそこそこに、
白檀と黒系カラントの薫香漂う、ノーブルで、スタイリッシュなピノ・ノワールが登場!
これが実に美味しかった。
オフ・ヴィンテージのパリゾ?と思いきや、なんと・・・

1998 Morey Saint Denis 1er Cru Cuvee Jean Paul Ⅱ Edoward Brizeck

久しぶりのブリチェックの見事な質感に暫し感心です!

その時、なんとTバキ氏登場!!
その勇姿は、何年ぶりでしょう・・・
懐かしさもほどほどに、
〆にアンリ・ジローのNVシャンパーニュを頂き、時間となりました。

急ぎ足の西麻布ではありました。
Tバキの皆さんに大感謝!

純粋な足?

2006-11-23 12:31:45 | ワイン
ちょっと前の話題になりますが、103回の『オテル・ド・ヤマダ』に針金職人氏が持参したACブルゴーニュの話・・・それは見事なものでした!

2004 Bourgogne Rouge Franc des Pied Phlippe Charlopin

フラン・ド・ピエとは『純粋な足』という意味との事・・・
すなわち、純粋フランス産の台木で接木された、極めて珍しいブルゴーニュ・ピノ・ノワールであります。
造り手はかのアンリ・ジャイエの後継者のフィリップ・シャルロパン・パリゾ!
シルクの様に滑らかな、ニュアンスのある、滋味の多いピノ・ノワールの生産者として名を馳せた人・・・

さてそのワイン、木箱からうやうやしく取り出しまして、
大ぶりのヴィノムに注ぎます。
あまやかなフランボア-ズや熟したプラムの濃厚なアローマに、
土の風味やミネラルのアクセント!
わずかに麝香や皮のアニマル系の香気も見え隠れします。
底味の利いた、酸味の美しい流麗なフルーツ!
味わいは心温まる、究極の面接触、スムーズです。
これは本当にACブルでしょうか?

確かにコストも目を見張るもの!
同じヴィンテージ、同じ造り手のシャルム・シャンベルタンの上を行きます!

わたしはそれでも納得致しました。
針金氏に大感謝!!

あと数日で師走です・・・

2006-11-22 06:00:50 | ライフ
降りそうで降ってこない雪・・・
降雨の日と寒い日が一致しないからでしょうか?
やはり例年より、暖かいですよね。

さてヌーヴォーの喧騒も一段落といった所、
年末に向けて解決しなければならない案件を頭で整理しております。

先日ある患者さんが今月一杯でタイへ向けて出発するという事になりました。
その方は30代半ばで独身女性、
何よりビックリしたのは、今後の定期検診のハガキの話をした所、
そこからヴェトナム、オーストラリア、ニュージーランドと周り、
半年以上は帰国しないと言う事・・・
寒い冬は日本を避けて、暖かい所で暮らしたいとの事であります。

たしかにそうですよね・・・
誰だって暖かな所に住みたいもん!
冷えたシャンパンかなんかを飲みながら、海辺でうたた寝・・・
理想ですよね!

それにしても、今は無理・・・
ぶら下がっている物が多すぎます。
週末は東京一人行脚、二十歳を向かえる86’娘と久しぶりやの御対面!

さあ今日も、邪念を振り払って、山岸⇒都南を往復します!
雪よ、あと一週間もってちょうだい・・・