The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

年忘れワイン三昧、まずはニッポンワインから・・・

2014-12-31 12:31:17 | ワイン
晦日です、子供4人が帰ってきました。
あとはお嫁ちゃんだけですが、本日合流いたします。

昨晩は『想いZけ』さんで、絶品『あんこう鍋』に舌鼓♪
5本のニッポンワインとの取り合わせで楽しみました。

で、お料理はこの流れ↓











ニッポンワインはオヨヨの年末ヴァージョンでお見事の一言!

『2014 デラブラン サンスフル ヒトミワイナリー』

『2012 シャルドネ ファンキー・シャトー』

『ナゾのワイン Y ヒトミワイナリー』

『2012 ノラポン・ルージュ 農楽蔵』

『2010 ヨイチ・ノボリ パストゥーグラン タカヒコ・ソガ』



いずれ違わぬ見事なお味、個別のコメントは後ほどユックリいたします。
ここから始まる、年忘れワイン三昧!

さてさて次はどっちだ?

年越しワインに、さて何を開けるのか?

2014-12-30 14:39:04 | ワイン
今年も長女、長男、次女、次男が年末に大挙してやってくる。
大晦日には長男の嫁さんも参加とのことで、飲める大人が総勢7人の大宴会になる予定だ!

いつものことではあるけれど、年越し料理に御節と、
準備に余念のないK子さんには、感謝しても感謝しきれないというわけだ!

で当方、食材の買出しアッシー君をしながら、オツムの中では既に大晦日の年越しワインの選択に余念がない(汗)

やはり前段はニッポンワインでポンポン行くけれど、最後の〆はさすがに熟成ボルドー、
もしくはブルゴーニュのグラン・クリュと行きたいものだ!

ここでヴィンテージは決めた!
12月生まれの長男と次女のヴィンテージ、1983年と1986年にしよう!

そこで『1986 シャンベルタン ドメーヌ・デュ・クロ・フランタン』
『1983 シャトー・ディッサン』をセラーから引っ張り出して、液体の状態をチェック中!



液面よーしで、大晦日はこれを開ける!

ディッサンは83’で太鼓判押せるけど、シャンベルタン86’はビミョーかな?

ハラハラドキドキでも、これも一興!
いずれ熟成ワインを開けるのは楽しい行事♪

まずはお正月に報告いたします、ではでは・・・


最後の忘年会で『シャブリ レ・クロ』が踊った!

2014-12-28 22:56:43 | ワイン
表題がシュールだけに、中味がありきたりでゴメン!

超和食の忘年会で、持ち込んだワインが『シャブリ』なので、イマサラな感じムンムンなのですが、そのイマサラながらも、本当に上手いこと行ったので、そのマリアージュを躍動感で表したかったというわけだ!



忘年会は『おまかせ料理 伯』さんで行われ、絶品の料理の流れはこの通り↓

前菜 蛸沖漬 伯玉子 金柑いくら フランス鴨ワイン蒸し 粒貝酒汐煮



割鮮 天然鯛 湯葉 妻いろいろ



煮物 海老芋揚げ出し 五色あん すり柚子



焼物 鰆 ポン酢焼き 昆布旨煮 



温物 牡蠣と豆腐 柚子味噌蒸し 針葱



まずはビールで前菜を楽しみ、続いて出したワインが『2009 シャブリ レ・クロ フェブレイ』なのだ!
おそらくフェブレイでも、メゾン物だと思うけど、ワインとしての格は『レ・クロ』が体現してくれた。

ミネラリーな締まりはそのままに、濃密さとエキスから来る甘みと余韻がスバラシイ!
このワインの凝縮感は日本酒のような麹っぽさを演出し、それが特にも『海老芋の揚げ出し』との見事な相性を見せてくれた!

和食にシャブリ、ありきたりな法則が、イマサラですがヨカッタというお話!
いかがでしたでしょうか?

2006 ラ・カステッラーダ リボッラ・ジャッラ DOC コッリオ

2014-12-27 13:22:04 | ワイン
2つの大きなワイン会に挟まれて、ウッカ大事なワインを報告し忘れていた!

フリウリでは忘れてはならない造り手、『ラディコン』でも『グラヴネル』でもなく、
『ラ・カステラーダ』なんですね・・・

一つ前の『ドゥエ・マーニ』さん行脚で、『白子のソテー、菜種油とシェリー酒のソース』にあわせて登場させた。



品種は、ここの地場の『リボッラ・ジャッラ』♪
これが実にイイ、何と言ったらいいのでしょうか、ワタクスの肌にあっている(笑)

まずはこの輝きのある山吹色が目に留まる!



そして、黄桃、オレンジのピール、レンゲの蜂蜜に乾燥したハーブがくる。
グラスを傾けて、一口舐めてみると、ゆったりとした果実の味わいがまずあって、
後から土地の個性を抽出したかのような、濃密なエキスが舌を絡めとる。

これは魔力だ!
『ラディコン』とも『グラヴネル』とも違うのは、味わいの繊細さ、
表情の微妙さ、そしてシュールなタンニンに裏打ちされた、そこはかとないダンディズムなのだ・・・

説明するまでもなく『白子のソテー』には劇的な相性を見せてくれた。

白を飲んで、赤を欲する、ある種の物足りなさはこのワインにはない!
そんなダイナミズムを感じるこのワイン。

追い求めるべきでしょう!

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2007年物ですが、ココが最安値↓

2009 ボーヌ クロ・デュ・ドュスー・デ・マルコネ ポール・ペルノ

2014-12-25 22:50:04 | ワイン
セラーの端っこにこのワインが置いてあった。
良く見ると『ポール・ペルノ』なんですね・・・

その昔、絶品のフォラティエールを相当飲んだピリニー・モンラッシェの造り手であります。
ここの白に関して言えば、イイ思いはすれども、残念な思いは稀有なんですわ♪



さて、白で評価されている造り手で、これは赤!
イイ思いでもあるが、ソウでないのもある。

ですから、ある意味微妙な心持で、まずは啜ってみたわけだ!

濃密なクリムゾンからガーネットの色づきで、色合いはよ~し!
ミネラルが利いて、イキナリの果実のアロマ!
カラントにブラックベリーを楽しんで、少し待つ!これジョーシキ!
待てば海路の日和あり、てな調子で、後で立ち上がる焙煎やら、ボーヌらしい土っぽさも見つけられる。

味わいは、初め表情少なく、恐らくクローズしているのでしょう・・・
で、小一時間のメタモで開花し始めるんですわ♪

開いたら、ものゴッツイ、ブルゴーニュ好き向きのスタイルなんですね!

白の造り手だと甘く見ちゃダメだ!
開いてくると、相当なクラシック系だとすぐに認知する。

総体的なバランスは、好みの別れるところだけれど、
ブルゴーニュ魂の諸兄は、このワインを見逃すことはないと思う・・・