The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

渋ニ通りの『琉球チャイニーズ』

2011-10-31 07:37:02 | ワイン
とにもかくにも食欲旺盛な同伴者ゆえ『食べる』に軸足を置き、
夜の食事どころを探したわけなんですね・・・

もちろんワインも出る、しかも料理も美味い!
で、選んだのが今話題の『渋ニ通り』の『琉球チャイニーズ』の『T』でありました。

何で『琉球』に『チャイニーズ』かと言いますと、オーナーT氏のルーツが沖縄で、
料理のスタイルが中国料理という、まあ読んで字のごとくなのですが、
『琉球麻婆豆腐』に代表されるコラボ料理は、中々のお味・・・

アピタイトも満たしてくれるし、酒も進む!

加えて、東京の中心にいながら、どこかアウェイに来ているオフ感覚がありまして、
酒の回りも穏やかで、スムーズなわけです!

登場した料理の数々は以下の通り↓
『豆腐よう』やら『嶋ラッキョ』などの曲者お供も含めて怒涛の品数!




ワインは意外に端っこのラインで酔いながら飽きさせない三所攻めのサービス!

全スタッフが微笑み返しで、コチラも気がつけば恵比須顔なんですね!

スパ~~と御代を払って、今日も満足!
アレヨアレヨデ、あっという間の渋谷二丁目の夜でした♪

ただ今、東京⇒勝沼⇒山梨行脚から帰ってまいりました!

2011-10-30 22:57:16 | ジャーニー
お~~寒い!
やはり盛岡は寒い、この時期恒例の『葡萄郷』行脚からただ今帰還!

詳細は後ほど・・・

ということで、一風呂浴びて、ビールを飲んで、軽い食事をして、
PCの前に戻ってきました。

さ~~てどこからお話したらいいものか、迷う所ですが、
土曜日の午前中に東京に着きまして、一仕事してからのお話と行きましょうか・・・

ジャスト7時に渋谷に集合の一斉メールを送っていたのですが、
ワタクシいつものように、ビミョウに早く到着したわけです。

じゃあって事で、道玄坂を登った寸止めのところ、まあ東急本店のことですが、
ソコのワイン売り場のグラス売りコーナーで景気づけの一杯!

おや、ヴァレンティーニだ!

と、08’チェラスオーロがあるのを見つけ、即座にソレを頼んだんですね♪

並み居るロゼ軍団(その日は図らずもロゼ特集でした!)を尻目に、
一人気を吐くヴァレンティーニでして、これが硬いと言われればソウとも受け止められますが、
ワタクシにとってはこの辺がイイ具合だったわけです!

で、ソレはいつでもソウなのですが、グラス一杯の世界はママあることですが、
じゃあ食事と一緒ならどうなのよ?と問われれば、当然のことながら美味しいはず!

独り飲みでも、そんなこと考えながら空いた時間を埋めたんですね・・・

そろそろイイ時間だ!となり外に出ましたら、もうスッカリ夜の渋谷!
109ビルのネオンサインも煌々と光を放ち、当方のアピタイトも限界に達したところ・・・

くだんの場所で、落ち合いまして、今話題の『渋ニ通り』へと向かいました。

続きはまた明日!では・・・

日本料理と日本酒、もしくはワイン・・・

2011-10-29 04:32:33 | ライフ
最近はどんな場所でもワインが登場し、寿司や日本料理にも合うものとして、
日本産の在来品種による、例えば『甲州種』のワインなどが取り上げられるようになりました。

自分としても、和食の席にソコソコのワインがあれば、なによりでして、
ソコまで気がきいた和食店があればね・・・と言うのが偽らざる心境です!

世の中こうゆう状況になりますと、その日本料理のほうからも、
ワインに合う方向へにじり寄る現象といいますか、
つまり板前さんの方から味的にワインとの相性を意識している、
そんな事態もまま見る事があるわけです。

ついせんだって、あの『隠れ家』に再訪いたしました!
今度は飛込みではなく、シッカリと予約を取って、
料理は前回と同じような流れで頼みます、と注文をつけたうえで・・・

そこでまず登場したのが、『茶碗蒸し』♪もちろん松茸も入っております!
前回は『土瓶蒸し』でカラダを暖めましたが、今回は熱々の『茶碗蒸し』!
程なく外歩きで冷え切ったカラダは温まりました!

そしてここで出てきたのが、『先付け五品』!
内容はどこから見てもコテコテの日本料理でして、
『イクラと山芋、柚子を添えて』『螺貝』『雲丹ボンボリ』
『北海道産のシシャモ、鯖ぶし風味の蕗』『このこ(なまこの卵)』の流れ・・・

問題はこの時です!

いつものように、ワインなど・・・
そんな気持ちは、これっぽっちも起こらなかった!これっぽっちも・・・
こんだけコテコテの日本料理であれば、日本酒だけ・・・
日本酒しか合いません!

こんなにまでの『日本酒アピタイト』は久しぶり!
要は徹底した日本料理との出会いの機会が少なくなったということでしょう!

ワタクシは何時ものような、ワインを並べての『ネオジャパネスク』も良しとしますが、
こうゆう古典的な日本料理と日本酒の妙味にも悦びを感じる今日この頃です!

そんな年齢になったのでしょうか・・・
ともかく『このこ』と『ぬる燗』の取り合わせ、ええわ!

2009 ブルゴーニュ ピノ・ノワール キュベ・ド・ノブレ・スーシェ  ドニ・モルテ

2011-10-28 07:27:08 | ワイン
久しぶりの家飲みワインです。

『ドニ・モルテ』の『ACブルピノ』なのですが、
ワタクシここのドメーヌにACがあるとは知りませんでした!

これが出来たのは、何時のころでしょうか?
『アルノー・モルテ』に代替わりしてからだとは思いますが・・・

さて、業界から漏れ聞く噂どおり、『ドニ・モルテ』の息子も相当な腕前のようです。

赤のラインナップでは最下位のこのACですら、見事な代物!
おそらく好き嫌いもあるのでしょうが、この一つのスタイルはこのドメーヌだけのもの!

なぜかといえば、最初に立ち上がる特徴的な香りの色気、さらには飲み口の滑らかさは、
ソウ簡単には真似できるものじゃないからです!

この日のACも、のっけからローストの利いたスパイシーなトップがあって、
艶めかしい香気が続き、小気味良いダークなアロマが立ち昇ります。

味わいはエキスタップリのヴィラージュのクラスを飛び越える勢いです!

熟成感をも漂わせては、翌日には果実が締まってなお魅力的になる・・・
いろんな意味で楽しませてくれるACと言えるでしょう!

2009 山ぶどうワイン 限定醸造 クラシック くずまきワイン

2011-10-27 04:50:04 | ワイン
これはある意味快挙といっても良いのでしょう。
このワインが今月号の『食楽』の表紙を飾りました!

ワタクシ居ても立ってもいられず早速、営業部長H君に手配をしてもらい、
いつもの和食行脚にこのくだんのワインを同道させたわけです。

『くずまきワイン』には『山ぶどう』という自生品種にこだわりがあって、
難しいこの品種をどのようにして飲める代物にするか?
と日々血のにじむような努力を重ねているようです!

その難しさは、強烈な野趣と、強いタンニンとりんご酸系の酸味(他のワイン品種の4倍とのこと)
そしてややべジタル系に傾く香味などですが、主要銘柄『ナドーレ』などのように、
個々の個性を総体的にまとめの方向性で、飲み安く仕上げ、
当社の人気商品になっているようです。

その日は、いつものように『菊の酢の物』『たらきくポン酢』『お造り』をビールで頂き、
その後に『温野菜』『若鶏のロースト、辛味麹味噌』などでそのワインを登場させました。


とにかく色合いの凄さは半端じゃなく、濃密なヴァイオレットは向うを透かすことが出来ません!
トップの香りにはベジタルな要素は見つけられず、僅かなミネラルとスグリのアロマが支配しております。

その強烈さは果実の味わいで、これは正に健康飲料!
酸味、タンニン、エキスの全ての要素の濃縮ぶりに、アルコールの要素がある意味雲隠れ。

これはネガティヴに捉えているのではなく、この強烈さはどこのワインにもないインパクトなんですね!
あの『山葡萄』の小さな実を、集めに集めてここまで仕上げた事を思いますと、
『限定醸造』の心意気が確かに伝わって来るようです。

問題はやはりリンゴ酸系の酸味の強さでして、どのような料理に合わせるか?
とイロイロ試してはみたのですが、本日の料理の流れでは中々難しかったんですね・・・

おそらく、フルーツソースを添えた肉料理などが合うと思われます。

そんな事を考えながら、最後にデザートの『クレーム・ド・ブリュレ』を舐めていましたら、
舌先に残った僅かな『山ぶどうワイン』の余韻とプティ・マリアージュするのを発見してビックリ!

さすればこのワイン!食中酒をあまり意識せずに、メイン料理が終わった後に、
〆のお酒としてわいわいがやがや飲み交わせばイイ!

そしてデザートでもオーケーとなるのでしょう!

とにかく、これだけ明日の元気をみなぎらせるワイン!早々無いでしょう!