The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

壮年は荒野を駈ける?

2007-01-31 21:30:53 | ライフ
山岸から都南まで老朽化した『マJSタ』を走らせています。
かつて聞き込んだ70年代のロックを大音響で鳴らせば、
ある意味、愛車の中も「プティ・モンド」・・・
20数分の通勤ですが、僅かな小宇宙という感じでしょうか?

最近ジャッキー・リゴーのブルゴーニュのヴィンテージ案内書を立ち読みしました所、
ある事に気付きビックリしました!
なんと、1953年(マサーウォ生誕年)の赤って不出来なんだと・・・
てっきりビッグ・ヴィンテージだと思っていました。

53’と言えば、ルモアスネのヴォーヌ・ロマネやクロ・ド・ヴージョを思い出だしますが、須らく優雅で、伸びやかで、素晴らしい状態と記憶しています。

しかも、マイケル・ブロードベンドは☆四つ並べる高評価!

さてどっちを信じて良いのやら・・・
おそらくジャッキー・りゴーがKSつかまされたのに違いあるまい!
なんて、勝手な解釈をしております。

そとは雨ですよ・・・
何たる事です!今大寒をチョット過ぎたばかりの1月31日!!
春雨じゃあ、濡れて行こう、てなことにはならないですよね!

最近ちょっと、地軸が傾いてきたのでしょうか?

ちょっとやそっと出は驚きません!
壮年は今、荒野を駈けております!!

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さて、今日はお薦めのシャトーヌフ・デュ・パプ!
この地区でフィネスを感じることのできるのも、ここの物だけ・・・


日々ワインなわけですが・・・

2007-01-30 20:48:56 | ライフ
食事の時に、何がしかのアルコールがあってほしいわけでして・・・
軽くビールでも良いのです!

ビール500Ml一本で満足するのであれば、
飲まなきゃ良いとも思ったりする・・・

最近デイリーなワインに窮しております。
月に2回もワイン会をやれば、逆に迷うんですよね・・・
何を開ければ味わい、コスト共に満足できるのか?
そんな事がままあります。

特別な日に、美味しいシャンパーニュがあって欲しいし、
家族の聖誕祭にはヴィンテージ・ワインも開けたくなるでしょう!
いつも、良質なピノ・ノワールに囲まれていたいとも思っています・・・
ワイン飲みの欲望はつきません!

日々ワインなわけですが、
料理、飲む仲間、まわりの雰囲気、そしてその時の気分、昂揚感・・・
全て揃って美味しく飲めるわけだ!!

たまに、こんなデイリーはいかがでしょうか?


あれから一年たちました・・・

2007-01-29 22:49:54 | ワイン
正月をどう過ごしたかが、体調にはっきりとあらわれます。

わたくし、去年の今ごろから毎月定期検診に通っているわけです。
例の木曜行脚ですね・・・
実は、ある数値がわたくしにとっての体調のメルクマールなんですよ!

飲兵衛にとって、健康に正月越えする事は至難の技であります!
ところがどうでしょう・・・
その数値0.4ポイント下がっておりました。

みんなに誉められました♪♪
『先生、そんなに飲んでも大丈夫だったんだ~~!』
『俺だって、我慢するときゃ、我慢するんだよ!!』

さて、去年の今ごろドニ・モルテが急逝しましたね・・・
衝撃的な事件でした。
ストイックに夢を追い求める造り手ゆえの結末と直感的に想像していましたが、
実は別の所に引き金があったと、最近漏れ聞きました・・・

事実はどうあれ、好き嫌いはともかく、
ブルゴーニュの巨星が落ちてしまったのも事実・・・
彼のピノ・ノワールを飲みたくても飲めなくなる一抹の寂しさに襲われます。

Tの会でドニ・モルテの04’ジュブレイ・ラヴォー・サン・ジャックを頂きました。
このクリマはドニ・モルテのフラッグシップみたいなものですね!
もちろんシャンベルタンもありますが(そう言えばクロ・ヴージョもあるね~)、
これがちょうど良く、力も抜けて美味しく飲めます。

焦げた焙煎の香気も程よく、アニマルのニュアンスと、
熟したプラムをたっぷりと楽しめます。
抑制の効いたミディアムな酒質は、伸びやかで旨味も十分!
これは美味しい!!

一方ビッグヴィンテージのドニ・モルテが溶けて飲めるまで、
とにかく、体力勝負です・・・
皆さんせいぜいカラダ鍛えておきましょう!

では・・・

もちろん『酒のT澤』は売り切れです。
現時点での最安値04’ジュブレイはここ↓


ル・ドームを造ったあの醸造家

2007-01-28 23:29:30 | ワイン
マコTの主宰がボルドー狂で、ボルドーが出ないわけないですよね!
会の中盤に登場したサンテミリオン・グラン・クリュは見覚えのない代物・・・

白のエティケットに下段の黒帯、中央には何やら蛸やヒトデの図柄のロゴが、
全体的には品良くまとまっております。
図柄がなければ、どこかで見たような?

そうだル・ドーム!!

なんとこのワイン、シャトー・テシエやル・ドームを手がけた、
ジョナサン・マルチュスが造り上げた物!
なんと、04’がファースト・ヴィンテージであります。

このワインは

2004 Les Astries Saint-Emilion

データを見ますと、フォンロックとクロ・フルテの間のシングルヴィニャードとの事・・
そこの石灰岩質に育つ80年の古木・・・なるほど!
メルロー70%、カベルネ・フラン30%のセパージュ、
と言う事はル・ドームの裏返しになりますかね?

さて簡単に言えば、とにかく美味しかった!
甘い濃厚なベリーの風味とスパイス感!
明解で、リッチな味わいには心地よい酸味の下支えがあります。
シルクタッチの極上の舌触り、タンニンも極め細やか・・・
04’にしてすでにOK!!

最近のサンテミリオンは旨すぎです!

今買えるのはここだけ↓


そのうち、T商店でも出るでしょう!

残念ながら『レ・ザストリ』は期限指定でした・・・
今は買えません!
代わりと言っては何ですが、テシエも覗いてみて下さい。

何も知らずにコンタドール飲みました!

2007-01-28 13:05:59 | ワイン
先入感が全くない状態でワインを飲む・・・
これって極めて大事な経験でして、
20数年のワイン暦の中でもそんなにある事ではありません。

でも、あとでその正体を知って愕然とする・・・
そして、もう1度しっかりと飲みたくても、そこにはすでにワインはない!
今回はそんな経験をした訳です・・・

マコT会にて、素性のわからないリオハが出てきた訳ですが、
実際飲んでみて、テンプラニーニョのかなりのプレミアムとは分かりましたが、
驚かされたのは、これだけの濃厚さにきらりと光るエレガンスが垣間見られた事・・・
そして、その品格のある薫り高さでありました。

そのワインは

2003 Contador Rioja

リオハはカスティーリャ・イ・レオンのベンハミン・ロメオ作のスーパー・プレミアムワインでありました。
2000年が初ヴィンテージでいきなりPP98点を獲得!
その造りは10種類の地質で、15種類の方角を向いた、22の異なったブドウ畑で、
全てビオディナミで収穫されたブドウのみで醸造されるとの事・・・
セパージュはテンプラニーニョ94%、ガルナッチャ3%、グラシアーノ3%のデータであります。

ウニコでも、ペスケーラ・ハヌスでもない極上のスパニッシュワイン!
エレガンスとスパイシーさの中にデカダンスの妖しさと悪の華の咲くコンタドール・・・

まだこれから飲む機会、あるのでしょうか?
とにかく月光仮面T氏にサンキュウ!

提供は日本のプライス・リーダー!
盛岡の良心!!月光仮面こと『酒のT澤』です。


地ビールはやっぱりベアレン醸造所!
シマダーノ管理人が御待ちしております。↓