ワインのエティケットを見ても、ワイン名を聞かされても、イタリアワインと間違えるだろう!
とは言っても、さすがにイタリアで『ヤマソーヴィニヨン』は栽培されてはいないだろうから、そのうちニッポンワインだと気づくだろうが・・・
このワイン、山梨県は牧丘町にある標高800mあまりの南向き斜面に、自然農法で自社葡萄園100%の葡萄を完熟させ、その葡萄を無補糖、無添加で醸造し造られたものとのこと。
2013年より『東夢ワイナリー』にその葡萄を持ち込み、その設備にて醸造をしているとのことだ。
ともすれば『ヤマソーヴィニヨン』という品種は、過度に濃厚になりがちではあるが、『フェリチッシモ』はミディアムな味わいで、実に優しく穏やかなフルーツ!
加えて、タンニン、更には酸味の下支えも中庸に抑えて、キモチのよい飲み口だ。
香りは僅かに白檀を感じ、ブルーベリーやカシスの黒系のアロマよろしく、ミネラルも縁取られている。
もちろん、今飲んで実に旨いが、半分残した3日後は、更にバランスよく飲めたので、数年の待ちは面白いチャレンジとなるだろう!
ここの醸造人の経歴はサダカではないが、相当なセンスの持ち主と感じるのはワタクシだけではないだろう。
次の機会も、追い求めてみましょう・・・